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ボディアースの取り方は?使える場所を見つける方法

この記事は約 11 分で読めます。

黒と緑が純正配線です。
管理人のヒキです。 
 
今日はボディアースの取り方について 
お話をしたいと思います。 
 
電装品をDIYで取り付けたい。 
 
簡単な配線ならそう考える人も多いです。 
 
例えばグリップヒーターなら 
プラスとマイナスにつなぐだけ。 
 
もちろん配線の取り回しなど 
他の作業はありますが。 
 
でも電気的には配線二本。 
 
つなぐ場所さえ間違わなければ 
簡単なのですが。 
 
問題はそのつなぐ場所。 
 
説明書によってはボディアースと 
書かれている場合も。 
 
ボディアースとはどこなのでしょうか? 

まず結論から言うと電気的に 
バッテリーのマイナスと 
つながるところです。

ヘッドライトの近くでも 
テールランプの近くでも 
ボディアースはとれます。 
 
ボディアースとはどう言うことかや 
配線するときの取り方などを 
順番にお伝えしていきますね。

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ボディアースに配線をつなげたい

ボディアースの役割は?

ボディアースとはそもそも 
どんな役割なのでしょうか? 
 
簡単に言えば車体を配線として 
利用することです。 
 
電装品を動かすにはプラスとマイナスの 
二本の配線が必要です。 
 
配線は長くなると 
取り回しも大変ですよね。 
 
 
だからバイクや車はマイナスの配線を 
車体を使って代用します。 
 
 
バイクのフレームは金属。 
 
電気を流しますから 
配線の代わりに使えます。 
 
 
例えばバイクのシート下に 
バッテリーがあるとします。 
 
ヘッドライトから配線したら 
それなりの長さになりますよね。 
 
プラスとマイナスの二本あったら 
フレームに二本はわせる必要があります。 
 
 
それを一本で済ませるために 
マイナスはフレームを使います。 
 
ヘッドライトの近くで 
フレームにつながるボルトに配線。 
 
バッテリーの近くで 
フレームからマイナスへ配線。 
 
途中は線が無くても 
フレームを使って電気が流れます。 
 
このフレームに電気を流す場所のことを 
ボディアースと呼んでいます。

ボディアースの取り方

ボディアースの取り方を 
実車を使って見てみましょう。 
 
電装品を取り付けるときは 
ボディアースを使いますが。 
 
このボディアースが 
意外にトラブルの元だったりします。 
 
自分ではつないだつもり。 
 
実はボルトがバッテリーのマイナスに 
つながっていない。 
 
そんなこともあります。 
 
間にゴムなどの絶縁体があれば 
電気が流れませんからね。
ボルトの下にゴムがあります
 
そんなトラブルを防ぐために 
導通を確認してから配線しましょう。 
 
 
確認する方法はテスターがあれば簡単。 
 
実際に見てみましょう。 
 
この車両ではバッテリーのマイナスから 
エンジンのボルトに配線されています。
赤丸同士が線で繋がっています。
 
エンジンとフレームは 
ボルトで繋がっているので 
電気が流れます。 
 
赤丸が線で繋がっていますよね。 
 
エンジン側のボルトが 
ボディアースです。 
 
ここなら確実ですから 
ここにテスターを当ててみましょう。 
 
 
テスターをΩに合わせます。

 
テスターの棒が離れていると 
電気が流れていません。
針は左を指しています。
 
針は左側です。 
 
 
棒をつなげると電気が流れます。
針は右を指しています。
 
針は右側です。 
 
電気が流れると針が 
左から右に動きます。 
 
 
これを実車に使ってみましょう。 
 
バッテリーのマイナスと 
ボディアースに使いたいボルトに 
それぞれテスターの棒を当てます。 
 
まずはバッテリーのマイナス。
バッテリーのマイナス端子です。
 
テスターのもう一本を 
ボディアースに使いたいボルト。
針が右なので電気が流れています。
 
 
針が右に動いています。 
 
針が動けば電気が流れていますから 
ボディアースとして使えるボルトです。 
 
 
針が動かなかったら 
電気が流れないということ。 
 
残念ながらボディアースとしては 
使えないということになります。 
 
 
テスターが届く範囲なら 
色々な場所を調べられますよ。
針が右なので、このボルトもボディアースに使えます。
 
上の画像はホーンの取り付けボルト。 
 
ホーンから電源取りだしをするときに 
このボルトもボディアースとして 
使えることが分かります。 
 
テスターでバッテリーのマイナスと 
調べたいボルトに触れるだけ。 
 
簡単ですよね。

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
ボディアースの取り方について 
お話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 

・マイナスの配線は車体を使える。 
 
・使えるボルトはテスターを使えば 
簡単に見つけられる。

 
ボディアースは分からなくても 
電装品は取り付けられます。 
 
バッテリーのマイナスに 
配線をつなげば問題ないですから。 
 
その代わり配線が長くなって 
取り付けが大変になります。 
 
純正配線でそれをやったら 
車重も変わってくるでしょう。 
 
配線の量が二倍になりますからね。 
 
配線のコスト削減にもなるし 
車重も軽くなる。 
 
そんなメリットがあるから 
メーカーはボディアースをしています。 
 
仕組みが分かれば難しくありません。 
 
ボディアースの取り方を覚えれば 
電装品取り付け時間の 
短縮にもなりますよ。

管理人の体験談

最後に僕の経験をお話ししますね。 
 
今回の説明に使ったこの車両。
赤丸同士が線で繋がっています。
 
ボディアースに二本の配線がありますが 
一本は純正ではありません。 
 
黄色の端子カバーが付いている配線は 
いわゆるアーシング。 
 
マイナスの配線を増やしました。 
 
 
反対側はどこに繋がっているかというと 
別のボディアースです。
黒と緑が純正配線です。
 
場所はガソリンタンクと 
ラジエーターの間あたり。 
 
 
一昔前にアーシングが流行したころ 
配線を増やしてみました。 
 
正直言って効果は分かりませんけど。 
 
古いバイクほど 
ヘッドライトが明るくなったなんて 
効果もあるようなのですが。 
 
基本的に鈍いので分かりません。 
 
電気的に悪いことはないだろうと 
そのままにしてあります。 
 
 
純正配線が車体にボルト止めしてあれば 
そこはボディアース。 
 
テスターがない人は 
そんな見分け方もできます。 
 
電装品を取り付ける時は 
配線が少しでも短いほうが楽ですよ。