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バイクのタイヤが偏摩耗。考えられる原因は?

この記事は約 14 分で読めます。

左右で減り方が違います。
管理人のヒキです。 
 
今日はタイヤの偏摩耗について 
お話をしたいと思います。 
 
タイヤの点検をしてみたら 
変な減り方をしている。 
 
左右で減り方に違いがある。 
 
こんな状態に気づいてしまうと 
車体に異常があるのか?と 
心配になりますよね。 

まず結論から言うと偏摩耗自体は 
珍しくありません。

 
珍しくありませんが 
車体に異常がある場合もあります。 
 
考えられる原因はたくさんありますから 
よくある原因を 
順番にお伝えしていきますね。

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タイヤの偏摩耗が心配

点検箇所は?

点検箇所としてまず確認したいのが 
タイヤの空気圧です。 
 
高すぎても低すぎても 
偏摩耗の原因になります。 
 
 
分かりやすいように実際のタイヤで 
比較してみますね。 
 
まずは空気圧が正常な状態の接地面。
通常のリアタイヤ接地状態
 
 
見慣れた状態だと思います。 
 
 
次に空気を抜いてみます。 
 
空気圧がゼロに近い状態だと 
ここまで変わります。
空気圧を下げたリアタイヤ
 
 
この二つの画像だけでも 
接地面が違うのが分かりますよね。 
 
極端に空気圧が高ければ 
タイヤはあまり潰れません。 
 
中央部の減りが多くなります。 
 
 
空気圧が低ければタイヤが潰れて 
サイドまで接地していますよね。 
 
この状態だと多くの場合 
右側が減りやすくなります。 
 
理由はこの後説明しますね。 
 
 
余談ですがタイヤの端まで 
使えないと気になる人は 
空気圧を少し下げると効果的ですよ。 
 
俗に言うアマリングが気になる人は 
こちらの記事も参考にしてみてください。 

アマリングの消し方。誰でもできるけどする必要はある?
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右側が減りやすい?

バイクのタイヤの偏摩耗で 
右側が減っている。 
 
これは一番多い偏摩耗かも知れません。
左右で減り方が違います。
 
理由として考えられるのが 
道路の形状。 
 
道路は雨水を排水するために 
中央部が高く端の方が低くなっています。 
 
左側通行の日本では 
右側が高いことになります。 
 
極端に言えば右が高い斜面を 
車体を傾けて走っている状態。 
 
そんな走り方をしていれば 
右側面が接地して減りますよね。 
 
これだけでも右が減りそうですが 
さらに考えられることがあります。

右折と左折の違い

右折と左折でも違いがあります。 
 
カーブも含めて言えることは 
回転半径の違いです。 
 
例として交差点を考えてみましょう。 
 
車線の左寄りを走るバイク。 
 
そこから左折する場合 
小さく曲がる必要があります。 
 
当然かなりの減速。 
 
スピードが出ていたら 
小さく曲がれませんよね。 
 
 
逆の右折はどうでしょうか? 
 
対向車線を越えて曲がるので 
左折に比べれば大きく曲がります。 
 
対向車も歩行者もいなければ 
多少スピードが出ていても 
曲がっていけますよね。 
 
 
これはカーブでも同じ。 
 
左コーナーは先が見えづらいです。 
 
右コーナーは大きく曲がるので 
左よりは先が見通せます。 
 
コーナーリング速度が速いほうが 
タイヤも削れますよね。 
 
左よりも右が減りやすい 
原因の一つだと考えられます。

リアタイヤの向きは?

リアタイヤの向きも 
減り方に影響してきます。 
 
リアタイヤの向きなんて 
変わらないように思いますが。 
 
チェーンを張るときに 
タイヤの左右とも調整しますよね。 
 
このときに左右の位置がズレれば 
タイヤの向きも変わります。 
 
仮に右の方が後ろにあれば 
リアタイヤは右を向くことになります。 
 

 
こんなイメージです。 
 
リアタイヤが右を向いていれば 
走り出したら左に行ってしまいます。 
 
それを修正するためには 
ハンドルを右に切る必要があります。 
 
前輪も/ 
 
後輪も/ 
 
これで直進することになります。 
 
直進時にハンドルを右に切っていれば 
偏摩耗しますよね。 
 
チェーン調整のせいで 
前輪も後輪も影響を受ける。 
 
そんなこともありますから 
チェーン調整はしっかりやりましょう。

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
タイヤの偏摩耗の原因について 
お話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 

・空気圧が適正で無い 
 
・道路の形状 
 
・チェーン調整の影響

 
同じタイヤがある乗り物でも 
車とバイクでは減り方をが違います。 
 
そもそも形状も違いますしね。 
 
車の場合は前後左右で減り方が違っても 
タイヤのローテーションができれば 
減り方もそろってきます。 
 
今は回転方向のあるタイヤが多いので 
左右はできなくなってきていますが。 
 
前後を入れ替えるだけでも 
偏摩耗には効果があります。 
 
 
タイヤの前後入れ替えなんて 
できないのがバイク。 
 
バイクに乗る環境が 
そのまま影響してしまいます。 
 
メンテナンス、走る道、乗り方の癖。 
 
 
タイヤ全周が均一に減るなんて 
基本的にはあり得ないです。 
 
直線、右コーナー、左コーナーを 
同じ距離、同じアクセル開度で 
走る必要がありますからね。 
 
 
問題は整備不良。 
 
空気圧やチェーン調整など 
基本的なメンテナンスも影響します。 
 
当たり前のこと当たり前にやる。 
 
これが難しいのですけど。 
 
 
とは言え走行に影響が無いなら 
そこまで神経質になることもありません。 
 
タイヤなんて偏摩耗していて当たり前。 
 
こう思えば気楽になりますよ。 
 
 
何かきっかけが考えられる 
偏摩耗が起き出したときだけは 
注意しましょう。 
 
例えば事故で何かに衝突した。 
 
見た目には問題なさそうでも 
フロントフォークが 
曲がったのかもしれません。 
 
物理的に曲がっていなくても 
左右の取り付けが 
ズレた可能性もあります。 
 
思い当たる原因があるなら 
バイク屋に相談してみるのも 
一つの方法です。 
 
偏摩耗自体は当たり前。 
 
その原因が車両の異常かどうか。 
 
そこを見極められるように 
注意してみましょう。 
 
走っていて異常を感じないなら 
気にしすぎる必要は無いですよ。

管理人の体験談

最後に僕の経験をお話ししますね。 
 
原因のところでタイヤの右側が 
偏摩耗しやすいとお伝えしました。 
 
僕は左側が減った経験もあります。 
 
荷物満載でキャンプツーリングに 
行っていた頃。
冬の雨は寒いです
 
停車中はサイドスタンドですから 
車体は左に傾いています。 
 
その状態で荷物を積むので 
多少右に寄るのでしょう。 
 
重心が右に寄るので 
走るときは左に傾ける。 
 
もちろん無意識のレベルですが 
こういう走り方に 
なっていたのだと思います。 
 
高速道路もよく使っていましたから 
いつも左が減っていました。 
 
 
結果からの推測ですが 
おそらく間違っていないはず。 
 
荷物満載で走ることが少なくなってから 
左が減ることも無くなりましたから。 
 
ツーリングに使わない 
通勤用のスクーターは 
右側が減ります。 
 
荷物による重心の変化も 
偏摩耗の原因になりますよ。 
 
 
通勤用のスクーターは 
この状態までタイヤが減ると 
ハンドルがブレます。
こちらは溝が消えています。
 
ブレるから偏摩耗すると考えそうですが 
恐らく逆です。 
 
偏摩耗するからハンドルがブレます。 
 
新品のタイヤに交換すると 
症状が無くなりますからね。 
 
ハンドルのブレに関しては 
こちらの記事も参考にしてみてください。

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ハンドルのブレなどの実害がでるなら 
偏摩耗対策も必要になってきます。 
 
とは言え減ったタイヤは戻りません。 
 
新品に交換してから空気圧や 
チェーンの張り具合の点検。 
 
これらの基本メンテナンスだけで 
問題ない場合が多いですよ。