この記事は約 8 分で読めます。
管理人のヒキです。
今日は電熱ウェアの自作について
お話をしたいと思います。
防寒対策として最強の電熱ウェア。
「暖かいのは分かっていても
高価なので買うのをためらう。」
そんな気持ちもよく分かります。
一年中使う物ではないですからね。
「安く欲しいから自作してみる。」
そう言う前向きな気持ちは
応援したくなります。
似たようなことをやりましたから。
そんな経験を踏まえてお伝えします。
まず結論から言うと電熱ウェアの自作は
安く簡単にできます。
どの程度まで暖かくしたいかによって
難易度は変ってきますが。
手順や考え方を説明していきますね。
電熱ウェアを自作したい
素材選びの注意点
電熱ウェアを自作すると言っても
電子部品を買ってきて
はんだ付けをするわけではありません。
普通の人にそこまでの
知識も技術もないですよね。
ではどうするかと言えば
既製品から流用します。
通電すれば暖かくなる用品は
色々な物が発売されています。
その中でバイクでも使えるものを選んで
中身を取り出します。
選ぶときは電源に気をつけましょう。
バイクのバッテリーか
USBを利用するのが一般的です。
この二つの違いは電圧です。
バッテリーは12ボルト。
USBは5ボルトです。
カー用品を流用する場合
シガーソケットにつなぐ製品が多いです。
この場合バイクのバッテリーから
電源をとることになります。
USBの場合はバイクに差し込み口があれば
つなぐこともできますし
モバイルバッテリーを使うこともできます。
どちらでも使えて便利ですが
電圧の関係で暖かさは劣ります。
基本的には電圧が高い方が
暖かくなると考えて大丈夫です。
自分のバイクや使い方に合わせて
どちらの電源にするかを決めましょう。
決め方に迷ったら
こちらの記事も参考にしてみてください。
流用するための素材は
USBを選んだほうが種類が多いです。
12ボルトで使う製品はカー用品や
バイク用品に限定されてしまいます。
USBならパソコン用品なども含めて
種類が豊富です。
電圧が弱いから暖かさは劣りますが
何もないよりは確実に暖かくなります。
使ったら寒くなったなんてことは
ありえませんからね。
そんなウェアが自作できたら
夏に使えますよ。
自作のやり方
例えば僕はこんな商品を持っています。
「USB カイロ」で探しました。
腹巻き、腰巻きですね。
これはマジックテープだけなので
簡単にヒーター部分が取り出せます。
このヒーター部分を流用します。
一番簡単なのは
これを内ポケットに入れることです。
これで自作の電熱ウェアです。
冗談のように書きましたが
僕は本当にやっています。
素直に腹巻きのまま使っても良いのですが
見た目がイマイチです。
あの色ですし。
アウトレット品で安かったから
色は気にしませんでした。
最初から素材で使う気でいましたから。
「もっとまともな電熱ウェアを作りたい」
と言う人もいるでしょう。
その場合は数を増やせば大丈夫です。
USBの差し込みなら一つにまとめる製品も
たくさん発売されていますしね。
胸の左右、お腹、腰など
好きなだけ増やせますよ。
でも、自作の目的に戻って
改めて考えてみましょう。
安く作りたいということも
目的の一つにありませんでしたか?
参考までに画像の商品は
送料込みで1230円でした。
バイクにUSBの差し込みがあれば
それだけの金額ですみます。
僕の場合はモバイルバッテリーで
使っていますが
送料込み900円でした。
両方合わせても2130円です。
数を増やせば高くなります。
自分の好きな場所を暖めたい
という目的なら問題ないですが。
安い電熱ウェアなら
5千円くらいでも有ります。
目的をしっかりと考えて
どうするか決めましょう。
管理人の体験談
ここからは僕の目的や
実際の使い方を書いてみます。
基本的に街乗り用で
薄着をしたい時に使います。
ロングツーリングなら
バイクから電源をとるウェアを着ます。
しっかり着込みますから
日中や下道なら必要ないですけど。
バイクを複数台持っているので
週末に1台は動かすようにしています。
放置すると動かなくなりますからね。
だからといって毎週ツーリングに
行くわけにもいきません。
家庭の用事などもありますし。
なので普通に食材の買い物に
バイクで行ったりします。
そんな時に薄着で行きたいんです。
ツーリング用のフル装備で
スーパーに行くのも嫌なので。
バイクに乗り降りする回数も多いですから
モバイルバッテリーが便利なんです。
電熱ウェアにしていると
普段着の格好で乗っても寒くありません。
防風できるウェアは必須ですけど。
安全性も度外視です。
「USBでそんなに暖かくなる?」
と思われるかもしれませんが
肌に近づければ大丈夫です。
僕はここにヒーターを入れて
アンダーの上に着ます。
下手に押しつけると
低温火傷になりそうなくらい暖かいです。
暖かい空気は上にいきますから
イイ感じに暖かくなりますよ。
スイッチはないので
モバイルバッテリーを
上着の内ポケットに入れます。
そこなら店内で暑い時などに
端子を抜きやすいです。
電熱ウェアではなく
カイロで良いと言う人もいます。
僕は電源が切れるというところが
気にいって使っています。
カイロは暑くても切れないですからね。
お腹にポケットがある商品は
アウトドアウェアでたまに見かけます。
素直にウエストベルトのまま
使っても良いのですけど。
まとめ
電熱ウェアの自作と言うには
簡単な方法だったかもしれません。
でも、安く暖かいウェアを作りたい
という目的ならこれで問題ないはずです。
自作のメリットの一つは
手持ちのウェアを暖かくできること。
お気に入りのジャケットだって
ヒーターをポケットに入れるだけで
電熱ウェアになります。
なんのために自作をしたいのか考えて
自分だけの一着を作りましょう。