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管理人のヒキです。
今日は自賠責保険の名義変更について
お話をしたいと思います。
バイクで公道を走るなら
加入が義務づけられている自賠責保険。
任意保険と違い
未加入は重い罰則があります。
人と言うよりも
車両につける保険です。
車両に付いている保険なら
所有者が変わっても
名義変更は必要無いのでしょうか?
デメリットはなくなります。
重要なことなので
最初に記載しておきますが。
名義が誰であれ加入してあれば
事故の被害者に保険金は支払われます。
だから名義変更しなくても
金銭的なデメリットはありません。
それを踏まえた上で。
バイクの売買どちらをするにしても
自賠責保険は関係してきます。
名義変更の必要性やデメリットなどを
順番にお伝えしていきますね。
自賠責保険の名義変更
名義変更は必要?
名義変更が必要かと言われれば
本来は必要です。
保険金の支払いや
法律的な問題はありませんが。
保険会社は名義変更するように
求めています。
言わば契約上の義務。
実害はなくても必要なのは
保険会社との契約だからです。
名義変更しないデメリット
名義変更をしないデメリットは
事故が起きたときに手間がかかること。
自分が現在の所有者ならば
仕方がありませんが。
手放した車両の自賠責名義が自分だと
保険会社や警察から
確認の連絡が入るかもしれません。
事情を説明する手間だけで
金銭的な実害などはありませんが。
業者に売るなら
普通は手続きをして貰えます。
でも個人売買だと相手任せ。
気になる人は自賠責の名義変更も
確認してから
車両を引き渡しましょう。
自分が所有者の場合も
デメリットがあります。
更新の連絡が来ません。
自分で契約期間を把握できていれば
問題ありませんが。
期間が複数年残っていれば
忘れることもあるでしょう。
長期契約なら
4年後とかもありますし。
自賠責未加入の罰則は
以下の通りで重いです。
・1年以下の懲役か50万円以下の罰金。
・違反点数6点。
6点は無事故無違反からでも一発免停。
さらに事故を起こしても
保険金がありません。
未加入を防ぐためにも
契約更新は忘れないようにしたいですね。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
自賠責保険の名義変更について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・名義人は事故の時に保険会社や
警察から連絡が来る可能性がある。
・更新の連絡は名義人に行く。
世の中のデジタル化が進んでいますが
自賠責はなかなか手間です。
名義変更だけでなく
新規申し込みや継続も含めて
ネットで即日完了にはなりません。
証書とステッカーという
現物が必要なのが理由でしょう。
証書はデジタルでも
確認できると思うのですが。
ステッカーも車では必要ないですし。
改善の余地はあると思うのですが
簡単には変わらないでしょうね。
実際に影響があるのは車検の無い
バイクユーザーくらいでしょうから。
自賠責保険は名義変更しなくても
実害が及ぶことはないと言われています。
仮に車両を売買したあとに
事故が起きたとしても保険料は前払い。
自賠責の名義が誰でも
事故の被害者に保険金は支払われます。
被害者救済に問題はありませんが。
仮に自分名義で他人が事故をした場合
警察や保険会社から
連絡がくることもあるでしょう。
巻き込まれることは無いにしろ
対応する手間はかかりますよね。
事故が起きたときに手間をかけるか。
事故の前に名義変更の手間をかけるか。
確率だけを考えたら
事故が起きる確率の方が低いですが。
保険会社は名義変更するように
記載してありますよ。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
今まで原付のほとんどは
個人売買をしています。
売るのも買うのも。
店で買ったのはモンキ-50くらい。
ヤフオクで買った原付は
今のところ全部自賠責切れでした。
新規加入しているので
問題になったことはありません。
友人、知人との売買では
残りの月割りで精算。
名義変更はせずに
期限が切れるまでそのままですね。
実際にリスクがあるとすれば
車両の名義が
変更されていない時くらいでしょう。
車両名義が自分のままだと
所有者ですからね。
事故を起こした人が逃げてしまえば
車両所有者としての
責任が発生してしまいます。
車両の名義を変えないまま
他人に譲渡することは
普通だと考えられませんけど。
そんな事態にならないためにも
自賠責の名義より
車両の名義をしっかり変更しましょう。
特に友人、知人との売買。
オークションなどを利用して
見知らぬ人との売買なら
きっちり変更するのは当然ですよね。
身近な相手のほうが気をつけないと
このへんが緩くなったりします。
何も起きなければ良いですが。
事故でも起これば人間関係まで
壊れる可能性もあります。
お金、名義、車両。
この関係があいまいだと
トラブルの元です。
例えばですが。
・自分のバイクを友人に売る約束をした。
・代金はまだもらっていない。
・名義変更もしていない。
・友人の運転で売却予定車両を
友人宅に移動中に事故。
こんな状況になったらどうでしょう?
誠実な友人ならバイクが廃車でも
代金を払ってくれるでしょう。
バイクがなくなったからお金を払うのを
渋る人もいるかもしれません。
これくらいなら友人の本性が
分かるだけなのでまだマシですが。
友人がこの事故で
亡くなったらどうでしょう?
車両代を遺族に請求できますか?
名義が自分のままだと
事故対応も必要になるでしょう。
車両の所有者として
事故の相手に賠償請求される
可能性だってあります。
もちろん事故が起きる可能性は低いです。
でもゼロではありません。
面識がある相手だからこそ
きっちりしておかないと
やりづらくなることも起こりますよ。
基本的にはヤフオクなどの
個人売買でする順番が無難です。
お金の決済。
車両などの各種名義変更。
車両の引き渡し。
この順番でやっておけば
トラブルは減りますよ。
身近な関係だからこそ
手続きはしっかりやる。
バイクに限らず重要なことです。
赤の他人なら裁判でも出来ますが。
最悪の場合家族だと
裁判すら出来ないことだってあります。
トラブルの可能性がある契約は
しっかり更新しておきましょう。
実害がなくても自分の物なら
自分名義にしておくのが理想ですよね。