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ギボシ端子のオスメス。付け方に決まりはある?

この記事は約 12 分で読めます。

決まりが分かれば説明書がなくても大丈夫。
管理人のヒキです。 
 
今日はギボシ端子の付け方について 
お話をしたいと思います。 
 
電装品を後付けするときに 
使うことが多いギボシ端子。 
 
形状からオス端子、メス端子と 
呼ばれています。 
 
取り付け方に何か決まりは 
あるのでしょうか? 

まず結論から言うとギボシ端子は 
電気が来ている側をメス端子にします。

 
バッテリーのプラスにつながる配線を 
メス側にするということです。 
 
市販のヒューズ電源なども 
配線に付いているのはメス端子。 

ミニ平型ヒューズ電源 
 
ヒューズから電源を取り出すのだから 
当然電気が来ています。 
 
あくまで基本の取り付け方というだけで 
絶対ではありませんけどね。 
 
昔はプラスがアースの車もありましたし。 
 
 
なぜ決まりがあるのかを 
危険性も含めてお伝えしますね。

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ギボシ端子の取り付け方

オス、メス端子の付け方の理由

ギボシ端子に付け方があるのは 
理由があります。 
 
電気がショートすると 
聞いたことがありますでしょうか? 
 
ショートは英語ですから 
日本語だと短絡。 
 
バッテリーなどの電源で 
プラスとマイナスが 
直接つながった状態です。 
 
一瞬だけなら 
火花が出る程度ですみますが。 
 
すぐに配線やバッテリーが発熱して 
危険な状態になります。 
 
最悪バッテリーが爆発なんて事態に。 
 
そうならないように 
余計な所に電気が流れないように 
注意する必要があります。 
 
 
現在市販されているバイクや車は 
ボディアース。 
 
車体の金属部分がバッテリーの 
マイナスとつながっています。 
 
バイクでいえばフレームがマイナス。 
 
そこにプラスの配線が直接つながると 
ショートします。 
 
ショートの原因は必ずしも 
配線とは限りません。 
 
金属でつながれば電気は流れます。 
 
例えば金属でできた工具。 
 
プラス端子⇒工具⇒車体と 
電気が流れてしまいます。 
 
わかりやすく動画にしてみました。 

危険ですからマネしないでくださいね。 
 
普通はショートしないように 
マイナス端子を先に外します。 
 
そうすればボディに電気は 
流れないので安全です。

ショートさせないためにできること

プラスからの電気が 
ボディに流れるとショートです。 
 
ショートを防ぐには 
プラス端子がボディに触れないように 
注意する必要があります。 
 
対策としてギボシ端子のメスをつけて 
スリーブと呼ばれるカバーをつけます。 
 
メス端子はスリーブの中。 
 
金属部分が露出しないように 
カバーされています。 
 
スリーブのおかげで 
フレームなどの金属部分に 
直接触れることがありません。 
 
これが電源側にメス端子を 
取り付ける理由です。

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
ギボシ端子の取り付け方について 
お話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 

・電源側がメス 
 
・理由はショート防止

 
家にあるコンセントで考えると 
分かりやすいと思います。 
 
電気が来ているので 
壁から飛び出さないようにメス。 
 
家電などの電気のコードは 
電気が来ていないからオス。 
 
壁にあるコンセントから 
金属が飛び出していたら危ないですよね。 
 
うっかり触ったら感電! 
 
家庭用の100ボルトでも 
条件が悪ければ命を落とします。 
 
 
ギボシ端子を使う場合も 
安全のために使い分けています。 
 
電気が流れてくるプラス側をメス。 
 
ボディに触れても問題ない 
マイナス側をオス。 
 
これが安全のための 
基本ルールです。 
 
 
とは言えあくまで 
基本ルール。 
 
極論ですが絶縁さえしてあれば 
オスメスを気にしなくても大丈夫。 
 
普通はスリーブで絶縁しますが 
ビニールテープでグルグル巻き。 
 
こんな処理をしておけば 
端子を間違えても大丈夫。 
 
 
そもそもスリーブも 
オスメスどちらでも使えますしね。 
 
普通はこう使いますが 
普通はこのように取り付けますが・・・
 
オス端子にカバーをつけても 
使えるんですよね。 
オスメスを入れ替えても使えます。
 
本当に重要なのは絶縁すること。 
 
電気がショートさえしなければ 
端子のオスメスなんて 
実用上の問題はありません。 
 
バッテリーのプラスとマイナスが 
直接つながることを防ぐ。 
 
これが目的です。 
 
今までの取り付けが 
間違っていたとしても 
無理に直す必要はありませんよ。 
 
今後気をつけていけば良いだけです。 
 
安全に気をつけて 
電気のカスタムも楽しみましょう。

管理人の体験談

最後に僕の経験をお話ししますね。 
 
ギボシ端子を使うようになる前は 
ワンタッチコネクタを使っていました。 
 
配線をつなぐことに関しては 
簡単に使えますからね。 
 
バイクに乗り始めて数年。 
 
電気の知識もありませんでした。 
 
 
市販のグリップヒーターなどのように 
後付けをする電装品には 
ワンタッチコネクタが付属しています。 
 
素直に説明書に従って 
取り付けていたのですが。 
 
一度取り付けると 
外せないのが最大の欠点。 
 
取り付けた電装品が必要なくなって 
外すことだってありますよね。 
 
要らなくなることもあるし 
壊れて付け替えることも。 
 
そういう時は配線を切るしかなく 
ワンタッチコネクタは 
純正配線に残った状態に。 
 
 
外したいだけでなく 
トラブル時にも困ります。 
 
接触不良になったりすると 
場所の特定が難しくなる場合も。 
 
 
電気系の知識がなかったころは 
分かりやすい場所から分岐していました。 
 
シート下にあったヒューズボックス。 
 
そこに配線が集中していますよね。 
 
 
電装品の取り付け説明書には 
各メーカーの配線の色が 
書いてある場合もあります。 
 
普通はキースイッチに連動して 
電源が入る配線。 
 
ヒューズボックスのところには 
その配線も当然あります。 
 
 
分かりやすいし作業もしやすいので 
同じ線に3個くらい付けたことも。 
 
そんな状態でヒューズが切れたら 
原因が分かりません。 
 
 
ギボシ端子なら全部取り外してから 
一つずつ取り付け。 
 
どの電装品でヒューズが切れるか 
特定できるんですけどね。 
 
 
そんな経験をしてきたので 
取り外しができるギボシ端子を 
使うようになりました。 
 
配線を延長した時など 
再利用もできますし。 
 
 
ヘッドライトを 
明るくする方法のひとつに 
バッテリーに直接つなぐ方法があります。 
 
直接と言っても 
リレーだけは使いますが。 
 
 
バッテリー⇒リレー⇒ヘッドライト 
 
間に余計なもの極力入れずに 
効率よく電気を流す。 
 
これ用に作った配線は 
バイクを変えても使っています。 
 
ギボシ端子で接続すると 
そんなことも簡単ですよ。 
 
 
電気は目に見えません。 
 
ショートさせないように気をつけて 
安全に電気カスタムを楽しみましょう。