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管理人のヒキです。
今日は「げんつき」について
お話をしたいと思います。
⇒げんつき
女子高のバイク部。
部員のバイクのある日常を描く。
そんな設定だけ聞くと
「ばくおん」と同じです。
「ばくおん」については
こちらの記事をご覧ください。
でも、内容は別物。
こちらの方が現実に近いです。
原付でツーリングするストーリー。
その舞台も実在するところ。
地元の人や知っている人なら
より楽しめるのではないでしょうか?
マンガやアニメの舞台を訪れる
いわゆる「聖地巡礼」。
そんな楽しみ方もできる漫画です。
原付の楽しみも色々ありますが
その一つである「気軽さ」。
これが良く描かれている気がします。
女子高生でも扱える小さく軽い車体。
それをいかして住み慣れた町や
ちょっとだけ遠い所をツーリグしてみる。
車では大きすぎる。
自転車では疲れる。
そんな隙間を埋めるのが原付。
近いからこそ知らない場所を
探検しているような感覚が
描かれています。
僕もモンキーを持っているので
読んでいて楽しめる
マンガの一つなのですが。
アマゾンのレビューを見てみると
酷評している人も多めな気がします。
悪い部分として挙げられているのが
「画力」。
「ページが白い」と書かれています。
確かに見せ場である
見開きのページなどは
風景が緻密に描かれていません。
今のように動画サイトが
普及した時代なら
そう感じてもおかしくないでしょう。
でも僕としてはページが白くても
良いと感じます。
リアルな描写がみたいなら
写真や動画を見ればいいだけ。
小説や漫画は想像、空想が
入り込む余地があるから
より楽しめるのだと思います。
マンガにリアルな体験を
求めている人には
物足りなく感じるのでしょう。
でも実写を使ったところで
実際に行くのとは違いますから。
写真でも動画でも大きさや重さまでは
正確に認識できません。
空間の広がりも体験できませんよね。
VRゴーグルでも使えば
ある程度リアルになりますが。
それでも温度、湿度、においなど
本当の体験とは違います。
実写映像を使っても現実には及ばない。
それなら割りきって「白い」のも
悪くないと感じます。
そもそも女子高生が気軽に
原付で行ける場所。
そういう場所ですから
「絶景が広がっている」
なんてことはありません。
身近な場所の再発見。
それが原付の楽しみの一つです。
もう一つ批判的な意見で多いのは
制服で乗っていることでしょうか。
マンガだからと言う言い訳は
無しにしても
そこまで言わなくてもと思います。
もちろん現実でやれば
危ないことなんですが。
危ないことなんですが
僕は軽装もありだと思ってます。
転倒時のケガが重大になる。
これは間違いありません。
スカートのまま転倒すれば
軽傷でもすり傷だらけでしょう。
でも、ケガは自分持ち。
バイクは免許制。
免許所有者は
最低限の知識は学んでいます。
その中には当然事故のことも。
それでも軽装を選ぶのは
本人の自由では?
僕も通勤でスクーターを使っていますが
まともなプロテクターはしていません。
冬用のジャケットすら昔のなので
内蔵していないタイプですから。
一度だけ事故で転倒しました。
幸いなことに軽度のケガで済みましたが。
事故にあっても通勤で
フル装備にしようとは思いません。
それなら車に乗ります。
バイクに乗る以上
プロテクターで身を固めても
車に衝突すれば負けます。
壁や電柱でも負けますよね。
そういう乗りものですから。
バイクに乗っているのに
必要以上にけがを恐れる。
これはバランスの悪い
考え方だと思っています。
安全意識は時代とともに変化します。
僕よりも上の世代の人だと
ノーヘルが違法でなかった
時代があります。
そういう人にとって
ヘルメットは窮屈な物。
僕は最初からヘルメットに慣れていて
ノーヘルは怖く感じます。
それと同じように今の若い人は
プロテクターが普通なのかもしれません。
無いと怖くて乗れない。
そう言う人もいるのでしょう。
でも安全意識は人によって違うもの。
ノーヘルは違法ですが
プロテクター無しは
違法ではありません。
もちろん制服で乗ることも。
一昔前のバイク漫画のような
違法なことはしていません。
女子校生が楽しくツーリング。
そんな漫画なのですから
気楽に楽しめば良いと思ってます。
ツーリングに行きたくても行けない。
そんな時の気分転換に
読んでみてはいかがですか?