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管理人のヒキです。
今日はカウルついた傷の
消し方についてお話したいと思います。
バイクは不安定な乗り物。
うっかり立ちゴケなんて
誰もが通る道です。
初めて買ったバイクを倒すと
傷が気になりますよね。
自分でキレイに直せないかと
考えることでしょう。
目立たなくすることはできます。
新車同様にキレイにするには
プロに頼むしかありません。
傷の深さにもよりますが。
さっそく作業方法を・・・
と言いたいところですが
今回の注意事項を。
あくまで初心者向け。
スプレーなどを使った
本格的な塗装はしないキズ消しです。
最初に断言しておきますが
塗装をしても失敗します。
失敗というのは
言い過ぎかもしれませんが・・・。
塗装したことが分からない仕上がり。
そんなレベルにはなりません。
理由は簡単。
塗装は経験が必要だからです。
何度も失敗しながら
少しずつ上達していきます。
今初めてキズの消し方を
検索しているのでしたら
塗装はやめておきましょう。
初めてでうまく塗れたとしても
おそらく目立たなくなる程度。
それならムダに時間とお金をかけずに
簡単な方法にしておきましょう。
少しずつお金を貯めて
バイクを倒さない自信もついた。
そうなったら部品交換するのが
一番キレイになる方法です。
厳しい言い方になりましたが
趣味として挑戦してみるのなら
全然問題ないんです。
安くキレイになおしたい。
こちらの考えの人が多いかと思って
塗装の現実をお伝えしました。
趣味で挑戦してみるのなら
勉強してからのほうが良いですよ。
⇒バイクの塗装
注意事項が長くなりましたが
これから実践です。
今回の作業は三つ。
・タッチアップ
・磨き
・隠す
なるべくお金をかけない方法を
選びました。
それでは順番にやっていきましょう。
カウルのキズを目立たなくしたい
タッチアップペンを使う
まずはタッチアップから。
深いキズを目立たなくするだけなら
一番簡単な方法です。
ホームセンターやカー用品店で
車用のタッチアップペンが売っています。
傷ついた部品と同系色の色を買ってきて
塗るだけです。
誰でも思いつくような方法ですね。
中に筆もついているので
簡単に塗れます。
これだけでも離れて見ると
意外に目立たなくなりますよ。
上の画像は一回塗っただけです。
まだまだ下地の黒が見えますし
キズの段差も目立ちます。
乾燥、重ね塗りをくり返せば
どちらもさらに目立たなくなりますよ。
車体の色が黒だったら
油性ペンでも効果あります。
もちろん近くで見れば分かりますが。
出先でもできる手軽さが
最大のメリットです。
磨いて目立たなくする
次は磨き。
浅い傷や塗装していないカウル。
こういうキズは
磨けば目立たなくなります。
特に無塗装の部品。
多少深くてもヤスリで削ってしまえば
かなりキレイにできますよ。
中古車に最初からついていたキズ。
フロントフェンダーですが
映りこみがヒドイので
黒のシートで囲っています。
ホコリもあって分かりづらいですが
丸で囲ったところを補修します。
浅い傷なので細かいヤスリを使用。
ヤスリは数字が大きくなるほど
目が細かくなります。
今回は2000番。
軽い力で少しずつ削ります。
キズが分からなくなるくらいまで
削りました。
この状態だと白くなって
余計に目立ちますね。
拡大すると傷だらけ。
でも大丈夫。
ここからはコンパウンドの出番です。
あまり明記されていませんが
コンパウンドにも番手があります。
同じメーカーなら
粗目、細目、仕上げなどと
番号以外で書いてあったりしますよ。
一種類でもイイですが
複数セットだとよりキレイにできます。
今回は3つ使って
順番に磨いたところ・・・
キズが目立たなくなりました。
あとはツヤを出すために
ワックスを掛ければ完成です。
静電気のせいでホコリはありますが
拡大してもキズは分かりません。
かくして目立たなくする
最後は隠す方法です。
一番簡単なのはステッカー。
キズの上に貼ってしまいましょう。
これならある意味で新品同様です。
場所は限定されますが
ステッカー以外のものも貼れます。
タンクパッドやニーグリップパッド。
ステッカーを貼りたくないという人は
こういう機能性部品もありますよ。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
カウルなどのキズを消す方法について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・キズを磨いて消す。
・ステッカーなどで隠す。
素人がキズをキレイに治すのは
正直言って難しいです。
今回の方法では
ヤスリで削ってから磨く。
この方法くらいしか
綺麗にはならないでしょう。
安くすませたいから自分で直す。
おそらく一番多い理由でしょう。
それなら安さを最優先。
仕上がりを求めるなら
プロに頼みましょう。
それが一番安くてキレイになる方法です。
プロに頼むまでのつなぎ。
そう割り切れば
キズの補修も気楽にできますよ。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
実際に自分でやってみると
技術料の意味が良く分かります。
仮に腕が同じだとしても
道具や環境も違いますし。
最初に塗装をしないと書いたのは
そう言う理由もあります。
塗装が乾く前にホコリがつくだけでも
キレイにするのは手間がかかりますよ。
プロと同じ道具や環境をそろえたら
部品交換の方が安いでしょう。
趣味以外でやる利点がありません。
「缶スプレーでキレイに塗れないの?」
と思われるかもしれません。
缶スプレーは難しいですよ。
空気圧や塗料の量の調整も
できませんし。
エアブラシやエアスプレーガンに
中身を移して使うほうが扱いやすいです。
かと言って一度しか使わないなら
買うのもムダでしょうし。
趣味として塗装もしてみたい。
そう言う人以外は
手をださない方が無難ですよ。
僕はプラモデルで
エアブラシを使っていました。
一度だけ実車にも使ってみましたが
やはり上手くいきません。
プラモデルと違って
対象が大きすぎました。
そう言うところも慣れなんでしょうね。
失敗も含めて塗装を楽しめそう。
そう思えるのでしたら
ぜひ挑戦してみて下さい。
塗装は塗装で面白いですよ。