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バイクを冬眠明けに再始動。確認すべき場所はどこ?

この記事は約 12 分で読めます。

新緑の季節は気持ち良いですよね。
管理人のヒキです。 
 
今日は冬眠明けバイクの再始動について 
お話をしたいと思います。 
 
バイクの冬眠にも2種類ありますよね。 
 
バッテリーを外したり 
ガソリンを満タンにしたりして 
準備してからの冬眠。 
 
準備をする人なら 
復帰のためにやることも 
分かっているでしょう。 
 
問題はもう一つのほう。 
 
 
寒くなったらいつの間にか乗らなくなり 
気が付いたら冬眠になっていた。 
 
 
意外にあることですよね。 
 
準備をしなかったわけですから 
再始動が厄介なのはこのタイプ。 
 
何から点検するべきでしょうか? 

まず結論から言うと 
安全に関わることを点検しましょう。

 
エンジンがかかったとしても 
安全に走れなければ 
事故になってしまいます。 
 
最低限点検するところは 
全部で3カ所。 
 
それぞれ順番にお伝えしますね。

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冬眠開けにする点検は?

走るよりも重要なこと

バイクは走ることよりも 
重要なことがあります。 
 
止まれること。 
 
ブレーキがきかなかったら 
家の前でいきなり事故に 
なるかもしれません。 
 
止まれずに車道に出たら 
車が来るかもしれないですからね。 
 
まずはブレーキが固着していないか。 
 
バイクを押し歩いて確認しましょう。 
 
一冬くらいなら 
大丈夫だとは思いますけどね。 
 
安全のために前輪、後輪とも 
しっかり確認しましょう。

押し歩きのもう一つの効果

バイクを押して歩くともう一つ 
気づくことがあるかもしれません。 
 
秋に乗ったまま冬眠になったのなら 
バイクが重く感じるでしょう。 
 
タイヤの空気が抜けていますから。 
 
 
正確に言えば空気圧が下がっています。 
 
 
空気が抜けているのも理由ですが 
気温の問題もあります。 
 
最後に入れたときから 
気温も変動しましたよね。 
 
一年を通して空気圧を 
点検してみると分かりますが 
気温の影響も大きいです。 
 
 
春から夏にかけては 
あまり空気圧は下がりません。 
 
逆に秋から冬にかけては 
すぐに下がります。 
 
暑いと空気は膨張しますし 
寒いと収縮します。 
 
春から夏にかけては 
気温が上がっていくので 
タイヤ内の空気も膨張します。 
 
だからまだ寒い春先に入れた空気は 
意外に圧力が長持ちします。 
 
 
逆に暑い夏に入れた空気は 
秋、冬と気温が下がるにつれて 
どんどん縮んでいきます。 
 
月に一度は調整しないと 
すぐに空気圧が下がりますよ。

エンジンはかかるのか?

止まれることが分かったら 
エンジンをかけてみましょう。 
 
セルを回してみるのも良いですが 
テスターがあるなら電圧チェック。 
 
そのほうが結果的に 
早く復活できるかもしれませんよ。 
 
 
一冬放置したバッテリーは 
間違いなく弱っています。 
 
一発でエンジンがかかれば良いですが 
かからなければ電気を使い 
バッテリーがさらに弱ります。 
 
充電に必要な時間も 
長くなりますよね。 
 
 
それなら無理にセルを回さず 
バッテリーを充電したり 
他車から電気をもらってエンジン始動。 
 
そのほうがバッテリーに 
余計な負担をかけずにすみますよ。

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
冬眠明けのバイクの 
点検箇所についてお話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 

・ブレーキが正常に動くか。 
 
・タイヤの空気圧。 
 
・バッテリーの電圧。

 
最低限これだけは確認しましょう。 
 
もちろん他にも 
点検したほうが良い箇所は 
たくさんあります。 
 
チェーンやエンジンオイルなど 
基本的な整備はしたほうが 
安心安全です。 
 
 
でも近年のバイクなら 
一冬くらい放置しても 
あまり問題にはならないでしょう。 
 
一冬と言っても三か月くらいですけどね。 
 
 
今のバイクはインジェクション。 
 
キャブレターの時代と違って 
放置しても始動性はあまり落ちません。 
 
キャブ車は準備もしないで放置したら 
まずはキャブレターの掃除からでしたが。 
 
 
その代わりバッテリーが 
より重要になっています。 
 
燃料ポンプは電動。 
 
完全にバッテリーが上がっていたら 
押しがけもできません。 
 
燃料が供給されませんから。 
 
 
キャブとインジェクションで 
そんな違いもありますよ。 
 
若い人で古いバイクに興味があるなら 
違いも覚えておきましょう。 
 
 
不思議なもので 
月に一度でも動かしていると 
コンディションは維持できます。 
 
ゴム部品なども動かしていると 
長持ちしますし。 
 
 
放置すると固くなって劣化も早いです。 
 
 
ゴムやパッキンなどの維持を考えるなら 
バイクを押し歩くだけでも違いますよ。 
 
タイヤの接地面が変わりますし 
サスのパッキンも動きます。 
 
倒立サスだと分かりやすいですが 
一か月くらいでも放置後に動かすと 
微妙にオイル漏れしたりします。 
 
漏れと言うか、にじむくらいですけど。 
 
それくらいなら最初だけで 
直ぐに漏れなくなりますが。 
 
パッキンもオイル切れで 
動きが悪くなっているのでしょうね。 
 
冬眠明けは予想外の 
トラブルが発生するかもしれません。 
 
 
最後に乗ったときは問題なかった。 
 
 
そうだとしても各所に異常がないか 
注意しながら乗ってください。 
 
故障から事故になったら 
しばらくバイクに 
乗れなくなるかもしれませんよ。

管理人の体験談

最後に僕の経験をお話ししますね。 
 
まとめのところでお伝えした 
パッキンのオイル漏れ。 
 
これを防ぐために 
エンジンをかけないまま 
バイクを動かすときもあります。 
 
 
駐車しているバイクにまたがると 
体重がかかりますから 
リアサスが動きますよね。 
 
そのまま前輪ブレーキを握り 
ハンドルに体重をかける。 
 
これでフロントサスが縮みます。 
 
戻る反動を利用して少し後退。 
 
これでタイヤの接地面も動きます。 
 
週末に乗れない倒立サスのバイクは 
せめてこうやって動かしています。 
 
ほんの一手間かけるだけで 
バイクの調子を維持できますよ。 
 
 
そんなことは「めんどくさい」と 
思うかもしれません。 
 
でも放置すると再度動かすときに 
点検で余計にめんどくさくなりますよ。 
 
 
乗らなくても放置はしない。 
 
 
これだけで冬眠明けも 
快調に動かせるようになります。 
 
次の冬からは実行すれば 
春になったらすぐバイクに乗れますよ。