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管理人のヒキです。
今日はETCについて
お話をしたいと思います。
ETCの普及もかなり進んできました。
車用だと数千円で売っている商品も
珍しくありません。
それなのにバイク用の価格は
高いまま・・・。
高速道路の通行料金自体は
軽自動車と同じ。
車用でセットアップしたものを
バイクに流用できるのでは?
なんて考えてもおかしくないです。
まず結論から言うと
バイクで車用を使うと
ETCゲートのバーが
開かないインターも増えています。
本題に入る前に
法的なことを調べてみました。
僕が調べた範囲だと
・法律的な罰則はなし。
・ETCの利用規約には違反
と言う状況のようです。
法律の専門家ではありませんから
違法かどうかまでは分かりません。
裁判の事例もなさそうですから
現時点ではグレーゾーンでしょう。
法律はセーフだとしても
利用規約に違反していることは確かです。
それをどう思うかは人それぞれですから
自己責任で判断してくださいね。
そんなわけで今回は
僕の友人の話です。
あくまで僕の体験談ではないですよ。
友人はバイクに軽自動車用のETCを
流用していました。
普及させるのが目的だったのか
車用は格安だった時期がありました。
格安と言うより
ETCカードを作るとくれる。
かなり初期のころは
そんなところもありました。
軽自動車用にセットアップされていれば
あとは電源の問題。
キースイッチ連動のアクセサリー電源に
配線するだけです。
シガーソケットで使えるよう
それぞれ加工しておけば
車との共用も簡単です。
バイクにシガーソケットをつける方法は
こちらの記事に書いてあります。
⇒バイクにシガーソケットを取り付けたい。誰でも簡単な方法
共用も簡単ですから
両方で使い続けていました。
問題なく使えていたのですが・・・。
北関東自動車道の桜川筑西インター。
そこから乗るときに4輪用と表示されて
バーが上がりませんでした。
バイクですからそのまま通過して
目的地まで走行。
念のために書いておきますが
この行為自体は正しい行動です。
二輪車でバーが開かない場合は
そのまま通り抜けると
ETCのポータルサイトに書いてあります。
出口で料金を精算するのなら
通過して問題ありません。
入り口で精算するインターなら
バーを通過してから
安全な場所で止まりましょう。
話を戻します。
出口のインターでは経路不明となって
やはりバーが上がりませんでした。
こちらでもバーを通過して
料金精算のために安全な場所に停車。
係員が来たらETCカードを渡して精算。
乗ったインターを聞かれ
念のためナンバーも控えて終わりです。
入り口でバーが開かなければ
出るときは「一般」か「ETC/一般」の
有人の場所に行くのが正しい行動ですが。
結果として通過はできています。
ですが料金を払うために
停車しないで済むという
利点はなくなってしまいます。
ここで一つの疑問が。
警告の出ないインターから入ったら
桜川筑西インターでも
問題なく出られるのか?
帰り道で検証しました。
結果はやはり4輪用と警告が出て
バーが開きませんでした。
車載器を識別しているインターでは
高速にのるときも降りるときも
バーが上がらないことが分かりました。
ウワサでは聞いたことがありました。
車用だとダメなインターがあることは。
実際に目にするまでは
半信半疑でしたけど。
今後は見破られるインターが
増えていくのでしょうね。
それでもまだ車用を使いますか?
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
車用ETCの流用について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・流用自体は簡単にできる
・法律としてはグレーゾーン。
・使えないインターがある。
使えないインターがあると言うことは
今後増えていくことが予想されます。
現時点では使えていても
いつ使えなくなるのか分かりません。
利用頻度が高いなら
バイク用をつけたほうが
安心して使えますよ。
バイク用のETCはキャンペーンで
助成金がでる時期もあります。
発売したころもやっていましたし。
最近だとETC2.0の
普及のためでしょうか?
2019年だと4/1から
助成金の対象になります。
ETC2.0はバイクだと
あまり必要なさそうですが
助成金には関係ありません。
2.0以外の機器でも助成されますから
有効活用しましょう。
最後に僕の経験をお話ししますね。
僕は助成金を使って
バイク用のETCを買うことにしました。
と言うか、買いました。
これで安心なのはよいのですが・・・。
正直言って腹立たしいです。
高速料金が軽自動車と同じうえに
ETCの機器まで割り高。
そんな値段設定をするから
軽自動車用を流用する人が
増えていたのでしょう。
振動や防水対策で高くなるなんていう
話も聞きます。
シート下に設置すれば
問題なさそうな話ですが
まぁそこまでは納得するとして。
なんで取り付けまで
自分でやってはダメなんですかね?
車は自分でできるのに。
バイク用は自分での取り付けさえ
認められていません。
何かの利権とか
大人の事情があるのでしょうね。
もちろん安全のためという
理由はあります。
某社のETC用のアンテナは
取り付け角度の指定までありますから。
そのための角度がついた
取り付け用ステーも売っています。
約3千円でした。
アンテナをのせるだけの
小さな金具がですよ。
ホームセンターでも行って
適当な物を買って調整すれば
数百円で済むのに。
取り付けまでセットですから
そんなことさえ許されていないんですよ。
完全に言い値、言いなりです。
助成金を利用しても
工賃が相殺できる程度。
本体だけでも
なかなかのお値段です。
金額だけを考えれば
ETCの割引だけで
元をとるのは大変でしょう。
でも、料金を支払う手間がないのは
バイク乗りにはありがたいです。
そこに価値を見いだせる人なら
車用を使うのはやめておきましょう。
使えないインターだと
支払いのために止まることになりますよ。