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ヘルメットの寿命はどれくらい?判断するための二つの基準

この記事は約 15 分で読めます。

シールド内側の内装が劣化しやすいです。
管理人のヒキです。 
 
今日はヘルメットの寿命について 
お話をしたいと思います。 
 
バイクに乗るときは 
必ず必要になるヘルメット。 
 
好き嫌いの好みがあっても 
法律で決まっているので 
被らないわけにはいきません。 
 
夏でも冬でも使い続けるので 
ジャケットやグローブより 
使用頻度は高くなります。 
 
当然劣化も早くなりますが 
ヘルメットの寿命は 
どれくらいなのでしょうか? 

まず結論から言うとヘルメットの寿命は 
二つの考え方があります。

 
安全の寿命と素材の寿命。 
 
それぞれについて 
順番にお伝えしていきますね。

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ヘルメットの寿命はいつまで?

安全の寿命

安全の寿命とはヘルメットが 
本来の機能を発揮できる寿命のことです。 
 
分かりやすく言えば 
メーカーが推奨する交換頻度。 
 
メーカー推奨の寿命は 
「使用開始から3年」です。 
 
ヘルメット大手のアライ、SHOEIとも 
ホームページに記載しています。 
 
基本は3年ですがそれより短くても 
交換が必要な状態として 
 
 
・転倒などで強い衝撃を受けた 
 
・あごひもや内装がほつれてきている 
 
・内装や発泡スチロールが変形している 
 
 
このような状態が例示されています。 
あごひもは劣化しやすい場所です。
 
要は異常があるときですよね。 
 
 
誤解されがちなのが 
強い衝撃を受けたときと言う事例。 
 
シートの上に置いておいたのに 
うっかり落としたりすると 
心配になりませんか? 
 
これについてもアライのホームページに 
明記されています。 
 
以下は該当箇所の引用です。 
 
「オートバイのシートから、または手に持っていた程度の高さから不注意で落としたくらいでしたら、たとえ地面がコンクリートであっても大丈夫です。外観の塗装がはがれる程度なら、安全性能に問題はありません。ただし、走行中に転倒して衝撃を受けたり、故意に地面に叩き付けるなどして、シェルに傷を負うような衝撃を受けた場合には使用しないでください。」 
 
日常のうっかりミスくらいなら 
寿命に影響することは無いようです。 
 
とは言え雑に扱うのは問題です。 
 
自分を守ってくれる物ですから 
大切に扱いましょう。

SGマークの賠償期間

SGマークの賠償期間は購入後3年です。 
 
乗車用ヘルメットには 
通常SGマークが付いています。 
SGマーク
 
普段は気にしないかもしれませんが 
製品原因による事故を賠償する制度です。 
 
 
メーカーは「使用開始」。 
 
SGマークは「購入後」。 
 
 
どちらの場合も 
製造日からではありません。 
 
現実にあわせた対応を 
しているだけなのは分かりますが。 
 
極端な例ですが製造後10年経過した 
製品が売られていたら 
そこからさらに3年間の賠償期間です。 
 
もはやヘルメットの安全性の寿命とは 
関係ないですよね。 
 
そんな疑問もありますが。 
 
売り場で長期間売れ残った製品は 
売られないと言う前提なのでしょう。 
 
そこはお店の良心に 
期待するしかありません。 
 
安全性を気にする人は 
製造日も調べて購入しましょう。

素材の寿命

素材の寿命が来れば 
使い続けることはできなくなります。 
 
安全性を気にしない人でも 
ここが限界でしょう。 
 
ヘルメットには 
いくつもの素材が使われています。 
 
素材によって温度変化に弱かったり 
紫外線に弱かったり。 
 
劣化の進行具合が違います。 
 
 
・スポンジがボロボロになった。 
 
・接着が取れてしまった。 
 
・ゴムが伸びきった。 
 
 
こんな症状が出てきたら素材の寿命です。 
 
使い続けても長くは持ちませんので 
買い換えを検討しましょう。

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
ヘルメットの寿命について 
お話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 

・安全に使える寿命は3年 
 
・安全を気にしないなら素材の限界まで

 
ヘルメットは安全のために被る物です。 
 
ですが安全意識は人によって違います。 
 
何かあったときのために 
常にフル装備でバイクに乗る人。 
 
事故は起こさないからと 
Tシャツ、短パン、サンダルで乗る人。 
 
 
ヘルメットも同じです。 
 
常にフルフェイスの人もいれば 
半キャップを頭の後ろに 
つけているだけの人。 
 
法律に違反していなければ 
どちらでも正解です。 
 
事故が起きればフル装備の人の方が 
ケガは少ないでしょう。 
 
でも事故が起きなければ 
軽装でも問題ありません。 
 
安全に対する考え方は価値観の問題。 
 
結果は自分で負うのですから 
しっかりと考えて決めましょう。 
 
 
でもヘルメットの値段は 
命の値段なんて言うこともあります。 
 
ヘルメットがあったから命が助かった。 
 
そんな人が多かったのでしょう。 
 
現在義務化されている唯一の 
人につける安全装備ですからね。 
 
そんな事実も考えながら 
ヘルメットの寿命も考えてみましょう。

管理人の体験談

最後に僕の経験をお話ししますね。 
 
安全意識は個人の価値観ですが 
経験によるところも大きいと思います。 
 
自分がバイクに乗り出したときに 
どの程度の安全装備をしていたか。 
 
ここが基準になると思います。 
 
 
僕はノーヘルだと怖いですが 
プロテクターに関しては 
そこまで重視していません。 
 
初めて買ったジャケットには 
プロテクターなんてありませんでした。 
 
その後に肩と肘。 
 
現在は背中も標準装備で 
オプションの胸も使っていますが。 
 
フル装備は冬用ジャケットだけで 
夏は軽装です。 
 
半袖で乗ることはめったにありませんが 
それは暑さや日焼け対策であって 
ケガ対策ではありません。 
 
最初がプロテクターなしだったから 
あまり気にならないのでしょう。 
 
安全装備より快適性を優先しています。 
 
 
ヘルメットは最初からフルフェイス。 
 
アライの製品を買いました。 
 
その後SHOEIも経験して 
現在は好みでアライを愛用しています。 
 
 
買うときはメーカー最高クラスの 
ヘルメットを買っています。 
 
でも寿命はあまり気にしていません。 
 
素材の寿命まで使う感じです。 
 
 
正直なところ安全性は 
調べないことには分かりません。 
 
内部の発泡スチロールが 
劣化すると言われますが。 
 
 
見えませんよね。 
 
 
衝撃吸収能力は 
衰えるのかもしれませんが。 
 
見えない内部の劣化具合で 
生死を分けるようなことは 
あまりないだろうと考えています。 
 
 
長期使用の経験上 
頬パッドのシールド側や 
各所接着部分が劣化してきます。 
シールド内側の内装が劣化しやすいです。
 
紫外線にさらされるところです。 
インカム取り付け部も劣化しやすい場所です。
 
内部の発泡スチロールは 
直接紫外線に当たりません。 
 
頬パッドの発泡スチロールが無事なら 
中はもっと大丈夫だろうと言う判断です。 
 
もちろん衝撃吸収能力を 
調べたわけではないですよ。 
 
あくまで素人の経験則です。 
 
 
一般的に考えれば 
ゴムと発泡スチロールなら 
ゴムのほうが紫外線に弱いはず。 
 
プラゴミは自然環境で分解されずに 
問題になるくらいですからね。 
 
そう考えれば一番弱い素材の寿命まで 
使っても大丈夫なのでは? 
と考えています。 
 
実際パッドカバーのゴムが 
最初にダメになります。 
頬パッドのカバーはゴムが伸びます。
 
紫外線には当たりませんが 
洗濯を繰り返すと伸びていきますね。 
ゴムが伸びると発泡スチロールが見えます。
 
さすがにこれくらいでは 
使い続けていますけど。 
 
 
僕は高い製品を長く使い続けていますが。 
 
安全を優先するなら 
安い製品をメーカー推奨寿命で 
買い換えるほうが良いでしょう。 
 
アライ、ショウエイは 
ブランドでもあるので 
コスパが良いのかは分かりません。 
 
ヤマハやホンダなどバイクメーカーが 
発売しているヘルメットなら 
最低限の性能はあるでしょう。 
 
それでいてアライやショウエイより安い。 
 
メーカーの推奨寿命を守っても 
経済的負担は少ないでしょう。 
 
 
僕が高級品を選ぶのは 
安全面もありますが 
快適性もあるからです。 
 
軽くて頭頂部のダクトなどで 
通気性もある。 
 
どちらかと言えばそのために 
高額を払っています。 
 
だからメーカー推奨寿命より 
長く使っています。 
 
重さや通気性の快適性は 
年数を経ても劣化しないですからね。 
 
 
ヘルメットは自分を守るもの。 
 
納得できれば寿命を決める要素は 
安全でもコストでも正解です。 
 
メーカー推奨寿命をどう考えるか。 
 
自分で考えて決めましょう。