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管理人のヒキです。
今日は林道ツーリングに
ソロで行く場合について
お話をしたいと思います。
「ソロで林道は危険だよ」
「何かあっても助けは来ないよ」
という意見も当然あるでしょう。
それも踏まえて
お伝えしていきたいと思います。
まず結論から言うと
事前準備をしっかりして
無茶をしなければ大丈夫です。
「それでも起きるのが事故でしょ」
と言われれば返す言葉はありません。
その通りです。
でも、絶対に安全な場所なんて
ありませんよね。
自宅にいたとしても
自然災害が起きるかもしれません。
100%の安全は無理だと割り切って
事故の確率を下げる努力をする。
自分はこういう考え方です。
そして今のところはケガもなく
無事に帰れています。
これから書くことは
そういう経験が前提になっています。
いきなり事故のことを書いていますが
林道、特にダートはそういう所です。
未舗装路は滑りやすく
転倒の危険が常にあります。
一人で転んで
身動きができない状況になっても
交通量が少ないですから
すぐには助けてもらえないでしょう。
そんな状況で出血でもしていたら
命にかかわります。
できることなら
二人以上で行くべきです。
とは言え、身近にオフ車乗りがいなければ
なかなかいく機会が
作れないことになってしまいます。
友人関係にいなければ
ツーリングクラブにでも
入るしかないですからね。
せっかくオフ車を買っても
出かけたいときに
行けないのではつまらないです。
バイクはやはり気ままに
自由に動きたいです。
天気や気分で予定を変えたくても
マスツーリングだと
そういうわけにもいかないですし。
だから林道ソロツーリングを
始めてみました。
一人の場合は準備をしっかりしてから
安全第一で行きましょう。
では順番に書いていきますね。
出かける前の段階として
なるべくメジャーな林道を
ルートとして選んで行きました。
上でも書きましたが転倒して
動けない時に人が誰も来なければ
死ぬかもしれません。
一人で行く以上
あまりに人の来ない道は避けるべきです。
とは言ってもダートは
年々減ってきています。
休日で名前がついているような林道なら
オフロード好きの車やバイクが
ほとんどの場合いますけど。
そういうメインルートだけにして
そこから分岐するような道は
やめておきましょう。
ルートを決めたら
事前に誰かに伝えておいてくださいね。
親でも友人でもかまいません。
登山の時の入山届けではないですが
そこに行っていることを誰も知らないと
何かあった時に対応が遅れます。
一人で行くことを伝えておいて
帰ってきたら
無事の連絡をしておきましょう。
一番良いのは林道に入るときに連絡して
次は何時ごろ連絡すると伝える方法です。
例えば1時間後に連絡すると言われて
2~3時間しても連絡がなければ
普通は何かあったのかと心配しますよね。
電話をかけて確認してみて
繋がらなければ
警察に連絡してくれるかもしれません。
本当にトラブルが起きている時なら
ありがたいことです。
でも連絡を忘れていただけだと
大騒ぎになってしまいます(^^;
この方法をやるときは忘れずに
無事の連絡をしてくださいね。
持ち物は普段のツーリングの荷物に
メンテナンス道具と
ちょっとした非常食を足します。
メンテナンス道具は普段から
持ち歩いている人もいますけどね。
林道に行くなら
パンク修理の道具くらいは
持っていきましょう。
自分ではできない人も
道具があればできる人に
助けてもらえるかもしれません。
他力本願な考え方はよくありませんが
あくまで最悪の場合です。
パンクをしてもゆっくりなら
動けるかもしれませんし
ロードサービスを頼めるかもしれません。
あまり山の中の林道だと
ロードサービスを頼んでも
来てもらえないかもしれませんが。
そこは覚悟をしておいてくださいね。
基本は自分で修理ですよ。
非常食もそんなに大げさに考えなくて
ちょっとしたもので構いません。
500ミリのペットボトルの水と
カロリーメイトの一箱でもあれば
日帰りの予定なら十分です。
ただし、あくまで非常用ですよ。
手をつけない食糧です。
無事に林道から出てくるまでは
ペットボトルも開けてはだめですよ。
通常の飲み物や食べ物は
別に持ってくださいね。
服装はオフロード用の装備が
一式あれば安心ですが
なければ通常のツーリング装備を。
というか、自分もオフロード用の装備は
持っていないんです・・・。
肩と肘にパッドの入っている
ツーリングジャケットに
レザーブーツで行っています。
膝だけはプロテクター買いました。
ニーシンガードっていうやつです。
膝に直接つけて
その上からズボンをはいています。
オフロード用のブーツを
買おうかと思ったこともありますが
歩きづらそうなのでやめました。
安全性を考えたら
チェストプロテクターなどと一緒に
そろえた方が良いのでしょうけどね。
あとは基本的なことですが安全運転です。
林道だって公道です。
交通量が少なくてもカーブの向こうに
対向車がいるかもしれません。
道は細いでしょうから
正面衝突なんてことにならないように
しっかり左側を走りましょう。
スピードも当然控えめに。
正面衝突も遅い方が回避しやすいですし
転倒したとしても
ケガは軽くて済むでしょう。
遅すぎて不安定になっては困りますが
そうならない程度に控えめに。
景色でも眺めながらゆっくり走っても
楽しめるのが林道です。
あっ、脇見運転はだめですよ。
色々書いてきましたが林道での危険を
ゼロにすることはできません。
でも、それは一般道でも同じことです。
準備をしっかりして安全に気を付ける。
基本的なことを守れば
林道ツーリングだって
ソロで行けますよ。