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カブのイサキは飛行機マンガ?バイクとの共通点もある?

この記事は約 10 分で読めます。

読むと空も飛んでみたくなります。
管理人のヒキです。 
 
今日は「カブのイサキ」について 
お話をしたいと思います。 
 
カブのイサキ 
 
 
カブのイサキに 
バイクはあまり登場しません。 
 
同じ作者の「ヨコハマ買い出し紀行」と 
同じような扱いです。 
 
それよりは重要な扱いですが 
それについてはのちほど。 
 
ヨコハマ買い出し紀行については 
こちらの記事も参考にしてみてください。 

ヨコハマ買い出し紀行は穏やかな世界。のんびり走ってみたい
ヨコハマ買い出し紀行は穏やかな時が流れるSFです。未来の日本と思われる場所。世界が終末に向かっていく、静かでもの悲しい気配。そんな空気感のある日常生活が描かれています。バイク漫画とは言えませんが、ヨコハマ買い出し紀行はツーリング好きにおすすめです。

メインは飛行機。 
 
この飛行機が 
「パイパー・スーパーカブ」。 
 
僕は飛行機に詳しくないですが 
実在の飛行機のようです。 
 
そして主人公は「イサキ」。 
 
タイトルは乗り物と人の名前です。 
 
 
世界が10倍の大きさになり 
日常の足として飛行機が使われる。 
 
そんな設定です。 
 
 
バイクで片道100kmのツーリング。 
 
それが1000kmになったら 
さすがに遠いですよね。 
 
そんな世界だからこそ 
主人公はまだ見ぬ世界を目指します。 
 
 
横の広さだけでなく縦の高さも10倍。 
 
東京タワーが富士山並みの高さ。 
 
富士山山頂は生身の人だと 
行けない場所。 
 
10倍にするだけで世界は 
今と全く別になりますね。 
 
 
飛行機に慣れない主人公は 
最初は近場から飛んでいきます。 
 
少しずつ目的地が遠くなり 
泊まりがけになっていく。 
 
 
見てみたい。 
 
知りたい。 
 
 
好奇心に誘われて遠くに 
出かけるようになっていきます。 
 
乗り物が違うだけで 
ツーリングと同じですね。 
 
 
そんな流れでもっと遠くへ。 
 
 
物語の中でもふれられている 
北や西を目指していく。 
 
そう思っていたのですが・・・。 
 
 
なんとも言えない 
終わり方をしてしまいます。 
 
連載は月刊誌。 
 
僕は単行本でしか読んでいないので 
月刊誌での状況は知らないのですが。 
 
連載打ち切り。 
 
そんな感じの終わり方です。 
 
実際は違うのかもしれませんが。 
 
新しい飛行機も登場して 
行動範囲も広がりそうだったのに・・・。 
 
 
「ヨコハマ買い出し紀行」も 
そうでしたが 
すべての伏線は回収されません。 
 
世界には謎もありますから 
それは別にかまわないのですが。 
 
あまりにも急な終わり方。 
 
せめてあと2~3回使えば 
もっとまとまった気もするのですが。 
 
作者の意図。 
 
雑誌の都合。 
 
どちらともとれるので 
なんとも言えませんけど。 
 
 
主な登場人物は4人だけ。 
 
少人数なのですから 
もう少し丁寧な終わりかたに 
してほしかったです。 
 
そこだけが残念な感想を持ちました。 
 
世界観とかは好きなのですが。 
 
 
ここまでの紹介だと 
ただの飛行機マンガのようですね。 
 
 
でも「スーパーカブ」は 
バイク乗りにもおなじみの名前。 
 
 
そもそも僕は本屋でタイトルを見た時 
バイク漫画?と思って手に取りました。 
 
結果としては半分正解。 
 
活躍はしませんが重要な位置に 
「スーパーカブ」がでてきます。 
 
 
それ以外にスクーターも。 
 
僕に車種は分かりませんが 
こちらのほうが出番が多いくらい。 
 
飛行機は簡単に買えませんが 
原付なら買える。 
 
自分の「足」を手に入れた 
うれしさが伝わってきます。 
 
 
マンガを読むと飛行機も 
運転してみたくなりました。 
 
実際に飛行機が日常になったとしても 
バイクほど気軽には 
乗れないでけどしょうね。 
 
仮に機体がバイク程度で買えるとしても 
維持費はかかりそうです。 
 
 
単純に燃料代も高そうですし 
メンテナンス費用も必要でしょう。 
 
しっかり整備しておかなければ 
墜落なんてことになるわけで。 
 
事故の時の致死率は 
バイク以上に高そうです。 
 
 
恐怖心もどうなるか。 
 
バイクは怖ければゆっくり走れますが 
飛行機だとそうもいきません。 
 
飛ぶために必要な 
最低限のスピードがあります。 
 
怖いからと言って遅くしたら 
失速して墜落。 
 
自分で自由に操るためにも 
しっかり練習が必要ですね。 
 
 
恐怖心は乗っているだけでもあります。 
 
自分で操縦すると恐怖心は 
減るのか増えるのか。 
 
そのあたりも興味あります。 
 
 
僕はバイクの後ろに乗るのは 
今でも怖いです。 
 
曲がるときに傾きますからね。 
 
自分で運転するなら 
全く怖くないのですが。 
 
運転するのと乗るのでは 
感じ方は違います。 
 
 
飛行機も何度か乗ったことがありますが 
揺れる時や着陸の時は怖いです。 
 
バイクと同じように 
自分で運転するのなら 
怖くなくなるのかもしれませんね。 
 
 
ちょっと話が脱線しましたが 
バイク漫画ではなくても 
ツーリングが好きな人なら楽しめる。 
 
そんな世界観だと思います。 
 
 
物語の登場人物達は目的もなく 
飛行機を飛ばしたりします。 
 
ただ乗りたい。 
 
乗っていると楽しい。 
 
あの向こうのもっと向こうへ。 
 
空か陸かの違いはあっても 
バイクでもそう感じる。 
 
そういう人なら面白いと 
感じるのではないでしょうか? 
 
 
ただ字を追うだけだと 
あっという間に一冊終わる本。 
 
「間」や「空気感」を楽しみながら 
のんびり読むと 
好きになれると思いますよ。 
 
カブのイサキ