林道ツーリングと言えば
昔は未舗装路のダートに行くことでした。
最近は舗装化が進んでしまって
ダートの林道も
少なくなってしまいましたが。
オンロードバイクで山道を走るのは
楽しいツーリングです。
でも、オフロードバイクでダートを走るのも
違った楽しさがあります。
オフ車があって、ダートがあるという
条件ができてしまいますが
機会があったらぜひ試してみて下さい。
レンタルバイクと言う手段もありますから。
ただ、楽しいだけではすまないのも
林道ツーリングのやっかいなところです。
未舗装路だと路面の状態は悪いですよね。
滑りやすいしデコボコ道です。
そうなると転倒する可能性も出てきます。
雨が続いた後は土砂崩れで
道がふさがっている時だってあります。
前がふさがっているだけなら
引き返せば大丈夫です。
でも、来た道がふさがる可能性だって
ゼロではありません。
このように危険と隣り合わせですから
一人で行くのは危ないとも言われます。
ソロが好きな僕としても
そのことは理解しています。
でも、一緒に行く仲間を見つけるのも
なかなか大変です。
学生だったらスクーターも含めれば
それなりにバイク仲間もいました。
が、社会人になるとバイク乗り自体が
少なくなりますよね。
その中で更にオフ車乗りとなると
身近な人間関係ではいないです。
SNSで探したりも出来ますが
初対面の人と走ることになりますから
なかなか気楽には行けないですよね。
休日の天気や気温次第では
急に行きたくなる時もありますし。
だから今は一人でも
林道ツーリングに行っています。
しっかり準備をして無茶をしなければ
ソロでも大丈夫です。
事故の可能性がゼロにならないのは
オンロードでも一緒ですし。
僕の持ち物や服装が
どんな装備なのかを少し書いてみますね。
まずは服装から。
基本的にはオンロードの時と
同じ服装で行っています。
上はバイク用のジャケットで
下はジーパンです。
一箇所だけ違うのが
ニーシンガードを持っていくこと。
ヒザ用のプロテクターのことです。
最初からつけていくこともありますが
ダートに入る前につけることも多いです。
ズレないように体に直接つけるので
あまり長時間つけたくないんです。
林道ツーリングでは
プロテクターを可能な限り
付けた方が良いと思ってます。
ジャケットと合わせて
肩、ヒジ、ヒザ、背中に
プロテクターをつけてます。
本当は胸も欲しいところですが
ジャケットとの兼ね合いでありません。
その分オフ車のハンドルバーに
クッションはつけていますけど。
ブーツもオンロード用の革靴です。
オフロード用のブーツも欲しいのですが
使用頻度を考えると
なかなか買う決心が付きません。
ツーリング先で出会った
ダートが好きな人に言わせると
ブーツこそオフロード用が良いそうです。
理由を聞いてみたら
ダートは意外に立ちゴケが多く
足をバイクに挟むからと言っていました。
そんな時に頑丈なオフロードブーツの
ありがたみが分かるそうです。
確かに足場が悪いですから
足を地面についても
そのまま滑ることがあるのでしょうね。
安全装備をどこまでするかは
その人の覚悟次第です。
ソロでの林道ツーリングを考えている人は
どこまで用意するかをよく考えましょう。
次は持ち物について。
服装よりも持ち物の方が
オンロードとは変わってきます。
簡単に言えば水、食料、工具を
多めに持ちます。
水は通常に飲むようとは別に
未開封のペットボトルを持っていきます。
非常用です。
500mlを1本だけですが。
食料も非常用にカロリーメイトなどの
栄養補助食品を持ちます。
小さくて高カロリーのものです。
水も食料も非常用と言っているように
通常は持ち帰ってきます。
もしくはダートを抜けたあとの
帰り道のおやつです。
トラブルで動けなくなっても
誰も通らないと言うことだって
可能性としては考えられます。
そんな時のことも考えて
邪魔にならない程度のものを
持っていってます。
工具もパンク修理セットを持ちます。
タイヤレバーなど
オンロードでは持たないものもあるので
多少増えてます。
持ってはいますが
現地で修理できるか分かりません。
幸いなことにダートで
パンクをしたことがないので。
自宅なら修理できますが
足場も悪い、道具も少ない状況で
やりたくないのが本音です。
だからチューブの中に
パンク修理剤を入れています。
これもお世話になっていないので
どの程度の効果があるのかは
分かっていません。
効果がなかったという人もいますから
穴の位置にもよるのでしょうね。
安全な林道ソロツーリングのために
もう一つ重要なことがあります。
人がいる林道に行くことです。
舗装化が進んでいるので
ダートは少なくなってきています。
だから休日にメジャーな林道に行けば
誰も居ないと言うことはないでしょう。
対向車が来ると思えば
無茶もしません。
トラブルが発生した時に
助けを求めることもできます。
だから人が行かないような
細い枝道には入っていきません。
そう言う場所に行きたければ
やはり二人以上で行きましょう。
一人で行くからには安全第一で。
危険なこともある林道ツーリングですが
それは街中でも同じこと。
危険がない場所などありません。
準備をしっかりして
無茶な運転はしない。
この事を徹底すれば
一人だって楽しんでこられますよ。