この記事は約 8 分で読めます。
管理人のヒキです。
今日はチェーンの交換方法について
お話をしたいと思います。
バイクのチェーンは2種類あります。
シールチェーンとノンシールチェーン。
今回は交換が簡単な
ノンシールチェーンの記事です。
シールチェーンは
グリスを封入するために
Oリングを使っています。
部品が増えるので
交換するにも一手間増えます。
専用工具も必要ですから
まずは簡単なノンシールチェーンから
記事にしていきます。
ノンシールチェーンの交換
交換手順
チェーン交換の手順を簡単に言えば
・古いチェーンを外す。
・新しいチェーンをつける。
・張りを調整する。
これだけです。
ノンシールチェーンは
難しい作業もありません。
唯一の注意点がクリップの向き。
進行方向が閉じている向きで
取り付けます。
画像はチェーンの下側。
右に向かって進み
リアのスプロケットで向きを変えて
左に向かいます。
右に向かって進むので
クリップは左側が開いています。
回転中に何かが接触したときに
取れることがない向きですね。
クリップが逆に付いていると
開いて取れてしまうかもしれません。
画像で言えば
クリップの右が開いていたとして。
右側に何かがぶつかれば
クリップは左に向かって
取れてしまいますよね。
これだけ薄いクリップですから
そんなにうまくぶつかるとは
思えませんが。
万が一のことも考えて
向きは正しく付けましょう。
クリップの外し方
クリップの外し方は
プライヤーやペンチなどを使うと簡単。
シャフトとクリップに工具を当てて
そのまま握ります。
これだけで右側に動いて
外れました。
取り付ける時も逆側で
同じ要領で握ります。
左に動いて取り付け完了です。
交換方法
クリップが外せたら後は簡単。
そのまま手前のプレートを外します。
後はシャフト部分を外すだけ。
片側だけ外して
新しいチェーンを繋いで回せば
スプロケにはめるのも簡単です。
プレートとクリップを取り付ければ
交換自体は完了。
チェーンの張りを調整すれば
作業終了です。
お疲れさまでした。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
ノンシールチェーンの交換について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・ペンチやプライヤーで外せる。
・新旧のチェーンを繋ぐと交換も楽。
交換の記事ですが
クリップ式の利点は簡単に外せること。
日常のメンテナンスでも
外したほうが簡単に
掃除や注油ができます。
灯油にドブ漬けなんてことができるのも
ノンシールチェーンならでは。
もちろん洗浄した後は
しっかり灯油を切ってくださいね。
ウエスの上でしばらく寝かせるか
コンプレッサーがあるなら
エアーで飛ばしてしまいましょう。
注油も外したままのほうが
やりやすいです。
やりやすいですが
取り付け時に手が汚れるのが難点。
交換の時のように新旧を繋いで
引っ張るだけなんてことができません。
手を使って前後のスプロケットに
かませる必要があります。
そんな作業をするときは
注油していないほうが汚れないです。
どちらが良いか色々試してみてください。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
ノンシールチェーンを使うのは
基本的に小排気量車。
僕の場合はチョイノリと
モンキー50がノンシールチェーン。
どちらもそんなに距離を乗りませんが。
それでも伸びるんですよね。
やはり寿命は
シールチェーンと全然違います。
とは言え交換は簡単。
チェーンの値段も
シールチェーンより安いですし。
ダメになったら交換すれば良いと
メンテナンスもサボりがちです。
しっかり掃除や注油をすれば
寿命も長くなりそうですが。
その手間暇をかけるより
交換してしまえばいいかと
考えてしまいます。
それくらい簡単に
交換できますからね。
基本的な性能はシールチェーンの方が上。
でも安さ、手軽さは十分なメリット。
それぞれのチェーンの良いところを
活かしていきたいですね。