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管理人のヒキです。
今日はバイクのタイヤの
メンテナンスについて
お話ししたいと思います。
タイヤの日常点検は何をすればよいの?
交換を自分でやりたいけど
手順が分からない。
こんな悩みはありませんか?
自分でやるのは日常点検までに
しておいたほうが無難です。
タイヤ交換を費用のために
自分でやろうと思っているのなら
おすすめできません。
必要な工具、それを使う頻度。
交換のための労力まで考えたら
割にあわないですよ。
この後に交換手順もお話しします。
でもそれは趣味の世界だと
思ってもらったほうが良い作業です。
現実的にタイヤ交換を安くする方法は
バイクからホイールごと外して
それだけでお店に持ち込むことです。
タイヤ代と組み替え工賃だけですから。
バイクへの脱着は自分でやりますけど
タイヤの組み替えに比べれば
かなり楽な作業です。
そのあたりのことも踏まえて
順番にお話ししていきますね。
最初に日常メンテナンス。
その次にタイヤ交換の手順。
この順番でお話ししていきます。
タイヤのメンテナンス
タイヤの日常点検
まずは日常メンテナンス。
タイヤは溝の深さと
空気圧の点検が基本です。
溝の深さは目視でできます。
一番簡単な点検方法ですね。
こちらから説明していきます。
深さ自体を見るのも良いですが
何か基準がないと
分かりづらいですよね。
定規などで測っても良いですが
用意が必要になります。
いちいち測らなくてもすむように
タイヤの溝に基準があるんです。
タイヤの側面を見ると
三角マークがあります。
画像は車のタイヤですが
バイクも一緒です。
このマークの延長上の溝は
他より浅くなっています。
スリップサインと言って
タイヤが減っていくと
ここの溝が最初になくなるんです。
その状態になったら
タイヤ交換をしましょう。
点検の時はこのスリップサインが
でていないかを確認すれば大丈夫です。
泊まりのツーリングだと
長距離を走ることになりますよね。
帰ってくるまで大丈夫か
そこも注意して見て下さい。
次は空気圧です。
これはゲージが必要になります。
道具がなければできませんから
持っていない人は
お店で確認してもらいましょう。
バイク屋にしろガソリンスタンドにしろ
無料のところが多いですよ。
とはいえ空気圧調整は
タイヤが冷えているときにやるのが基本。
できれば自宅でやったほうが良いです。
安い空気圧計なら数百円ですから
一つ持っておくと便利ですよ。
自宅でできるなら月に一度くらい
点検したほうが良いです。
が、外気温にもかなり左右されます。
僕の経験上、寒いときにいれておくと
空気も長持ちします。
暑くなると膨張するのでしょう。
冬から夏にかけては
あまり減りません。
夏から冬にかけては
気温が下がっていくので
空気圧も減りやすいです。
この時期は秋のツーリングシーズン。
出かける前に必ず点検しておきましょう。
タイヤ交換
ここからはタイヤ交換について
お話ししていきます。
記事の最初にも書きましたが
費用のことだけを考えるなら
おすすめしません。
僕が最初に挑戦したのは
オフ車に乗るからでした。
林道ツーリングに行ってパンクをしたら
自分で修理が必要だからです。
そのために最低限の知識と技術を
身につけようと思いました。
チューブにパッチを貼るだけなら
タイヤ交換より楽ですけどね。
ある程度の道具もそろえたので
その後はスクーターもやっています。
スクーターは別のメンテナンスも
一緒にできますから
やっているというかんじです。
作業自体は難しくありません。
が、力を使います。
正直に言えば疲れるので
やりたくない作業です。
僕が非力なだけかもしれませんが。
チューブタイヤもチューブレスも
基本的にやることは一緒です。
チューブに穴をあけないように
注意が必要ですけどね。
手持ちの画像がスクーターなので
チューブレスで説明します。
タイヤ交換の手順
タイヤをバイクから外したあとの作業を
簡単に説明すると
・空気を抜いて、ビードを落とす。
・古いタイヤからホイールを外す。
・新しいタイヤにホイールをいれる。
・空気圧を調整する。
このようにやること自体は簡単です。
順番に説明しますね。
まずは空気を抜きます。
空気バルブの中にある
ムシを外せば空気が抜けます。
ムシ回しを用意してくださいね。
空気が抜けたらビードを落とします。
ホイールとタイヤを
分離させる作業のことです。
空気を抜いたあとも
タイヤがホイールにくっついています。
これをはがすのですが
なかなか強力にくっついています。
踏んだり叩いたりでも良いですが
ビードブレーカーがあると簡単です。
てこの原理でタイヤを押せる道具です。
道具さえあればここまでは簡単です。
ビードが落とせたら
いよいよタイヤ交換。
タイヤのゴムをめくって
ホイールから外すのですが
これに力を使います。
タイヤレバーを使うのですが
力任せではホイールに
傷をつけてしまいます。
タイヤレバーがあたるところには
リムプロテクターやウエスなどを使って
傷がつかないように気をつけましょう。
あとはコツもありますが
最後は力です。
タイヤレバーが何本かあると
押さえながらやれて多少は楽ですよ。
最初のうちはよいのですが
だんだん硬くなっていくんです。
片側が外れたらもう片方も。
これでやっとタイヤが外れます。
外れたら今度は取り付け。
この作業もタイヤレバーを使って
片側ずつホイールにいれていきます。
外すときと逆の手順です。
ビードに専用ワックスをつけておくと
多少は滑りが良くなります。
ここで注意点が一つ。
タイヤの回転方向に気をつけてください。
回転方向があるタイヤの場合
バイクに取り付けたときのことも
考えながらの作業になります。
タイヤをホイールに取り付けて
車体につけようとしたら
回転方向が逆だった。
こんな事態になったら悲しすぎます。
もう一度外して組み直しですよ。
ホイールに向きがなければ
どちらでも大丈夫です。
回転方向に間違いなく交換できたら
タイヤに空気を入れます。
コンプレッサーを使って空気を入れると
ビードがあがります。
「パンッ」となかなか大きな
音がしますけど
正常ですから驚かないでくださいね。
ビードがあがったら
指定された圧力に調整します。
あとは車体に取り付けて完成です。
お疲れ様でした。
タイヤメンテナンスのまとめ
ここまでタイヤのメンテナンスについて
お話ししてきました。
簡単にまとめると
日常点検は溝の深さと空気圧。
タイヤ交換には道具と力が必要。
タイヤ交換は自分でしても
あまり安くなりません。
道具が必要ですからね。
簡単にあげてみると
ムシ回し、ビードブレーカー
タイヤレバー、リムプロテクター
ビードワックス、コンプレッサー。
このあたりが必要になってきます。
ほとんどの道具は一つにつき
千円以下で買えます。
一番の問題はコンプレッサー。
シガーライターから電源をとるような
安い商品もあります。
でも、それでビードがあがるかは
使ったことがないので分かりません。
手動の空気入れでは
おそらく無理だと思います。
こっちもやったことはないですけど。
メンテナンスが好きなら
コンプレッサーを買うのも良いです。
そうじゃないなら高くつきますよ。
メンテナンスを自分でやる利点は
細かいところでも納得いくまで
いじれることです。
例えばボルト。
僕がメンテナンスで外したボルトは
パーツクリーナーで掃除をして
改めて油をつけて使っています。
バラしたついでに
普段見えないような所も掃除をしたり。
お店ではやってくれない作業です。
こう言うことにメリットを感じるなら
タイヤ交換に挑戦も悪くないです。
メンテナンスを自分でどこまでやるか。
正解はありません。
楽しいと思えないのでしたら
素直にお店に任せましょう。
タイヤ交換なんて
めったにやらない作業ですからね。