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管理人のヒキです。
今日はバッテリーの交換時期について
お話をしたいと思います。
電子制御も増えた現在のバイクや車。
一昔前に比べるとバッテリーに
負荷がかかっています。
劣化したら交換するしか無いですが
なるべく長く使いたいですよね。
交換時期は分かるのでしょうか?
電圧を目安にしましょう。
バッテリーの寿命は2~3年なんて
言われることもありますが。
ほとんどの場合もっと使えます。
倍の5~6年くらいは普通です。
電圧と寿命はイコールではありませんが
一般的な使用なら目安になります。
電圧や交換時期のことを
順番にお伝えしていきますね。
バッテリーの交換時期はいつ?
バッテリーの状態
バッテリーの状態は
使い方によって変わります。
バイクや車のバッテリーは
12V(ボルト)が一般的。
古いバイクだと6Vや
トラックだと24Vもありますが。
12Vと言われていても
常に一定ではありません。
車両の状態などによって変わります。
走行中ならバイクで発電しているので
14V前後まで高くなります。
逆に一番電圧が下がるのは
エンジンをかけるとき。
セルモーターは電気で回しますが
エンジン始動前で発電はしていません。
バッテリーから一気に電気を使います。
今はヘッドライトも常時点灯ですから
瞬間的に9Vなどの一桁まで
下がることもあります。
バッテリーで必要なのは
このスタート時の電気。
エンジンがかかれば発電するので
バッテリーが弱っていても
走ることはできます。
寿命の目安
寿命の目安は二つあります。
・電源オフの状態
・アイドリング時
この二つの電圧を目安にしましょう。
電源オフの時は分かりやすいです。
テスターで電圧を計って
11.5ボルトを下回るようなら
バッテリーはかなり弱っています。
テスターではなく
バイクにつけた電圧計で確認するなら
電源投入直後。
ヘッドライトが点灯するなら
10ボルト台まで下がると
かなり弱っています。
どちらの場合も交換時期だと
考えられる電圧です。
注意点が一つあります。
先ほどの目安の電圧は
純正状態の車両の場合です。
バッ直で電装品を取り付けていれば
キースイッチをオフにしていても
電気は消費されています。
電源投入直後の状態も同じです。
ドラレコやスマホ充電用のUSBなどは
キースイッチのオンと同時に起動。
その分電圧は下がります。
後付けの電装品があるほど
新品状態でも電圧は下がります。
そのことは考慮しておきましょう。
アイドリング時の電圧は
今のバイクだとあまり変わりません。
純正状態のままなら
交換時期の目安にはならないでしょう。
変わるとしたら
後付けの電装品がある場合。
例えばグリップヒーター。
使っていてもバッテリーが新品の時は
アイドリングで12V以上あった。
それがいつのまにか
12Vを下回るようになった。
こんな具合にバッテリーの経年劣化は
電装品を使っていれば分かります。
車だと消費電力の大きいヘッドライトや
エアコンを使うと分かりやすいのですが。
現在のバイクのヘッドライトは常時点灯。
もちろんエアコンもないですから
純正状態だとあまり差が出ません。
後付け電装品がある場合は
普段から変化を気にしてみましょう。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
バッテリーの交換時期について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・測るのはアイドリングか
電源オフの状態。
・後付けの電装品があるなら
その分の電圧降下も考えておく。
バッテリーの劣化は少しずつ進行します。
明確な交換時期は分かりません。
使えなくなるまで使うのなら
明確になりますが。
外出先でセルが回らなくなったら
なかなか厄介ですよね。
そうなる前に交換するなら
目安になるのが電圧。
電気を使ったときの電圧低下が
少しずつ大きくなっていきます。
エンジンを切って発電、充電が
されていない時の電圧も
少しずつ下がっていきます。
新品の時に比べて
どれくらい低下したか。
又は12Vからどれだけ低下したか。
このあたりを交換時期の
目安にしましょう。
バッテリーには当たり外れがあります。
同じメーカーのバッテリーを
同じ車両に使っても
寿命が倍以上違うことも。
だから電圧を目安にしています。
定期的に交換するのも
一つの方法ですが。
コストがかかります。
安心、安全のためのコストと
割り切るなら良い方法です。
ふだんから電圧を確認するなら
電圧計の取り付けがおすすめ。
安い製品なら数百円でありますよ。
デジタル電圧計
電圧計の取り付けは簡単。
配線を二本繋ぐだけです。
取り付けに自信の無い人は
こちらの記事も参考にしてみてください。
バッテリーの経年劣化は避けられません。
適切な時期に交換して
トラブルを避けつつ
経済性も考えていきましょう。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
バッテリーは価格差が大きい商品です。
同じ車両に使うバッテリーでも
国産と中国製では
倍以上の差があったりします。
そこで気になるのが交換時期。
値段が倍しても
寿命も2倍以上あるのなら
高くはありませんが。
残念ながら価格と寿命は
関係なさそうです。
高い国産のほうが
バラツキは少なそうですが。
中華バッテリーは
当たり外れが大きい気がします。
寿命が長い物も短い物も混在している。
国産の物は寿命の差が少ない。
そんなイメージです。
あくまで僕個人が使っている
感想ですけどね。
統計的に考えるなら
サンプル数が少なすぎです。
だからこそ全てのバイクや車に
電圧計を付けています。
数百円の電圧計だと
正確ではないかも知れません。
でも変化を見ることはできますから。
水がかからない設置スペースがあれば
車用がお気に入りです。
電圧サーモ電波クロック
電圧計だけでなく
電波時計と気温も同時に計測できる
便利な製品がありますよ。
万が一の保険として
ジャンプスターターも持っています。
ジャンプスターター
スマホの充電にも
バイクの充電にも使える
モバイルバッテリータイプ。
スクーター通勤なので
鞄に入れて持ち歩いています。
ジャンプスターターとしては
お世話にならないように
気をつけていますけどね。
普段から電圧を気にしておけば
交換時期も分かりやすいですよ。