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ヨコハマ買い出し紀行は穏やかな世界。のんびり走ってみたい

この記事は約 7 分で読めます。

世界観がよく表れた表紙です。
管理人のヒキです。 
 
今日はヨコハマ買い出し紀行について 
お話をしたいと思います。 
 
ヨコハマ買い出し紀行
 
 
最初にことわっておきますが 
バイクがメインの内容ではありません。 
 
表紙の女性が主人公。 
 
同じく表紙にあるスクーターで 
出かけることがある。 
 
そんな程度の関わりです。 
 
 
それなのになぜそんなマンガを 
レビューするかと思いますよね。 
 
理由は簡単。 
 
 
ツーリングをしたいと思わせる世界が 
物語の中に広がっているからです。 
 
 
先ほど主人公の女性と書きましたが 
正確には違います。 
 
 
女性型のロボット。 
 
 
未来?のお話なんです。 
 
 
詳しいことは明かされませんが 
海面が上昇した世界。 
 
正確にはしている世界。 
 
現在進行形で 
海面上昇は続いています。 
 
温暖化の結果なのでしょうか? 
 
かつて街だったところが今は水面下。 
 
 
主人公は喫茶店を営業しています。 
 
店舗も兼ねる家は海のそば。 
 
土地が波に削られて 
崩れていったりしています。 
 
 
世界が終わりに近づいている。 
 
そんな悲観的に見える環境でも 
穏やかに時間は流れていきます。 
 
 
主人公はロボットと言っても 
見た目や仕草は普通の人間と同じ。 
 
泣き、笑い、眠り、食事だってします。 
 
 
まるで不老不死の人間。 
 
 
このことが世界観にも 
影響を与えているのかもしれません。 
 
 
10年以上続いていた連載。 
 
初期のころは子供。 
 
その後自立して結婚もする登場人物。 
 
 
初期のころからおじいちゃん。 
 
最終回では恐らく旅立っています。 
 
 
それでも主人公は変わらない。 
 
少なくとも外見は。 
 
 
想いを託され動き続ける。 
 
不老不死は昔からの憧れでもありますが 
悲しい運命のようにも感じます。 
 
身近な人は必ずいなくなってしまう。 
 
永遠に見送るだけ。 
 
沈んでいく世界とともに 
悲しい、寂しい雰囲気もあります。 
 
 
でも、主人公は毎日を楽しくおくる。 
 
そんな日常が描かれています。 
 
 
大きな事件も起きないし 
穏やかに過ぎていく日々。 
 
静かで幸せな日常の中に 
バイクが溶け込んでいます。 
 
 
管理する人がいなくなり 
荒れていく道路。 
 
海に侵食されて無くなっていく土地。 
 
主人公はスクーターに乗って 
軽快に移動していきます。 
 
時には買いだし。 
 
時にはツーリング。 
 
道が水没して 
無くなっていることもあります。 
 
不思議で幻想的な 
動物や植物も出てきます。 
 
 
こんな世界をツーリングしてみたい。 
 
 
そう思わせてくれる世界観です。 
 
 
バイク漫画だと期待すると 
がっかりするかもしれません。 
 
でも。 
 
ツーリング好きな人なら 
好きになれる気がします。 
 
 
「面白い」ではなく「好き」になれる。 
 
日常系のマンガですから 
面白いわけではありません。 
 
基本的に何も起きませんから。 
 
 
空気感、世界観を好きになれる。 
 
そんなマンガです。 
 
 
雨でツーリングを中止にした。 
 
そんなときにでも 
のんびりと読んで楽しんでみて下さい。 
 
ヨコハマ買い出し紀行