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管理人のヒキです。
今日は「野湯ガール」について
お話をしたいと思います。
⇒野湯ガール
最初に断っておくと
この漫画にバイクは出てきません。
でもツーリングの目的地が
温泉と言う人は多いと思います。
バイクの本ではなくて
ツーリングの目的地と言うことで
ご紹介したいと思います。
と言ってもこの漫画自体は
基本的に野湯の紹介。
内容をレビューするような
本ではありません。
僕の体験談も交えて
お伝えしていきますね。
野湯の定義は特にありませんが
自然のままの温泉と
言ったところでしょうか。
この本の言葉を借りれば
「大自然の中に人知れず湧き出している天然の温泉」です。
温泉がテーマですから
当然入浴シーンもあります。
主人公は女性。
そんな設定を聞くと
お色気描写もありそうですが。
ポロリはありません。
そういう表現が嫌いな人でも
安心して読めますよ。
真夏以外の季節は
体が冷えやすいのがバイク。
冷えた体を温泉で温めるなんて
気持ち良いですよね。
そんな温泉の中でも人工的に
整備されていないのが野湯。
源泉そのままだったり
川の水と混ざって適温になったり。
探してみると全国各地にあります。
自然の中で入る露天風呂。
気持ち良いですけどただの野外。
基本的に混浴ですから
女性だとためらうかもしれませんね。
浴場ではないので水着で大丈夫ですが
更衣室があるわけではないので。
観光地として有名になところだと
脱衣所くらいはあったりしますが。
そういうことを考えると野湯は
男性向けの趣味になるのかもしれません。
この本の主人公は女性で
水着も着用していませんが。
漫画なので他の人がいない状況が
多いですけどね。
漫画の中での話だから
人がいないと言うのもありますが
かなりの難所も紹介されています。
実際に行っても
ほとんど人には合わないのでは?
と思える場所です。
僕が知らないだけで
野湯、秘湯好きな人には
有名な場所なのかもしれませんが。
漫画の一話目。
読者を引きつけるために
インパクトが必要とは言え
ガスマスクを着用して入る温泉。
ちょっとした観光気分で
行くところではないですよね。
装備の話ついでに現実的なことも少し。
野湯は基本的に
簡単には行けない場所にあります。
だからこその秘湯。
人が簡単に行けるなら
温泉地になっているでしょう。
実際に川が温泉になっている
温泉地はいくつかあります。
浴場ではなく川ですから野湯の一つ。
それでも車などで簡単に行けるから
温泉街もできるわけです。
人が簡単に行けないから
観光地化されない野湯のまま。
それだけ険しい場所に
あると言うことです。
事前準備はしっかりしておきましょう。
人が簡単に行けない場所ですから
多いのは山の中。
山歩き、沢登りをする必要があります。
場所をしっかり調べて
安全にたどり着ける用意をする。
ツーリングで行くなら
ブーツ以外の履物が欲しいところです。
山歩きはまだしも
川の中を歩いたりするのは
ライディングブーツでは不向き。
川の中を歩く必要が無くても
滑って足が川の中に
落ちることはあります。
夏なら問題ないかもしれませんが。
それ以外の季節に
濡れた足でバイクに乗ったら
かなり冷えることになりますよ。
山歩きをするなら
水と簡単な食料くらいは必須。
重装備をする必要はありませんが
自然の中では何が起こるか分かりません。
万が一の事態に備えておきましょう。
個人的に携行食はカロリーメイトの
お世話になってます。
携行食とは違いますが
本の中にも食料のことは出てきます。
温泉を使った調理。
調理と言っても浸しておいたり
蒸したりするだけですが。
温泉卵は有名ですよね。
高温の調理に使えるような温度の
源泉が出ているのなら
温泉料理もやってみたいですよね。
あとはタオル。
体を拭くのはもちろんですが
ちょっとした救急用具代わりにも
なるかもしれません。
これくらいを最低限と考えて
後は必要に応じて調整です。
持ちすぎると重くなりますからね。
リュックやウエストバッグを使って
両手は空けておきましょう。
と語れるほど多くの
野湯には行っていませんが。
川湯などの温泉地を除けば
2か所しか行ったことがありません。
一つはメジャーな野湯の
北海道カムイワッカ。
観光バスが来るような
有名な場所とは言え
川の上流を目指す必要があります。
人が多いので秘湯と言う
雰囲気ではありませんが。
何かあったときに
人目があるのは安心です。
ケガをすることだってありますしね。
ちなみに僕ではありません。
現地で一緒になった人です。
後ろの滝を滑って
お尻をすりむいていました。
初めて行くなら他の人がいるほうが
色々な面で安心、安全だと思います。
最悪の場合消防などに連絡をして
助けを呼んでもらえますしね。
もう一つは今はなくなった野湯。
ダムの底に沈んだ温泉です。
温泉を目指す道中には
水位の目印らしきものもありました。
どこのダム湖も上から見ると
穏やかな水面です。
でもその下には必ず
水没した場所があるんですよね。
そう思うと色々考えさせられます。
ここも川沿い。
川の水と混ぜて適温にするのですが。
先人が適温になるような場所を
作ってくれていました。
ダムの底に沈む前に行っておこうと
目指した野湯でした。
野湯なので水着でも大丈夫。
画像は現在の妻です。
どちらも秘湯好きな人からすれば
簡単な部類でしょう。
とは言え日ごろ
バイク移動している身には
体力的な問題もあります。
僕にとってはこれくらいが
体力的に無理のない場所でした。
この漫画のように
雪山を登っていくなんて
いきなりやったら危険過ぎます。
無事に帰るまでがツーリング。
無理だと思ったら
引き返すことも重要ですよ。
⇒野湯ガール