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管理人のヒキです。
今日は原付二種について
お話をしたいと思います。
維持費が安い経済的な乗り物として
人気が出ている原付二種。
バイク乗りならおなじみですよね?
・・・と言いたいところですが
実はそうでもありません。
一種と二種。
バイク乗りでも乗ったことがないと
違いを知らない人も多いです。
ましてや車しか乗らない人なら尚更。
そもそもそんな違いがあることすら
知らない人もいるでしょう。
原付二種とはどんな条件が
あるのでしょうか?
排気量が一種より大きいです。
そんな車輌の特徴以外にも
違いはあるのですけどね。
あくまで法律上の区分では
排気量、出力なだけです。
他にも税金や保険などの維持費や
制限速度の違いもあります。
原付一種と二種の違いを
順番にお伝えしていきますね。
原付二種とはどんな特徴がある?
排気量の違い
一種と二種の違いは排気量で決まります。
正確にはエンジン以外もあるので
出力での決まりもありますが。
今回は一般的な原付に限定して
排気量で話を進めていきます。
原付一種の排気量は50cc以下。
ナンバーの色は白です。
原付二種は50ccを超えて125cc以下。
排気量はこうなのですが
ナンバーの色が分かれています。
50cc超~90cc以下は黄色。
90cc超~125cc以下はピンク。
原付二種とは?と聞かれたら
排気量が一種とは違うと言うのが
答えになります。
税金は?
原付も毎年軽自動車税がかかります。
原付一種は年2000円。
ここは分かりやすいですね。
原付二種は排気量によって変わります。
ここで先ほどのナンバーの色が
関係してきます。
90cc以下の黄色ナンバーは年2000円。
125cc以下のピンクナンバーは年2400円。
年間400円ですから
たいした違いではありませんが。
それでも黄色ナンバーのほうが
税金は安いです。
維持費にちがいはある?
維持費も考えてみましょう。
維持費というとガソリン代などの
消耗品も含まれます。
そこは車輌による差があるので
自賠責と任意保険で考えてみます。
結論から言えば違いはありません。
必ず入らなければならない自賠責保険。
これは原付かそれ以上かの
二段階しかありません。
原付なら一種でも二種でも同じ。
さらに保険会社による差もありません。
自賠責は法律で決められた保険。
保険会社による違いはなく
契約年数での違いしかありません。
契約期間は1~5年。
長くなるほど割安になります。
例えば原付でこの記事を書いた時点の
保険料だとします。
1年契約を二回するよりも
5年契約をした方が安いです。
1年以上乗る気があるなら
5年契約のほうがお得。
それくらい極端な割引率です。
自賠責の維持費は一種でも二種でも
変わりません。
安くしたいなら長期契約をしましょう。
任意保険は保険会社による
違いがあります。
全てを調べてはいませんから
どこの会社も同じだとは言いきれません。
でも一種と二種での違いは
ほぼないと思われます。
理由はファミリーバイク特約。
原付特約とも言われる
自動車保険につける特約です。
この特約をつけておくと原付の事故に
自動車保険の補償が適用されます。
同居の家族の事故も含めて
何台の原付でも大丈夫。
こんな便利な特約があります。
極端な言い方ですが
一人で10台持っていても全部が補償対象。
複数台持ちには便利な特約です。
この特約に一種と二種の
区別はありません。
僕が知っている範囲の
保険会社だけですけどね。
先ほどもお伝えしたように
全ての保険会社は調べていません。
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一番大きな違い
税金や保険料などは
大きな違いはありませんでした。
一番大きな違いは
実際に運転するときでしょう。
・免許
・法定速度
・右折方法
・乗車定員
この四つが一種とは違う
二種の特徴です。
免許は小型以上の二輪免許が
必要になります。
自動車免許でも運転できる
原付一種と違い
専用の免許が必要になります。
原付一種は最高でも時速30km。
3車線以上あるときは
二段階右折が必要です。
乗車定員は一人。
二種になるとこれらの制限がなくなり
ほとんどの一般道で車と同じように
走ることができます。
ほとんどの一般道ならと書いたのは
高速道路は走行できないからです。
高速道路に準じるような
ごく一部の一般道も。
乗車定員は車輌によって違いますが。
シートやステップなどの
二人乗り用の装備がないバイクは
原二でも一人乗りです。
街中を普通に走れる。
一種とは違う二種最大のメリットです。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
原付二種とはどんな特徴があるかを
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・税金、保険はほとんど変わらない
・免許、最高速度、右折方法、
乗車定員が一種とは違う。
時速30km制限。
原付一種乗ってみると
これが最大のデメリットです。
流れに乗って走っているだけで
警察につかまる。
そんな理不尽な法律です。
法律制定時はともかく
現在の原一なら無理なく出る速度。
それを取り締まるのですから
乗るにはかなりの注意が必要です。
スピードメーターとにらめっこ。
冗談ではなくそれくらい頻繁に見ないと
制限速度を超えてしまいます。
その緊張感から解放されるのが原付二種。
日常の足として街乗りで使うなら
かなり便利な乗り物です。
維持費が安いのも魅力ですから
車とバイクの複数持ちをしたい人も
候補に挙がるでしょう。
高速道路さえ使わなければ
ツーリングにも使えますし。
原二は人気が出てきたので
メーカー各社も新型車を発売。
魅力的な新車が出るので人気が出る。
と好循環になっています。
大型バイクとは違い
軽量で使いきれるパワーも魅力。
大型も原付もそれぞれ別の
楽しさがあります。
機会があったら乗ってみると
その魅力に気づけますよ。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
今回の記事を書いたのは
職場の人に原二が欲しいからと
色々聞かれたからです。
人気で納車待ちの期間が長い
ハンターカブ125。
興味を持ったようなのですが・・・。
そもそも自動車免許しか
持っていませんでした。
コロナ禍でも外出したくて
ハンターカブでキャンプ。
そんなことに興味を持ったそうです。
原二の最大の弱点は
免許だと思っています。
元々二輪免許を持っていれば
気にならないことですが。
免許がないと購入には
なかなか踏み切れないでしょう。
職場の人も免許がないので
あきらめましたし。
社会人になってから
わざわざ免許を取りにいく。
これは本当に好きなことでないと
なかなか難しいでしょう。
小型二輪免許は手軽に取れるとは言え
マニュアルで3日、ATで2日かかります。
ちょっと興味を持った。
その程度だとめんどくさくて
行かないでしょうからね。
車輌も安い買物ではありません。
何十万もする物を買う以前に
お金と手間をかけて二輪免許を取得。
なかなかやりませんよね。
乗ってみると趣味にも実用にも使える
便利な乗り物なのですが。
自動車免許を取得すれば
原付二種まで乗れるようにする。
そんな法改正の話もでているようです。
実現するかどうかは分かりませんが。
実際にそうなったら
それはそれで危険な気もしますし。
難しい問題ですよね。
原付二種に乗る人が増えれば
より魅力的な車輌も発売されるでしょう。
市場が大きくなれば
メーカーも色々考えますからね。
そんな日が来るのを
楽しみに待っています。