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管理人のヒキです。
今日は雨の日に
バイクに乗るかどうかについて
お話をしたいと思います。
「雨でも乗るのがバイク乗り」
「予定があるので
雨でもツーリングに行く」
そう言う人もいると思います。
それも踏まえてお伝えしていきます。
まず結論から言うと
自分は根性無しなので
雨の日はバイクに乗らないです。
乗っても楽しくないですから。
もちろん出かけた先で雨が降ってくれば
家に帰るために乗りますよ。
そうではなくて家を出る前から
雨がふっていれば降っていれば
やむまで乗りません。
だって雨の日にバイクに乗って
良いことなんてありませんよね?
ネタになるかと思って
少し考えてみましたが
何も思い浮かびませんでした・・・。
せいぜい観光地の混雑が
多少は緩和されるくらいでしょう。
気合いと根性論を否定する気はないです。
バイクに求めることは
人それぞれですから。
自分が求めているのは楽しさです。
だから楽しくないなら乗りません。
レインコートを着て走っていても
長時間走っていれば濡れてきます。
透湿性のある素材だと
長時間圧がかかるような箇所から
少しずつ浸水してくるんです。
ゴムカッパのように透湿性がないと
ムレて結局内側が濡れますし。
手や足、グローブやブーツも
なかなか完全防水にはできません。
夏ならまだ良いです。
冬に指先が濡れてくると
寒いを通り越して痛いになってきます。
こうなってくるとただの苦行ですよ。
安全面でも問題です。
路面が濡れていれば
滑るのは当然ですよね。
交差点を曲がる時などは注意が必要です。
横断歩道などの白線が濡れていると
滑りやすくなります。
もう一つ怖いのがマンホールのふた。
鉄製なので濡れるとやはり滑ります。
車体を傾けると
より滑りやすくなりますから
あまりバンクをさせずに曲がります。
すり抜けするなら道路脇にある
グレーチングも濡れると滑ります。
側溝などにある金属製のアミのことです。
すり抜け時は
車体が起きているでしょうから
そんなに気にはなりませんけどね。
気をつけるに越したことはないです。
視界も当然悪くなります。
フルフェイスなどの
シールドがあるヘルメットは
水滴が付いて見えづらくなります。
車でいえばワイパーを
動かさない状態ですから
かなり見づらいですよね。
グローブなどでぬぐっても
すぐに濡れてきますから
効果は本当に一時的です。
グローブによっては雨をぬぐう機能が
付いている物もあります。
昔は指に付ける
ワイパーなんて物もありました。
今も売っているかは知りませんが。
顔がびしょ濡れになる
半キャップは論外ですね・・・。
こんな具合に楽しいことなんて
個人的にはありません。
楽しいどころか危険もあります。
だから乗らないことにしています。
休日にツーリングに行く予定を
立てていたとしても
無理に行こうとは思いません。
同じルートなら天気が良い方が
楽しく走れますしね。
ツーリング先で雨が降った時も
日程が許すなら同じ場所に連泊します。
自分は泊まりならキャンプが多いので
雨での撤収作業も嫌なんです。
濡れたテントをたたんでしまう。
次に向かうキャンプ場が晴れていれば
まだ良いのですが。
雨だとテントの中まで濡れても
乾かせません。
寝袋まで濡れてしまったら
寒くて寝られなくなるかもしれませんね。
そんな状況は嫌なので
テントも張ったままにできる連泊です。
「連泊してもバイクに乗らないで
何するの?」
と言う人のために
自分の経験を少しお話ししますね。
キャンプの時は折りたたみ傘を
持っていくので
歩いて動ける範囲で活動しています。
温泉や銭湯などの入浴施設が近い場所も
わりと多いですから
昼間からのんびりと入ってきたりします。
風呂から出たら昼間からでも
飲み始めることもありました。
日持ちする食材は持ち歩いていますから
ラジオを付けて聴きながら
簡単な調理でもしてのんびり過ごします。
雨音が子守歌になり
いつのまにか夢の中なんて事も。
運良く公共交通機関があって
それを使って遊びに行った。
そんなこともありますよ。
鳥取県の境港では市内を循環するバスが
100円でどこまでも乗り放題でした。
キャンプ場のすぐ近くに
バス停があったので
それを使って市内観光。
ゲゲゲの鬼太郎でお馴染みの
水木しげるロードに行ったりしましたよ。
昔の話なので
現在バスがどうなっているのかは
分かりません。
気になる人は調べて下さいね。
北海道のキャンプ場に雨で連泊した時は
車で来ているのに
連泊している人もいました。
自分と同じように
雨での撤収作業が嫌だと言って
その人も連泊していたんです。
他の仲良くなった連泊者と一緒に
その人の車で映画を見に行った
なんてこともあります。
もはやツーリングではないですね。
自分はこんな感じで
のんびり過ごしています。
ヒマなことが好きなんです。
でも、雨にも負けず走る人もいます。
キャンプ場でも
たくさんのライダーを見送りました。
「バイクは自然を感じる乗り物」
「晴れている地域を目指す」
「濡れた物は乾かせばいい」
「気合いと根性!!」
皆さん自分の哲学にもとづいて
行動していました。
誰が合っていて誰が間違っている。
そういうことじゃないですよね。
みんな正解なんです。
雨にも負けずに
バイクに乗る人もいますが
キャンプ場で連泊する人もいます。
自分がどうするのが一番なのか?
そのことをよく考えて
雨の日にバイクに乗るか乗らないかを
決めましょう。