当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。

スポンサーリンク

バイクのエンジンオイル交換。入れすぎるとどうなる?

この記事は約 15 分で読めます。

ゲージの中間あたりに調整しておきましょう。
管理人のヒキです。 
 
今日はエンジンオイルについて 
お話をしたいと思います。 
 
エンジンオイルの交換は 
自分でやる人も多いでしょう。 
 
作業自体は難しくないですからね。 
 
それでもうっかりして 
オイルを入れすぎてしまった。 
 
そんなこともあるかもしれません。 
 
少ないとエンジンが 
焼き付いたりするかもしれませんが。 
 
多い分には問題ないのでしょうか? 

まず結論から言うと最悪の場合 
エンジンが壊れます。

 
そこまでなるのは 
かなり入れすぎた場合ですが。 
 
入れすぎたときに起こる症状や 
対処法を順番にお伝えしていきますね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

エンジンオイル交換で不調になった?

入れすぎが少量の場合

入れすぎが少量の場合は 
加速や燃費の悪化ですみます。 
 
オイルを入れすぎたことによる 
抵抗の増大。 
 
オイル自体の抵抗もありますが。 
 
オイルの増加=空気の減少。 
 
これによる抵抗もあります。 
 
 
空気は人の力でも圧縮できますが 
オイルは出来ません。 
 
油圧装置だったら 
何十トンもの力を伝えられます。 
 
詳しい仕組みは省きますが 
空気が減ることで 
エンジン内部の抵抗も増えます。 
 
出力の低下が起きると 
より力を出そうとして 
アクセルを開けることに。 
 
結果として燃費も悪化します。 
 
 
これくらいなら 
パワーのある大排気量車だと 
気づかないかもしれません。 
 
目に見える症状としては 
エアークリーナーの汚れ。 
 
フィルターのエンジン側に 
エンジンからの吹き返しで 
油汚れが付着している場合も。 
 
目が詰まるほどの吹き返しがあると 
やはり出力低下につながります。 
 
オイル交換をきっかけに燃費が悪化した。 
 
そんなことに思い当たるなら 
量の点検をしてみましょう。

入れすぎが中程度

入れすぎの量がさらに増えると 
マフラーから白煙を吹くようになります。 
 
先ほども書いた 
オイル量の増大=空気量の減少。 
 
空気と違い圧縮できないので 
オイルの逃げ場がありません。 
 
圧力が高まり本来なら行かない 
シリンダー内部にオイルが入ります。 
 
ガソリンと一緒に燃焼して 
排気ガスとして出て行く。 
 
その結果エンジンオイルの排気が 
白煙になります。 
 
 
燃えていけばエンジンオイルも 
減少しますから 
そのうちでなくなりますが。 
 
その前にエンジンが壊れる可能性も。 
 
オイル交換して白煙が出るようなら 
入れすぎと思って間違いないです。 
 
量を確認して多かったら 
すぐにオイルを減らしましょう。

入れすぎが大量

入れすぎが多すぎる場合は 
白煙だけでは収まりません。 
 
オイルの圧力が高まった結果 
シリンダー内に入り込んで燃焼。 
 
それが白煙の原因ですが。 
 
それでもオイルの逃げ場がなければ 
各所のオイルシールなどから 
漏れ出してきます。 
 
 
にじむ程度なら良いですが。 
 
シールが破損して漏れ出すなんて事例も。 
 
弱いところがやられますから 
どこが壊れるかは分かりません。 
 
ここまでいくとエンジン自体に 
ダメージが出始めます。 
 
すぐにエンジンを止めて 
適正な量に調整しましょう。

対処法

対処法は簡単で 
エンジンオイルを減らすことです。 
 
上から抜ければ 
簡単で経済的ですが。 
 
油面まで届く道具がないと 
できない方法です。 
 
 
注入口から油面が見えないようだと 
下から抜くしかありません。 
 
ドレンボルトを少しだけ緩めて 
うまく抜ければ良いですが。 
 
そのやり方だとドレンワッシャーを 
再利用することになります。 
 
銅やアルミのワッシャーなら 
再利用できるかもしれませんが。 
 
中空タイプなど 
再利用不可のものもあります。 
 
その場合は再度オイル交換するくらい 
量を使うでしょう。 
 
手持ちの道具を利用して上から抜けるか。 
上から抜く方法は色々あります。
 
手間暇と経済性を考えて 
良い方法を探してみてください。 
 
あまりおすすめはしませんが 
チューブさえあれば 
最初だけ吸って出すことも可能です。 
 
もちろん口に入る前にチューブを離して 
油面より下げてくださいね。

まとめ

ここまで長文にお付き合い 
ありがとうございます。 
 
エンジンオイルの入れすぎについて 
お話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 

・入れすぎると調子が悪くなる。 
 
・対処法は抜き取る。

 
オイルが少ないと潤滑不足で 
壊れるのは想像しやすいですよね。 
 
だから不足するよりはと 
多めに入れる人も実際にいます。 
 
 
多めと言っても規定量の上限ですが。 
 
 
エンジンオイルは減ることもあるので 
規定量上限なら合理的な判断です。 
 
それを超える量になると 
明らかにデメリットが出てきます。 
 
 
実は先日やらかしました。 
 
 
この後の体験談で詳しく書きますが 
スクーターのエンジンオイルが 
入れすぎの状態に。 
 
加速がものすごく悪くなりました。 
 
走り出してすぐに気づくほど。 
 
原二なのにちょっとした坂道で 
アクセル全開になるくらいです。 
 
原付で非力だから 
気づいたのかもしれませんが。 
 
マフラーから白煙は出ていなかったので 
入れすぎとしては少量の範囲でしょう。 
 
規定量の上限程度までオイルを抜いたら 
元の加速力に戻りました。 
 
 
大型バイクだったらトルクがあるので 
気づかないかもしれませんが。 
 
以前と同じ感覚で乗っていたら 
アクセル開度は増えているでしょう。 
 
結果として燃費が悪化すると思います。 
 
オイル交換をしてから 
燃費が悪化している。 
 
そんな症状があるのなら 
オイル量の確認もしてみてください。 
 
 
整備の基本はメーカーの指定通り。 
 
オイル量だって上限と下限が 
設定されています。 
 
多少の誤差はメーカーの想定範囲内。 
 
そこに収まるように 
整備をしておきましょう。

管理人の体験談

最後に僕の経験をお話ししますね。 
 
オイルの入れすぎは 
つい先日やらかしました。 
 
だからこそこの記事を書いたわけですが。 
 
オイルは4リットル缶を買って 
使っています。 
 
缶から直接入れているので 
いつもは少しずつ入れているのですが。 
 
 
今回は残りでは足りないかと思って 
新しいオイルも買っておきました。 
 
だから残りを一気に全部入れたんです。 
 
 
入れ終わった時点で 
上限をわずかに超えていました。 
 
フィルター交換もしているので 
とりあえずエンジン始動。 
 
30秒くらいしてからエンジン停止。 
 
フィルター内などにオイルが入り 
上限ぴったりに収まりました。 
 
いつもならゲージの中間くらいまでで 
やめているのですが。 
 
それなりの走行距離があるエンジン。 
 
オイルの消費もあるだろうからと 
そのままにしました。 
 
単純にオイルを抜くのが 
面倒だっただけですけどね。 
 
 
ここまでだったら 
問題なかったのですが。 
 
今回は余計な事をしました。 
 
車に入れて余った添加剤を 
通勤途中に入れたんです。 
添加剤は時々使っています。
 
マイクロロン
 
 
エンジンを暖機してから注入。 
 
その後すぐに走行するという使い方。 
 
片道20km程度乗っているので 
家を出て5分後くらいに注入。 
 
走り始めたら 
全然加速しないと言う状況に。 
 
 
それまでは問題なかったですから 
間違いなく入れすぎだろうと判断。 
 
上限になるまでオイルを抜いたら 
やはり元に戻りました。 
 
エンジンによかれと思って入れた 
添加剤で危うく壊すところでした。 
 
 
今回入れた添加剤は 
オイルは規定量のまま入れると 
書いてありました。 
 
添加剤は熱で蒸発するから 
オイルは減らさなくて良いとのこと。 
 
正しい使い方でも 
蒸発するまで耐えられませんでした。 
 
いつもどおりエンジンオイルが 
中間くらいだったら 
問題なかったのでしょうけど。 
 
抜いた量は100ml程度でしたから。 
これだけ抜き取りました。
 
普段とは違うことが重なった結果 
入れすぎを経験することになりました。 
 
 
作業としては簡単なオイル交換。 
 
でも役割としては重要なエンジンオイル。 
 
それを再確認した出来事でした。 
 
基本的な整備でも 
気を抜かずにやらないとダメですね。