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管理人のヒキです。
今日はヒューズボックスからの
電源取り出しについて
お話をしたいと思います。
電装品を増設するときに
必要になるのが電源取り出し。
難しそうと思っていませんか?
ヒューズ電源を使えば簡単です。
常時電源でも
アクセサリー電源でも
簡単に取り出せます。
その後にUSBに変換すれば
取り付けできる物がさらに増えます。
スマホの充電にも必須ですよね。
グリップヒーターや電熱ウェア。
ドラレコやナビなど
全て電源が必要ですよね。
お店に任せても良いですが
自分でやれば工賃を節約できます。
取り付けに失敗しても
安全運転には支障ありませんから
挑戦してみませんか?
ヒューズボックスから
電源を取り出すには
ヒューズ電源を使います。
⇒ヒューズ電源
純正と差し替えるだけで
電源を取り出せます。
この作業自体は簡単ですから
1分もかかりません。
簡単な作業ですが
注意点はあります。
作業するときの注意点は
以下の3つ。
・取り出す場所
・ヒューズの向き
・使う電力
これから順番に
説明していきますね。
まずは取り出す場所。
ここで重要なのは
いつ電気が流れるかということです。
バイクはほとんどの場合
キースイッチを切れば電源が切れます。
でも、時計などは
電源を切っても動いていますよね。
キースイッチに関係なく
電気が流れるところもあるんです。
そういうところから電源をとりだすと
常に電気を使ってしまいます。
時計のように少ない消費電力。
毎日バイクに乗る。
そういう使い方でない限り
バッテリーがあがってしまいます。
常時電源が必要なことは
バイクだとあまりありません。
キースイッチを切れば
電源も切れる。
そういう場所を探したほうが
安心して使えますよ。
2つ目はヒューズの向きです。
ヒューズ電源は片側に
電源取りだし用の線がついています。
これをどちらの向きにつけるかで
ヒューズの役割が変ってきます。
ヒューズはそれぞれ
プラス側とマイナス側に繋がります。
説明のために簡略化した画像です。
画像だと右側がプラス側。
左側がマイナス側。
基本的にはプラス側から
電源線が出るように取り付けます。
この向きで使うと純正回路とは分岐して
電源を使えます。
では逆向きだと使えないのでしょうか?
答えは使えます。
むしろ安全に。
純正配線の想定以上に
電気を流しませんから。
こちらに関しては
別の記事で詳しくお伝えしています。
気になる方は読んでみて下さい。
⇒ヒューズ電源に向きはある?正しく取り付けるための考え方
最後の3つ目は使う電力です。
ヒューズ電源は純正配線から分岐して
電気をとりだしています。
大容量の電気を取りだすには
むかないやり方です。
最近だと危険なのがUSB。
以前と比べて大電流を
扱えるようになっています。
USBの差し込み口が二つ。
それぞれが2.4アンペアに対応。
こんな製品も増えてきて
普通に売っています。
スマホだけでなくタブレットでも
充電できるのは良いのですが
電気を使いすぎる可能性も。
ヒューズ電源の管ヒューズは
5Aの場合が多いです
USBを増設したとしても
つなぐ機器は選んだほうが良いですよ。
両方を最大で使うことも
普通はないと思いますが・・・。
心配な人はリレーを使って
バッテリーから取りだしましょう。
詳しいやり方はこちらの記事を
参考にしてみてください。
⇒バイクの電源取り出しにリレーを使う。キー連動が便利で安心
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
ヒューズボックスからの
電源取り出しについて
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・ヒューズの向き
・使う電力
この3つに注意すれば
簡単に取り出せます。
ヒューズボックスのある場所は
ご存じでしょうか?
説明書やサービスマニュアルがあれば
場所は載っているでしょう。
確認しておかないと
イザと言うときにも困りますよ。
分からない場合も探し方はあります。
基本的には雨で濡れない場所。
多いのはシート下です。
それ以外の場合もありますから
濡れにくそうな場所を探してみて下さい。
それでも見つからない場合。
そもそもヒューズボックスが
ないのかもしれません。
小排気量のバイクだと
メインヒューズだけの場合も。
バッテリーの直後にあったり。
一つだけ独立してあったり。
こう言うバイクだったら
ヒューズ電源はやめておきましょう。
そういう場合は
・リレーを使ってバッ直。
・ホーンから分岐。
このあたりが簡単な方法です。
それぞれのやり方は
こちらの記事も参考にしてみてください。
⇒バイクの電源取り出しにリレーを使う。キー連動が便利で安心
⇒バイクの電源取り出しをホーンからしたい。スイッチに注意
シガーソケットやUSBの増設。
グリップヒーターや電熱ウェア。
電源を取り出せるようになると
快適装備を自分でつけられます。
バイクを乗り換えても
付け替えられますから
覚えておくと便利ですよ。