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バイクのサイドスタンドは安定するか?センターとの比較

この記事は約 13 分で読めます。

サイドスタンドは倒れやすい?
管理人のヒキです。 
 
今日はバイクのサイドスタンドの 
安定性についてお話をしたいと思います。 
 
「センタースタンドの方が 
安定するの?」 
 
「サイドスタンドは一時的な駐車用?」 
 
「サイドスタンドは折れないの?」 
 
安定性については 
色々な疑問を見聞きします。 
 
「そもそもセンタースタンドなんて 
ついていない」 
 
と言う車種もありますから 
それも踏まえてお伝えしていきますね。 

まず結論から言うと 
サイドスタンドの方が安定します。

 
倒れることが心配なら 
基本的にはこちらをつかいましょう。 
 
 
とはいえ二つあるという事は 
それぞれ良いところがあるはず。 
 
両方のスタンドの長所と短所を 
順番にお伝えしていきます。

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バイクのスタンドの使い分け

安定するのはどっち?

まずは安定についてから。 
 
サイドでもセンターでも 
スタンドで接地する箇所は三箇所です。 
 
サイドはスタンドと前後のタイヤ。 
 
センターはスタンドの2点と 
フロントタイヤ。 
 
数だけなら一緒ですね。 
 
 
それなら接地面の形で考えてみましょう。 
三点ですからどちらも三角形です。 
 
三脚を思い浮かべてもらえば 
分かりやすいですが 
三点の間隔が広い方が安定しますよね。 
 
 
センタースタンドは 
接地する二点の距離が狭いです。 
 
その分不安定になります。 
 
 
リアタイヤが浮くのも 
衝撃を吸収できなくなるので 
大きなマイナス要素。 
 
地震や強風などで車体が揺れる。 
 
そんな時でも前後のタイヤが 
接地していれば 
サスペンションで衝撃を吸収できます。 
 
 
直立するのも安定には不利な要素です。 
 
重心が高くなってしまいます。 
 
サイドスタンドなら 
車体が傾いていますから 
重心も低くなります。 
 
直立状態を越えて反対側にいかなければ 
車体は倒れません。 

バイクは風で倒れるのか?

「重いバイクが風なんかで 
倒れないでしょ?」 
 
 
と思うかもしれませんが 
小型くらいまでのバイクは倒れるんです。 
 
さすがに大型バイクは 
倒れないと思いますが。 
 
想定外の地震や台風が来れば 
分かりませんよね。 
 
 
実際に風で倒れたバイクを 
見たことがありますし 
僕も経験があります。 
 
見たことがあるのはモンキーです。 
 
倒れる瞬間を見たわけではないので 
いたずらの可能性もあります。 
 
でも、ひとけのない場所で 
風の強い日でした。 
 
あの車重なら風で倒れても 
不思議ではないですよね。 
 
 
僕の場合もバイクとしては軽い方の 
原二スクーターです。 
 
屋根付きですが。 
 
 
屋根があると走っている時でも 
横風に弱いんです。 
 
これも倒れる瞬間を 
見たわけではありませんが。 
 
やはり強風の日に倒れていました。 

強風対策は?

何か対策をしないと又倒れてしまいます。 
 
そこでとった対策はふたつ。 
 
 
まず一つめ。 
 
純正ではサイドスタンドがない。 
 
そんな車種だったので 
その後に社外品を付けました。 
 
使い勝手は悪くないのですが 
安全装置がないのが欠点です。 
 
楽なので多用するようになったのですが 
上げ忘れもよくやりました。 
 
左に車体を傾けた時に 
ガリガリと音がして 
自動で跳ね上がるのですが・・・。 
 
 
今時のバイクで純正装備だったら 
安全装置が働いて 
エンジンが止まるんですけどね。 
 
 
もう一つとった対策は 
壁に平行に駐車することです。 
 
こちらの方が効果は大きいです。 
 
前後からの風は問題ないですし 
壁側からの横風も防げます。 
 
最悪、壁の反対側からの風で 
倒れるとしても 
壁に当たって止まります。 
 
地面に倒れるよりは 
ダメージが少ないですよね。 
 
今のところ壁側に 
倒れたことはないですけど。 
 
スタンドで安定させるよりも 
倒れる原因を除去したほうが確実です。
 
 
 
フェリーに乗せる時もサイドスタンドで 
ギアを入れますし 
車載する時もやはり同じです。 
 
この方法が一番安定するのでしょう。 

スタンドを使う時の注意点

注意点もいくつかあります。 
まずは地面の勾配です。 
 
バイクに対して下り坂。 
 
そんな状態でスタンドを使うと 
勝手に前進する可能性があります。 
 
そうなるとサイドスタンドが 
外れるかもしれません。 
 
下り坂に駐める時は 
ギアを入れておきましょう。 
 
 
スクーターはギアがないので 
センターにした方が無難だと思いますが。 
 
 
真夏のアスファルトも注意が必要です。 
 
炎天下でアスファルトが 
柔らかくなっていると 
スタンドがめり込むことがあります。 
 
これはサイド、センターどちらでも 
一緒ですから 
接地面を広くする対策をとって下さい。 
 
バイク用品店にプレートも売っています。
サイドスタンド用のプレート
 
サイドスタンド用プレート
 
 
空き缶を潰して下に置くのでも 
大丈夫ですよ。 

センタースタンドの使い方

安定について色々お伝えしてきました。 
 
ここまでの話だと 
センタースタンドのメリットが 
無いようにも思えます。 
 
でも、そんな事はありませんよ。 
 
 
リアタイヤが浮くということは 
安定以外のことでは十分なメリットです。
 
 
長期保管したい場合は特に重要です。 
 
「冬の間はバイクに乗らない」 
 
そう言う人もいますよね。 
そんな時はセンタースタンドで保管です。 
 
長期間バイクを動かさないと 
タイヤはゴムなので 
接地部分が潰れてしまいます。 
 
サスペンションも縮んだままですから 
良い状態ではありません。 
 
リアタイヤが浮いていれば 
タイヤは潰れませんし 
リアサスにも荷重はかかりません。 
 
車体にとっては優しい状態ですね。 
 
 
メンテナンスの時も 
直立状態にできるのは 
何かと便利です。 
 
傾いていると下になっているほうは 
見づらいです。 
 
作業をするにもやり辛いですし。 
 
エンジンオイルなどの 
液体を交換する作業でも重要です。 
 
液面を見る時の基準が直立状態です。 
 
車体が傾いていると 
量がおかしくなってしまいますよね。 
 
 
チェーンのメンテナンスをする時も 
リアタイヤが浮いていれば簡単です。 
 
その場でタイヤが回せるので 
チェーンも回せます。 
 
リアタイヤが浮いていなければ 
車体ごと動かすはめになりますよね。 
 
 
「サイドスタンドを支点にして 
リアタイヤを浮かせば良い」 
 
 
と言う人もいます。 
 
確かにそれでもリアタイヤを浮かせて 
空転させるくらいのことはできます。 
 
そのやり方を否定する気はありません。 
 
でも、僕は怖くてやりたくありません。 
 
サイドスタンドが折れたら・・・ 
と考えてしまうんです。 
 
そんな簡単に折れる物でもないですし 
折れたなんて話もほとんど聞きませんが。 
 
折れるとしてもフレームとの 
取り付け部分が錆びて 
そこが折れるみたいですし。 
 
強度的には問題ないと思いますので 
やる場合は自己責任でお願いします。 

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
それぞれのスタンドの 
使い分けを考えてきました。 
 
簡単にまとめると 

・サイドスタンドの方が安定する。 
 
・センタースタンドは長期保管や 
整備のときに活用する。 

どちらも長所があり短所があります。 
 
純正でついていなくても 
社外品で売っている車種も。 
 
自分の用途にはどちらが良いかを考えて 
上手に使い分けて下さいね。