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バイクのチョークの使い方は?仕組みを知れば応用もきく

この記事は約 13 分で読めます。

矢印があると分かりやすいです。
管理人のヒキです。 
 
今日はチョークの使い方について 
お話をしたいと思います。 
 
チョークを使うバイクは 
日本仕様の新車ならすでにありません。 
 
世界的に見ても排ガス規制で 
姿を消していっています。 
 
使い方を知らない人も 
増えてきていることでしょう。 
 
使い方は難しいのでしょうか? 

まず結論から言うと 
引いて戻すだけなので簡単です。

 
使い方だけならすぐに分かります。 
 
チョークを使う理由や 
オートチョークが壊れたときの 
対処法などもお伝えしていきますね。

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チョークの使い方は難しい?

チョークの使い方

チョクークの使い方は以下のとおりです。 
 
・チョークを引く 
 
・セルを回す 
 
・エンジンがかかったらチョークを戻す 
 
これだけです。 
 
とっても簡単ですよね。 
 
 
戻すタイミングですが 
基本的には早いほうが良いです。 
 
チョークを戻すと 
エンジンの回転数が下がります。 
 
アイドリングが安定するまでは 
アクセルで調整しましょう。 
 
 
アイドリングが安定するまでに 
乗車準備をしたいなら 
少しずつ戻す方法もあります。 
 
チョークをいきなり全部戻さないで 
エンストしない程度に戻していきます。 
 
荷物を積んだり 
ヘルメットをかぶったりしながら 
チョークの戻し量を調整しましょう。

チョークの仕組み

チョークの仕組みですが 
引くと燃料が濃くなります。 
 
燃料を多く使って 
燃えやすくする仕組みですね。 
 
 
燃料を多く使いますが 
燃費を気にしないなら 
そのままでも良いかと言えば。 
 
そのままだと 
やがてエンジンが止まります。 
 
燃えやすいガソリンですが 
多すぎるとエンジン内で燃えません。 
 
燃やすための火はプラグから出る火花。 
 
静電気のような小さな火花ですから 
火力が弱くて負けてしまいます。 
 
プラグがガソリンで濡れて 
火花が出なくなる。 
 
「プラグがかぶった」と 
言われる状態です。 
 
火花が飛ばなくて 
エンジンが止まるだけなので 
機械的には壊れませんが。 
 
理由が分からないと 
故障かと思ってしまいます。 
 
プラグがかぶっても乾かせば 
問題なく動くはずです。 
 
エンジンが始動したら 
チョークを戻すことを 
忘れないようにしましょう。

オートチョークの故障

オートチョークの故障は 
スクーターでよくある不調です。 
オートチョークは経年劣化で壊れやすい部品です。
 
キャブレターのスクーターは 
オートチョークが多いです。 
 
名前のとおり自動でチョークの 
操作をしてくれます。 
 
誰でも手軽に乗れるように 
作られているのがスクーター。 
 
便利な装置なのですが 
経年劣化で壊れることも多いです。 
 
 
スクーターのエンジンがかからない。 
 
原因の一つとして考えられるのが 
オートチョークの故障です。 
 
チョークを引かないで 
セルを回している状態。 
 
これだと簡単には始動しません。 
 
 
対処法としては 
チョークの役割を別の手段で補います。 
 
具体的には空気量の調節。 
 
ガソリンは空気と混ぜて 
エンジンに送られています。 
 
その空気を取り込むところが 
エアクリーナー部分。 
 
エアクリーナーの吸入口を手で塞いで 
空気の吸入量を減らします。 
エアクリーナーの吸入口を塞ぎます。
 
燃料を増やせないのなら空気を減らす。 
 
 
燃料と空気の比率で考えれば 
燃料が濃くなったのと同じ結果です。 
 
エンジンがかからない原因が 
オートチョークならこれで対応できます。 
 
 
オートチョークの故障として 
逆の場合もあります。 
 
常に燃料が濃い状態。 
 
この状態での故障なら 
エンジンの始動は出来ます。 
 
始動できてもアクセルを開けると 
エンストしたりして不調ですが。 
 
まともに走れないという意味では 
こちらの故障のほうがやっかいです。 
 
始動できない故障なら 
エンジンさえかかれば普通に乗れますよ。

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
チョークの使い方について 
お話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 

・チョークを引くと燃料が濃くなる 
 
・エンジンが始動したら戻す 
 
・オートチョークの故障も 
手動で対処できる。

 
キャブレターから 
インジェクションになって 
必要なくなった装置がチョーク。 
 
使ったことが無いという若い人も 
増えてきています。 
 
バイクや車もだけなら 
もはや必要ない装置ですが。 
 
排ガスや燃費などの規制が無い 
エンジンも存在しています。 
 
日常生活で使うことが無くても 
仕事などで使うことも 
あるかもしれません。 
 
チョークの役割、使い方を 
知識としてだけでも知っておけば 
役に立つことがあるかもしれませんよ。 
 
燃料を濃くして始動性を上げる。 
 
これだけのことですから 
難しくないですよね。 
 
エンジンが始動したら 
濃い燃料を元に戻すだけです。 
 
 
技術の進歩で消えていくもの。 
 
マッチ、缶切り、公衆電話・・・。 
 
そんな一つになるであろうキャブレター。 
 
キャブどころかエンジン、内燃機関さえ 
モーターに変わっていくのでしょう。 
 
完全に消えるまでの間は 
知識としてだけでも知っておきたいです。

管理人の体験談

最後に僕の経験をお話ししますね。 
 
今回はバイクネタではありません。 
 
チョークを使うのは 
バイクだけではありませんからね。 
 
職場には古い重機で 
チョークを使う乗り物があります。 
これがチョークで引っ張れます。
 
若い人が給油をしたいとのことで 
油種の確認に来ました。 
 
軽油とガソリンの2種類があるので。 
 
 
使用頻度の低い乗り物なので 
少ないけど燃料はあるはず。 
 
そう思ったので聞いてみると 
走っていてエンジンが止まったとのこと。 
 
一緒に行って確認することにしました。 
 
 
燃料ゲージを見ると 
確かに少ないのですが 
完全に空にはなっていません。 
 
走っていて止まったと言うので 
いくつか確認してみると。 
 
 
チョークを引いたままになっていました。 
 
 
燃料が濃すぎて失火したのでしょう。 
 
少しは乗っていたとのことなので 
エンジンは冷えていません。 
 
チョークを戻してセルを回したら 
無事にエンジンがかかりました。 
 
 
チョークなんて知らない世代。 
 
始動方法を教わって 
チョークを引くことは覚えていても 
戻すことは忘れてしまったのでしょう。 
 
チョークを引くとどうなるか。 
 
その仕組みまで理解していないと 
そんなものですよね。 
 
燃料を濃くする。 
 
その仕組みを教えても 
興味が無ければ理解できないでしょうし。 
 
 
今どきチョークを使う乗り物は 
特殊な例かもしれません。 
 
でも道具系だと 
まだまだ現役であります。 
 
エンジンを使った道具。 
 
職場にはブロアがありますし 
草刈り機などでもエンジン式は多いです。 
エンジン式のブロアです。
 
バッテリー式も増えてきましたが 
力や運転時間でエンジンに劣ります。 
 
 
道具系のエンジンはシンプルな作り。 
 
チョークを引いて 
始動用のヒモ(?)を引っぱり 
エンジンをかけます。 
赤丸がチョークです。
 
仕組みを知っていれば簡単ですが 
知らないと始動もできません。 
 
バイク以外でも使われているチョーク。 
 
使うことはないかもしれませんが 
覚えておくと役に立つかもしれませんよ。