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管理人のヒキです。
今日は足つきの改善方法について
お話をしたいと思います。
止まっているバイクは自立できません。
人が支える必要がありますから
足つきが悪いと立ちゴケが不安ですよね。
改善する方法はないのでしょうか?
改善方法はたくさんあります。
それぞれメリットとデメリットは
当然ながらありますが。
足つきを改善できる場所は
大きく分けて3つ。
・靴
・シート
・サスペンション
おすすめの順に並べました。
それぞれどんなことができるのか。
メリットとデメリットも含めて
順番にお伝えしていきますね。
バイクの足つきを改善するには?
靴でできること
まずは靴から。
ある意味で一番簡単な
足つき改善方法です。
単純に地面に届けばよい。
これならだけなら
厚底ブーツで改善できます。
スクーターだったら
これだけでも十分でしょう。
足つき問題は
女性の方が多いと思います。
そういう意味では男性より
ブーツの選択肢が多いですね。
レザーブーツなら
ケガの対策にもなりますよ。
でもミッション車だと
そう簡単にはいきません。
ギアやリアブレーキを
足で操作しますよね。
だから操作性のことも
考える必要があります。
特にギア操作。
単純に靴底を厚くしてしまうと
シフトアップに問題が。
つま先が厚いと
ギアレバーの下に靴を入れる動作が
難しくなります。
操作に影響がでない範囲で
厚めの靴を選びましょう。
操作しづらい場合は
レバーの高さも調整できます。
レバーの高さは操作性だけでなく
疲れにも影響してきます。
足つきとは関係なく
調整するといいですよ。
調整方法は大きく分けて
二種類あります。
外してから付け直す方法。
無段階で調整できる方法。
車種によって違いますから
自分のバイクを見てみましょう。
どちらの場合でも簡単ですよ。
中敷きも有効な方法です。
靴の厚みは変わらず
数ミリは高くできます。
甲の部分がきつくなるので
ヒモで調整できる靴がいいですよ。
足つきに直接影響するのは
つま先側です。
でも、かかと側を上げるのも
メリットはあります。
例えば足を伸ばした時に
ピッタリ靴底がつくとしましょう。
かかとが厚いので
靴の中ではつま先立ち。
意味がないように
感じるかもしれません。
立ちゴケをしそうになった時など
靴が地面についていれば
力を入れやすいですよ。
本当につま先立ちだと
かかとが接地するまでは
足に力が入りません。
かかとが厚くてもつま先よりは
操作に影響が少ないです。
かかとだけでも
高くする価値はありますよ。
シートでできること
次はシート。
よく言われるのは
「アンコ抜き」ですね。
シートを削って低くする方法です。
当然ですがシートが薄くなるので
乗り心地に影響がでます。
そのことは覚悟してくださいね。
薄くする以外にも
効果的な方法があります。
内股部分を削る方法です。
バイクにまたがって足を閉じるほど
下に長く伸ばせます。
足を横に広げるほど
地面から離れますよね。
シートの厚みではなく先端を
横から削るイメージです。
実際は斜めに削るほうが
効果的ですけど。
シートのクッション性を
なるべく変えない方法です。
シートは加工することになるので
業者に依頼するのが一般的です。
自分でやるほうが
気に入るまで調整できますけど。
見た目は業者にかなわないでしょう。
僕はシートの張り替えを
自分でしたことも依頼したことも
両方あります。
プロの仕上がりはきれいでしたよ。
サスペンションでできること
最後はサスペンション。
リアのサスペンション部分を
調整する方法です。
サスペンション自体を
短い物に交換する方法もありますが
費用がかかります。
安くしたいなら別の方法も。
取り付け部分で低くする
部品も売っています。
この部分を長くすれば
車高が下がりますよ。
ここが長くなると
スイングアームが上にいきます。
どちらの方法でも
足つきは改善します。
改善しますが問題もあります。
リアだけ下げているので
バイクの操作性に影響が出る可能性も。
必ずしも悪くなるとは限りませんが
純正とは違ってきます。
そこまで下げなくて大丈夫なら
トップケースを装着する方法も。
荷物の重みで下がるだけなので
1センチ程度かもしれません。
見た目を気にしないなら
実用性もありますし
おすすめの方法ですよ。
リアサス自体を短くすれば
乗り心地も変わってくるでしょう。
良くも悪くも一番変化がある方法。
サスペンションをいじるなら
そのことは承知しておきましょう。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
バイクの足つきの改善方法について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・シートを薄くする。
・リアサスを短くする。
片足のつま先が地面につくなら
バイクは乗れる。
そんなことも言われます。
確かにそれでも停止できますが
不安定なことも確かです。
路面がデコボコだったり
砂利でも浮いていたら
立ちゴケするでしょう。
足つきが良いほうが
安心感はありますよね。
バイク自体に加工をすると
乗り心地や操作性が変ります。
悪くなるとは限りませんが
やってみないと分かりません。
そう言うことからも
まずは靴から調製することを
おすすめします。
とは言えどの程度
足つきを改善したいかは
人によって違います。
10cm改善したいとなったら
靴だけでは無理でしょう。
足つきをよくするために
どんなことができるか。
それを覚えておけば
後は組み合わせることもできます。
一つでダメなら二つ、三つ。
できることをやっていきましょう。
管理人の経験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
最初に車高を意識したのは
オフ車を買った時でした。
1~2センチ程度ですが
かかとが浮く状態。
それまでは両足べったりが当たり前。
納車後、最初の信号待ちで
危うく立ちゴケするところでした。
いつもの感覚で無意識に
左足を完全に接地させたんです。
足がつくまでバイクが傾きますから
いきなり倒すところでした。
幸いなんとか踏ん張れましたが
かなりあせった記憶があります。
ブーツの中敷きを厚くする方法は
このころに実践していました。
ほんの1~2センチでも
地面につくかつかないかで
安定感が違いますよ。
その後トップケースを
使うようになりました。
ケースの重さで足つきも改善。
中敷きを使わなくても
ギリギリ届くようになりました。
今もこの状態で乗っています。
つま先立ちでも乗れるとは言え
やはり安心できません。
立ちゴケしないためにも
できることから試してみませんか?