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管理人のヒキです。
今日は夏の暑さ対策について
お話をしたいと思います。
車と違ってバイクには
エアコンがついていません。
だから気温そのものを
下げることはできません。
「じゃあ対策はないの?」
と思われるかもしれませんね。
体感温度を下げて不快感を少なくすると
かなり改善できます。
どういうことなのか
順番に考えていきましょう。
最初にバイクの基本装備のこと。
後半にそれ以外について
お伝えしていきますね。
バイクでできる暑さ対策
バイクに乗るときの基本装備
まずは基本装備から。
先ほども書きましたが
気温を下げて汗をかかないような
快適な状態にはできません。
保冷剤を使う手段もありますが
それだと部分的で短時間です。
溶けたら終わりですし
結露で濡れる欠点もあります。
それを承知で使うぶんには
温度を下げる手段として
有効ですけどね。
汗で体温を下げる。
これがバイクの暑さ対策の基本です。
暑いと汗をかきますよね。
気化熱で体温を下げるために
人間が持っている機能です。
人間が持っている機能を
最大限に利用しましょう。
バイクは動けば風に当たります。
気化熱を利用しやすい環境では
あるんですよね。
汗を蒸発させるためには
通気を良くする必要があります。
汗をかいても蒸発しなければ
ムレて不快になるだけです。
通気を良くするのに有効なのが
メッシュ素材です。
最近はメッシュジャケットも
各社から発売されています。
メッシュと聞くと弱そうで
安全面が心配かもしれませんね。
でも、バイク用のジャケットですから
プロテクターも装備されています。
安全性と快適性を両立させるには
有効な手段だと思います。
ジャケットだけでなく
ズボンもメッシュの製品があります。
ツーリングパンツもそうですし
レザーパンツでもあります。
グローブやブーツもありますから
全身メッシュ装備も可能ですよ。
そこまでやれば走っている限り
暑さもかなり軽減されるでしょう。
信号待ちで止まれば
暑いのは仕方がないですけどね。
ヘルメットはどうする?
全身メッシュ装備と書きましたが
できない場所もありました。
ヘルメットです。
ここはさすがに無理ですね。
それでも涼しい製品を選ぶとすれば
エアーダクト付きの
ジェットヘルメットが有効です。
半キャップが涼しそうですが
実際はそうでもないんです。
頭の部分に通気性がないですから。
確かに顔は涼しいですが
頭がムレるんです。
頭部に空気を流せる
エアーダクト付きのジェットのほうが
快適に感じます。
ヘルメットについては
こちらの記事で詳しく書いています。
ヘルメットの中に入れて
頭部に空気が流れる
スキマを作る商品もあります。
使ったことがないので
効果は分かりませんが
狙いは良さそうな商品です。
日常品でできる暑さ対策
ここまではバイク用品のことについて
お伝えしてきました。
ヘルメット、ジャケット
グローブ、ブーツ。
これらの用品は
そんなに買い替えませんよね。
バイクに乗るときくらいしか
使わない物ですし。
今度は普段から使う
シャツと靴下についてです。
シャツ
最初はシャツから。
暑いときはTシャツで
バイクに乗っている人も見かけます。
安全面は別にしても
半袖Tシャツはやめたほうがいいです。
理由は長袖Tシャツのほうが
涼しいからです。
半袖だと直射日光が当たりますから。
砂漠に暮らすような人は
半袖になっていませんよね。
日差しをさえぎったほうが涼しいし
外気が体温より高い場合もあります。
日本でも35度以上の
猛暑日が増えてきました。
体温より高いなら
外気もさえぎったほうが
涼しいことになります。
バイクが動いているときは
外気が入ってきますけどね。
直射日光に当たると日焼けもしますし
体力も奪われます。
通勤、通学で短時間のるなら
半袖でも問題ないでしょう。
でも、ツーリングに行くなら
必ず長袖にしましょう。
靴下
次に靴下です。
足は体の中でも
汗をかきやすい場所です。
その汗を吸収するためにも
靴下は重要です。
速乾素材の商品も
多くなってきました。
そう言う素材選びも重要ですが
形状でも変ってきます。
5本指のソックスは
暑さ対策に有効です。
指の間の汗も
しっかり吸収してくれますから。
夏場はムレの対策になりますが
それだけではないんです。
冬場の防寒対策にも有効なんです。
冬に汗をかくと
体を冷やす原因にもなります。
5本指ソックスは
夏も冬も効果的なんですよ。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
夏の暑さ対策について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
汗を蒸発させる。
・そのためには
メッシュ素材が有効
・直射日光もさける
メッシュジャケットは
安全を優先したい人には必需品。
でも。
着ないほうが涼しいのは
間違いありません。
「プロテクターはいらない」
と言う人なら
長袖Tシャツが一番です。
日差しをさえぎり風も通す。
触ると冷たく感じる素材なら
暑さ対策には最適ですよ。
エアコンのように温度を下げる。
そんなことはできない以上
対策も限られます。
熱中症や脱水症状に注意して
バイクを楽しんで下さい。
管理人の経験談
最後に僕の経験をお話しします。
暑がりなので
冬より夏のほうが嫌いです。
そんな僕の究極の暑さ対策は
バイクに乗らないことです。
特に大型バイク。
フルカウルの大型は
夏に乗る乗り物ではないです。
足下から熱風が来ます。
放置すると動かなくなるので
月に一度くらいは動かしますが。
8月は本当にそんな感じです。
朝のうちに近所を少し走っておわり。
カウルのない小排気量の
オフ車はまだマシなんですけどね。
こちらの記事も参考にしてみてください。
あと空調服も持ってます。
夏場の整備用に買ったのですが
バイクにも乗ってみました。
見た目を気にしなければ
かなり効果的ですよ。
小さな扇風機を
身につけているようなものですから。
信号待ちでも
風が服の中をながれます。
「空調服」は商品名なので
正確には違う商品ですが。
ネットオークションなどで探すと
モバイルバッテリーが
使える商品があります。
冬の電熱ウェアと共用できますよ。
僕はやっていませんが
バイクのUSB電源につなげれば
時間を気にせず使えます。
使ったことはないですが
水を入れて気化熱を利用する
ベストも商品化されています。
最初にエアコンはないと書きましたが
着るタイプの水冷式エアコンと言う
商品ならすでにあるんです。
バイクは暑くて寒い乗り物。
どこまで対策をするかは
人それぞれです。
楽しく乗れるのが正解ですよ。