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馬場郁子がこよなくバイクを愛す理由は優しいストーリー

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馬場郁子がこよなくバイクを愛す理由
管理人のヒキです。 
 
今日は 
馬場郁子がこよなくバイクを愛す理由 
についてお話をしたいと思います。 
 
馬場郁子がこよなくバイクを愛す理由
 
単行本でしか読んでいなくて 
発売はまだ1巻だけ。 
 
今後どうなっていくかは分かりませんが 
バイク愛にあふれたマンガです。 
 
 
ストーリーは就活中にひょんなことから 
バイクを買うことになった主人公。 
 
まずは免許の取得から・・・ 
 
と、初心者ものにありがちなストーリー。 
 
と書くと悪くとらえられますが 
良く言えば王道です。 
 
 
王道が悪いかと言えば 
もちろんそんなことはなく。 
 
後は話の進め方次第。 
 
 
時代設定は一昔前。 
 
2000年代前半。 
 
この時代を知っていれば 
より楽しめます。 
 
就職氷河期と言われたころ。 
 
学校を卒業しても 
就職先が見つからない。 
 
仕方なくアルバイト。 
 
そんなときに偶然であった 
処分される運命の不人気車・・・。 
 
物語の進行に合せて登場人物の 
心情描写を丁寧に描いています。 
 
 
免許を取ってバイクに乗り出す経緯は 
もちろん人それぞれ。 
 
1巻でも主人公を含めて 
3人のライダーの過去が出てきます。 
 
 
それぞれの理由により 
免許を取得してライダーに。 
 
みんな暗い過去なのが気になりますが 
それを浄化してくれているバイクの存在。 
 
バイクを選ぶ理由は違っても 
自分のバイクが好きなことは共通。 
 
 
時代設定が一昔前ですから 
バイクも一昔前の車輌が出てきます。 
 
1998年の排ガス規制により 
2ストはほぼ消滅。 
 
同じく排ガス規制で4ストも 
キャブレターからインジェクションに 
変わっていく時代。 
 
大型二輪の免許取得者も増え 
大型バイクが人気に。 
 
大型化、インジェクション化に合せて 
電子制御も少しずつ増えていきました。 
 
装備の充実と引き替えに車輌価格は高騰。 
 
大型バイクか維持費の安い250ccの 
二極化で400ccは不人気に。 
 
2000年代前半くらいは 
そんな時代でした。 
 
 
1巻の中でもリッターバイクの隼と 
2スト250のウルフが出てきます。 
 
変化が起こっていた時代だからこそ 
選択肢も多かった時代です。 
 
 
このようにいつのまにかバイクも 
変わっていきました。 
 
かつては当たり前だったことも 
今は通じません。 
 
今の20代の人だと 
チョークを知らなかったりします。 
 
会社にエンジン式のブロワや 
草刈り機があるのですが。 
 
たまにしか使わないので 
始動方法を教えても次の時に 
チョークの存在を忘れられます。 
 
インジェクションなら自動で 
燃料の濃さを変えてくれますからね。 
 
 
インジェクションが当たり前になり 
始動性も良くなりました。 
 
キャブレターなんて 
要らない技術になってきています。 
 
 
時代の変化のせいで不要とされた 
就職氷河期時代の学生。 
 
 
そんなやり場のない主人公の怒りが 
冒頭に描かれています。 
 
 
技術の進歩で安全快適になった。 
 
とばかりは言えないのかもしれません。 
 
 
自動車で言えば今はAT車が当たり前。 
 
販売台数で言えばMT車は2~3%。 
 
安全、快適かと言えば 
そうでもありません。 
 
アクセルとブレーキの踏み間違え事故が 
起こるようになりました。 
 
マニュアル車だったら止まるときは 
クラッチを踏みます。 
 
仮にアクセルを踏み続けても 
クラッチを切れば 
それ以上加速はしません。 
 
クラッチがなくなったからこそ 
起こる事故です。 
 
 
技術の進歩は良いことですが 
過渡期では負の面もあるのでしょう。 
 
今後更に自動化が進み 
自動運転が当たり前になれば 
事故は減るでしょうしね。 
 
 
就職氷河期時代も 
過渡期だったのかもしれません。 
 
その後日本の人口は減り始め 
今では労働力不足が心配される時代に。 
 
更にその先はどうなるか・・・。 
 
 
バイクも今後はエンジン自体が 
なくなっていくでしょう。 
 
電動化、自動化。 
 
それが良いことなのかどうかは 
分かりませんが世界的な流れ。 
 
単行本特典で書き下ろしの0話が 
まさにそんな時代。 
 
エンジン付きのバイクが珍しくなった 
近未来のお話。 
 
 
自動化は移動手段なら 
良いことだと思います。 
 
でも運転する楽しみはなくなりますよね。 
 
車と違いオートマのバイクが少ないのは 
運転自体を楽しみたいからなのでしょう。 
 
速さをを追求するスーパースポーツには 
オートクラッチが装備され始めましたが。 
 
それでもギアチェンジは残っています。 
 
 
ツーリングで渋滞にはまると 
クラッチ操作は確かに負担です。 
 
握力がなくなるほどの疲労も。 
 
無事に帰ればそれさえも 
思い出になりますけどね。 
 
 
消えゆく技術をいつまで楽しめるか。 
 
2ストが消え、キャブレターが消え 
今度はエンジンも消える運命。 
 
 
その頃には僕も消える運命ですけど。 
 
 
人生を終えるまでエンジンを楽しめる 
ギリギリの世代な気がしています。 
 
ガソリンが供給されていればですけどね。 
 
 
モーターのバイクも乗りたいですけど。 
 
エンジンより加速がすごそうですから。 
 
 
古いから悪い。 
 
新しいから悪い。 
 
 
そうではなくどちらも楽しみたい。 
 
それぞれに長所も短所もあるはずです。 
 
それは人間だって同じ。 
 
そんなことを考えさせてくれる 
優しい漫画です。 
 
 
作者の鈴木秀吉は 
バイク擬人化菌書も描いています。

バイク擬人化菌書
 
こちらもバイク愛にあふれる漫画。 
 
気になる人はこちらの記事も 
参考にしてみてください。

バイク擬人化菌書は優しい漫画。愛車を大切にしたくなる。
バイク擬人化菌書。タイトルだけだとよく分からないマンガですね。女性化した愛車とオーナーを、4コマで面白おかしく描いたストーリー。そんな1冊です。恋人同士のような設定が多いですから、愛を感じられるお話。作者鈴木秀吉の優しい漫画がバイク擬人化菌書です。

バイク好き、スズキ車好きなら 
きっと楽しめますよ。