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管理人のヒキです。
今日はバイク用のプロテクターについてお話をしたいと思います。
効果が本当にあるのか気になりませんか?
バイク用のジャケットを買う時に
安全装備で悩んでいる人もいるでしょう。
それも踏まえてお伝えしていきます。
まず結論から言うと効果はあります。
プロテクターを付けていて怪我が酷くなったなんて
聞いたことはありませんから。
体を守ることに関してだけ言えば
付けていて悪い事はありませんよ。
とは言えデメリットがあるのも確かです。
良い点、悪い点をそれぞれ考えていって
どうするかを決めましょう。
良い点はもちろん怪我に対する備えです。
最初にも書きましたが
付けていて怪我が酷くなるなんて事はないです。
とは言え過剰な期待もできません。
効果があるのか疑問な人がいるのも納得できます。
一般的にプロテクターの素材は樹脂製です。
強打すれば割れるかもしれませんし
固い物とこすれれば削れるでしょう。
でも、プロテクターがなかったら
それが自分の体に起きることなんです。
例えば肩。
軟質のパッドも含めれば
ジャケットに標準装備していることが多いです。
もし何もなかったとしたら
どうなるか考えてみます。
事故で転倒して肩を強打。
樹脂が割れるような衝撃を直接受ければ
肩の骨を骨折することでしょう。
そのままアスファルトの上を滑走していけば
皮膚まで削れることになると思います。
あまり想像したくないですね(^^;
樹脂製の頼りなさそうな物に見えても
効果はあるんです。
それがなかったら自分の体への傷が
もっと酷くなるんですよ。
極端なことを言えば布一枚でも
無いよりはあった方がマシなんです。
夏場にTシャツ一枚でバイクの整備をしていると
腕をどこかにぶつけただけで簡単に擦りむきます。
長袖シャツを一枚着ているだけでも
ちょっとした擦り傷はなくなるんですよ。
例として強打した時のこともあげましたが
実際の商品は別のことを想定しているそうです。
雑誌の特集でジャケットメーカーの人が答えていたのを
読んだことがあります。
それによると打撃の衝撃よりも
削れることに対する防御力。
そちらの効果の方が大きいそうですよ。
確かにバイクのスピードでぶつかる衝撃は
そんなに簡単に緩和できませんよね。
もちろんそれでも効果はありますけど。
試しにプロテクターを付けた状態で壁に打ち付けてみると
ほとんど痛くないですよ。
メリットがあればデメリットも。
悪い点を考えてみますね。
・価格が高くなる
・重くなる
・暑い
これくらいのことがすぐに思い浮かびました。
まずは価格。
ジャケットに標準装備でも、単品で買ったとしても
当然値段は高くなります。
「安全装備なんて必要ない」
と言う人にとっては標準装備のジャケットだと
無駄な出費になってしまいます。
重さも当然重くなります。
ジャケットで考えれば両肩、両肘、背中。
これだけ付けば重くなります。
特に冬用は元から重いのに更に重くなります。
僕が持っているのはコートタイプで
ジャケットより裾が長いですから余計に重いです。
上であげた箇所以外に
オプションで胸にも入れていますし。
デメリットで暑いと書きましたが
冬ならメリットにもなりますね。
胸のプロテクターは防寒対策にも有効ですよ。
体前面の一番風を受けるところですから
寒さを和らげてくれます。
そんな事もあって
オプションで買ってまで入れています。
デメリットに戻って暑いでしたね。
夏限定の話ですが、肌に直接触れるような場所だと
風を通さないので暑いです。
ヒザにプロテクターを入れられるジーパンを持っていますが
夏は暑くて外します(^^;
僕自身はその程度の使い方です。
メリット、デメリットを紹介してきました。
安全に対する考え方は人それぞれですから
自分で納得のいく方法を選んで下さいね。
参考までに僕の考え方や使い方を少し書いてみます。
不快なのを我慢してまでは使いませんが
無理なく使える範囲で使う。
こんなスタンスです。
無理なくというのは手間も含めています。
バイクに乗るたびにいちいち身につけるのは
さすがにめんどくさいです。
だからジャケットやジーパンに
装備できる物を買っています。
それならば普通に着替えるだけですからね。
そうやってできることなら常に身につけたいです。
バイクのスピードに対して効果なんて無い
という考え方もあります。
それでも怪我が少しでも軽くなるなら付けたいです。
健康な時は意識しませんが
五体満足な体はありがたいですよ。
僕は左手の人差し指を骨折して手術しました。
原因はバイクと全く関係ないですけど。
多少可動範囲が狭くなりましたが
それでも普段は全く後遺症を意識しません。
が、冬場は後遺症が出ます。
寒くなると痺れるんです。
冬にバイクに乗っていると健康でも指先が冷えて
感覚がなくなってきますよね。
日常生活で人差し指だけが
それに近い状態になるんです。
暖めれば戻るので
右手で握ったり擦ったりしています。
外見上は手術の痕もほとんど分かりません。
でも完全に元通りとはなりませんでした。
バイクのプロテクターの効果に
過剰な期待はできないかもしれません。
それでも怪我に対する備えにはなります。
楽しくバイクに乗り続けるためにも
できる範囲で体を守りましょう。
お世話にならないのが一番ですけどね。