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管理人のヒキです。
今日はバイクのスクリーン磨きについて
お話をしたいと思います。
スクリーンについた傷。
視界にあると意外にやっかいです。
雨や夜だと光が乱反射。
対向車のライトなどが
光の線になって視界が悪くなります。
キレイに傷を消す方法は
ないのでしょうか?
磨けばキレイになります。
キレイになりますが
最終手段だと思って下さい。
かなりの根気が必用ですし
デメリットもあります。
まずは市販のケミカルを
試してみましょう。
⇒プラスチックポリッシュ
こういうケミカルで試してみて
それでも気になる傷がある。
そんなときの最終手段が磨き。
注意点として磨くことは
削ることだと言うこと。
極端な言い方ですが
間違いではありません。
コーティングがしてある場合
それも削ることになります。
大きな純正スクリーンは
紫外線対策のコーティングを
してある場合もあります。
それも削るのが磨きです。
視界をよくするかわりに
寿命が短くなるかもしれません。
そのデメリットを承知してから
作業を始めて下さいね。
スクリーンを磨いてみよう
必用な道具は?
作業に必用な物は
・ヤスリ
・コンパウンド
・やわらかい布
バイク用品店やカー用品店でも
当然売っています。
売っていますが量も多いです。
小さな傷を消す程度なら
プラモデル用もありますよ。
手で磨くならこれでも十分な量です。
作業手順は?
磨き作業ですることは簡単。
ヤスリで削って傷を消したら
さらに細かいヤスリで傷を消す。
これをくり返して
だんだん目立たなくしていくだけ。
目立たなくしていくだけなのですが
恐ろしく手間がかかります。
とにかくあせってはダメです。
実際にやってみましょう。
スクリーンについた傷。
ヤスリで優しく削ります。
耐水ペーパーと言って
濡らしてつかえる紙ヤスリ。
まずはこれを使います。
ヤスリで削って傷を消しましょう。
削れば傷は消えますが
今度はヤスリの傷がつきます。
それを消すためにさらに細かいヤスリへ。
ヤスリは番号が大きくなるほど
細かくなっています。
セットを買っておくと便利ですよ。
⇒耐水ペーパーセット
小さい番号の荒いヤスリから
大きな番号の細かいヤスリへ。
これをくり返して
傷を小さくしていきます。
この途中経過を見ると
心配になってきますよね。
ヤスリだけだとこのあたりが限界です。
ここから先はコンパウンド。
コンパウンドにも
細かさの違いがあります。
ヤスリほど明確ではありませんが。
同じメーカーなら
粗目とか細目とか書いてあります。
でもメーカーが違うと
比較が難しいです。
研磨剤の粒子の大きさが書いてあれば
それで比較できますけどね。
コンパウンドもヤスリと同じ。
だんだん細かくしていきます。
何度も磨いていくと・・・。
こうなります。
傷は消えて透明度も復活しました。
仕上げに傷を埋めるような
ケミカルも使っておきましょう。
そこまでやれば
実用上の問題はありませんよ。
注意点は?
作業上の注意。
文字にすると簡単なんですけど
ものすごく時間がかかってます。
先ほどのキズ消し作業。
ほんのちょっとの傷でしたよね。
たったこれだけの傷で数時間。
この時は手作業だったので
3時間くらいかかりました。
作業面積にもよりますが
できれば手作業はやめましょう。
電動工具を使わないと大変すぎて
心が折れるかもしれませんよ。
ポリッシャーがあれば良いですが
電動ドリルでも大丈夫。
先端をバフに変えれば
問題なく使えます。
傷一本を消す。
これだけでも手作業だと
かなりの労力が必用です。
スクリーン全体なら
手作業はやめたほうが良いです。
もちろん仕上がりの程度にもよりますが。
先ほどの磨いたスクリーン。
画像だとキレイに見えますが
あの段階ではまだ磨き傷があります。
あそこでやめるかどうかは
使い方によっても変わります。
フルカウルのバイクに
純正でついているスクリーン。
これは主に風よけで
視界には入ってきませんよね。
このタイプなら手作業でも
どうにかなるかもしれません。
もちろん疲れますが。
問題はスクリーン越しに前を見る
大型のスクリーン。
ジャイロキャノピーなどの
屋根付きバイク。
それ以外にもスーパーカブや
アメリカンなどにもありますよね。
そう言うスクリーンを磨く場合は
手磨きはやめましょう。
外観としては気にならない程度でも
磨き傷があると視界が悪くなります。
先ほど作業したスクリーンも
あの後電動工具で磨いています。
写真だと違いが分からないので
あそこまでしか載せていませんが。
コンパウンドも何種類も使っています。
そこまでやっても素人だと
磨き傷を完全に消すのは難しいです。
雨の夜でも問題ない仕上がりなので
実用上の問題はないですけどね。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
スクリーンを磨くことについて
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・コーティングを削るデメリットもある。
・手作業よりも電動工具の使用を推奨。
磨き作業は終わりが見えません。
どこかで妥協するかプロに任せるか。
行き着くところはここです。
プロに頼むと作業工賃は高いですが
自分でやってみるとよく分かります。
そんなに短時間でできないことが。
道具を買って時間をかけて。
それを趣味として楽しめるのなら
自分でやってみましょう。
磨けば磨くほどキレイになる。
そんな魅力もありますから
自分でやるのも楽しいですよ。
今回はスクリーンのお話でしたが
それ以外の場所も磨けます。
と言うか光沢部分は全部。
タンク、カウル、メッキパーツなど。
コンパウンドを使って磨くと
傷が消えて輝きます。
もちろんやり過ぎれば
塗装だって削ってしまいますから
注意は必用です。
長年バイクに乗っていて
何となくくたびれてきた。
そんな気がするなら軽く磨いてみると
ピカピカになりますよ。