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管理人のヒキです。
今日はスーパーカブについて
お話をしたいと思います。
⇒スーパーカブ
言わずとしれた世界的な名車。
と言ってもホンダのバイク
そのものではありません。
スーパーカブを題材にした
漫画のお話です。
今では定番?の女子高生もの。
現実では少ないですが
マンガの世界では増えている
女子高生ライダー。
アニメ化もされましたから
人気があるのでしょう。
原作は小説。
マンガ化されてアニメ化。
作品自体が順調に育っていますね。
高校へと続く坂道。
自転車で苦労して登っていると
横を駆け抜けていく原付。
この導入部分も定番?ですが
高校生だったらほしくなりますよね。
中古で安く手に入れた
訳アリのスーパーカブ。
初めてのバイクとともにおくる
生活を描きます。
今の自分を変えたい。
いくつになってもそんなことを
考えるときはありますよね。
簡単なところではダイエット。
今より体重を減らしたい。
そんなことだって
今の自分を変えたい思いです。
実際に始めるかどうかは別ですけどね。
最初の一歩は大変です。
人間の脳は現状維持を好むそうですから
変化したくないのでしょう。
主人公の女子高生は
その一歩を踏み出しました。
バイクに使うお金がない。
そもそも免許がない。
そんなところから動き出します。
乗り出したら予期せぬできごとも
当然起こってきます。
分かっていればトラブルとも言えない
小さなできごと。
夜のコンビニから帰ろうとしたら
エンジンがかからない。
歩いて帰るには遠すぎる家。
絶望感に襲われますよね。
でも乗ってこられたバイク。
経験者だったら慌てないかもしれません。
主人公も説明書を見て確認。
ガソリンがないことに気づきます。
リザーブに切り替えたら
無事にエンジン始動。
心底ホッとしますよね。
一度でも経験していれば
全くあわてることもないでしょう。
それでも初めての時は
不安でいっぱいでした。
そんな気持ちがよく表現されています。
だからこそバイク乗りなら共感できて
楽しめるでしょう。
レインコートがない時に雨に降られ
びっしょりになる。
ライダーなら誰もが通る道ですよね。
特別なことではないけれど
だからこそ共感できる。
そんなところが
人気の秘密かもしれません。
レインコート来て濡れなかったら
「ざまーみろ」と
雨雲に向かって叫ぶ主人公。
気持ちは分かりますが
まだ手足は濡れてるんじゃ?
なんて心配もしてしまいます。
そう、心配や不安、漠然とした恐怖。
そんな感情も物語全編から感じられます。
主人公の心情としての
孤独、不安だけでなく
親のような視点としての心配。
バイク乗りの経験があるからこそ
見ていて心配になるような
行動もたくさんあります。
一部で批判されていた二人乗りも
そんな行動の一つでしょう。
主人公のスーパーカブは原付一種。
・・・のはず。
いつのまにか
原二マークがついていますが。
普通自動二輪免許取得一年以内で
友人を乗せる場面があります。
もちろん違法です。
危ない行為です。
批判されても仕方がない
行為なのですが・・・。
そんな行動をするのも
「若さ」なのではないでしょうか?
大人から見たら不安になる行為。
それを外部から見ているので
親のような心情にもなるのでしょう。
最近はフィクションでさえも
違法行為を叩く人がいます。
実在の人物、団体等とは
関係がないと書いてあるのに。
昔のバイク漫画なんて
スピード違反は当たり前でした。
今の漫画でも暴行、傷害、殺人なんて
いくらでも描かれています。
でも、そこに現実の被害者はいません。
全て物語の中。
漫画の世界でくらい
女子校生が原付で二人乗りをしたって
良いと思っています。
表紙の絵を見るだけだと
おとなしい少女のイメージがあります。
実際は少し毒のある女子校生。
おとなしくはありますが
負けず嫌いで行動力もある。
そんな主人公です。
おとなしい女子校生が
法律を守ってバイクを楽しむ。
そんな漫画を読みたい人には
向いていないでしょう。
フィクションですが山梨県北杜市が舞台。
実在の場所を舞台にしているので
いわゆる「聖地巡礼」の
楽しみかたもできるようです。
ツーリングの目的地を探している人は
そんな楽しみ方もありますよ。
あくまで等身大のバイク乗り。
スーパーカブ乗りの友人ができて
必要な装備を買い足していく。
行動範囲も少しずつ広がり
お金のためにバイトも始める。
そんなありふれた日常を描いています。
特別なことは起きないけど共感できる。
そんな気持ちにさせてくれる
女子校生の物語。
「おうち時間」が増えているなら
気持ちだけでもバイクに乗れますよ。
⇒スーパーカブ