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管理人のヒキです。
今日はバイクのチェーンの限界について
お話をしたいと思います。
バイクに乗っていると
いつの間にか伸びてくるチェーン。
伸びてたるんでいると危険ですから
張りを調整しますよね。
リアタイヤを後ろにずらせば
チェーンのたるみは少なくなります。
タイヤを後ろにずらせる限界まで
チェーンは使えるのでしょうか?
使用限界が来ます。
排気量が大きくなると
チェーンも大きく太くなります。
当然価格も高価に。
できるだけ長く使いたいですが
安全に使えることは大前提。
どこまで使えるかを
お伝えしていきますね。
チェーンの交換時期はいつ?
調整限界はどこ?
調整限界はどこなのでしょうか?
チェーンの張りを調整する
チェーンアジャスター。
方式により色々ありますが
数cmは後ろにずらせます。
それだけ使えれば
かなりの長期間使えそうですよね。
実際はその前に調整できなくなります。
チェーンの伸びは
一定ではありませんから。
チェーンの張りを調整したら
リアタイヤを回してみましょう。
新品でない限り張りが緩い場所や
逆にきつくなる場所があるはずです。
原因はチェーンの伸びの違い。
伸びている場所もあれば
あまり伸びていない場所もあります。
張りの調整をするときは
伸びていない場所を基準にします。
一番張りがきつくなるところ。
その場所でチェーン調整をします。
張りがきつすぎればチェーンが切れる
可能性もありますから。
調整してもリアタイヤを回せば
張りが緩い状態になりますよね。
一番緩いところが
調整の範囲を超えていたら交換時期です。
使い続けるのは危険ですから
使用を中止しましょう。
一般的には乗車状態で
1~3cmくらい。
もちろん車種によって違いはあります。
リアサスのストロークが大きいオフ車と
短かいスーパースポーツでは
スイングアームの動きも違いますから。
緩すぎると段差などで
チェーンが暴れた時に
外れてしまう可能性もありますよ。
チェーンが伸びる原因
金属製のチェーンが伸びる。
ゴムでもないのに
考えてみたら不思議ですよね。
原因はどこにあるのでしょうか?
もちろんゴムのように
素材が伸びるわけではありません。
可動部分が摩耗して
隙間が大きくなるからです。
摩耗ですから削れています。
削れますからチェーンが
薄く細くなっていくわけです。
当然強度も落ちますよね。
だから切れる可能性が出てきます。
出力の大きい大排気量車ほど
チェーンに負荷がかかります。
無理に使い続けるのは危険。
交換時期が来たら
無理をせず交換しましょう。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
チェーンの交換時期について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・伸びるのは金属の摩耗が原因。
・摩耗したら強度は落ちる。
エンジンの出力を
リアタイヤに伝えるのがチェーン。
大型バイクでフル加速!
そんなことをすれば
かなりの負荷がかかります。
原付だって数馬力。
馬一頭が引っ張ったとしても
かなりの力ですよね。
それを上回る負荷がかかります。
摩耗して伸びたチェーンを
無理して使い続けるのは
危険を伴います。
交換時期が来たら
早めに交換しましょう。
費用を抑えたいと思うかもしれませんが
事故になれば出費はさらに増えます。
安全第一でバイクを楽しみましょう。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
チェーンの調整を初めて自分でやった時。
戸惑ったことを覚えています。
調整したはずなのに
回転させたら又たるむ。
さらに張って回してみると
今度は張りすぎてパツパツ。
なんで??
と訳が分からなくなりました。
チェーンのコマのピッチは
全部同じだと思っていましたから。
コマによって摩耗が違う。
考えてみれば当たり前のことですが
そこまで考えが及びませんでした。
今と違ってインターネットで
簡単に調べられる時代でも
ありませんでしたからね。
人に聞くか本で調べるか。
僕の場合は良く分からなくても
とりあえずやってみる。
そんなことが多かったですが。
チェーンを張る仕組みも
見れば理解できました。
調整は簡単にできるように
作られていますからね。
何か間違っているかな?と
その日は少しだけ張って作業終了。
翌日に友人に聞いてみて
伸びが均等ではないからと理解しました。
結果として作業はあっていましたが
知識不足を痛感した出来事でした。
チェーンを張るなんて簡単な作業。
そんなふうに思っていましたから。
それからはメンテナンス系の本を
買ったりして
基本的な知識を身に着けていきました。
バイクを新車で買えば2~3年は
ほぼノーメンテでもなんとかなります。
でもそこから先はそうもいきません。
年数に応じて走行距離も
伸びていきますから
劣化が進行していきます。
出先でのトラブル。
そんなことも起こり始めますよ。
ロングツーリングに行かず
家の近所だけなら
バイクを押して帰る選択肢もありますが。
それも事故にならなければの話。
チェーンは切れても外れても
大事故につながる可能性が高いです。
外れたらスプロケに絡まって
後輪がロック。
チェーンが切れたら
どこかに飛ぶかもしれません。
車体にぶつかれば壊れるでしょうし
足にぶつかれば大ケガをするでしょう。
チェーンに限らず部品の交換時期や
最低限のメンテナンス方法は
覚えておきたいですね。