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管理人のヒキです。
今日はメッキ部品を磨くことについて
お話をしたいと思います。
新車時はピカピカに輝くメッキ部品。
仮に乗らなかったとしても
いつの間に失われていく輝き。
磨いて綺麗にしたいですよね。
普通にピカールなどのコンパウンドで
磨けば大丈夫なのでしょうか?
傷をつけないように気をつけましょう。
磨くと言うことは研磨剤を使って
ごく少量ですが削っています。
ゴシゴシと強くこすれば
メッキ自体を削ってしまいます。
そもそも輝きを失わせた
原因もあります。
原因と対処法を
順番にお伝えしていきますね。
メッキ部品を磨きたい
メッキが曇った原因
メッキを磨きたいと思うのは
新車の輝きが無くなったからですよね。
普通に乗っていれば汚れも当然あります。
ただの汚れなら洗車すれば落ちて
綺麗になりますが。
洗っても落ちないのは
汚れではなく錆び。
磨く前にこのサビを
落とす必要があります。
「磨くだけじゃ落ちないの?」
と思うかもしれません。
コンパウンドを使って磨けば
確かにサビも落とせます。
落とせますがそのサビで
メッキを傷つける可能性があります。
落としたサビはコンパウンドなどの
研磨剤に比べて粒子が大きいです。
メッキよりも固いため強くこすると
深い傷がついてしまいます。
メッキの厚さ以上の深い傷がついた。
そうなったら業者に頼んで
再メッキをしてもらうしか
直す方法はありません。
そんな状況にならないためにも
まずはサビを落としましょう。
サビ取り
サビ取りを実際にやってみましょう。
今回使うのはサビ取りキング。
サビ取りキング
軽度のサビが出てきたミラーのステー。
サビ取り用のケミカルを
たっぷり使って優しく拭く。
ケミカルに錆を取り込むような
イメージです。
ウエスも汚れていない新しい面を
どんどん使っていきましょう。
一通りの錆を落とせたら新しいウエスで
綺麗に拭き上げ。
サビ取り用にケミカルを
完全に落とします。
これだけでもかなり綺麗に
なっていると思います。
磨き
磨くのはコンパウンドでも良いですが
メッキには専用のケミカルもあります。
コンパウンドは研磨剤の粒子の大きさが
分かりづらいのが欠点。
できればメッキ用の製品を使いましょう。
ケミカルをつけて磨いてから
仕上げに乾拭き。
これでピカピカになります。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
メッキ部品を磨く方法について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・まずは汚れやサビを落とす。
・専用ケミカルで磨く。
メッキは新車から数年経てば
サビが発生してきます。
軽度な錆なら磨けば落ちますが。
放置していると錆びたところのメッキに
穴があいてしまいます。
そうなるとどんなに磨いても
黒い点が見える状況に。
そこまでなるまえに
手入れをしてあげましょう。
磨いて綺麗になった状態なら
ワックスがけでも状態を維持できます。
ワックスは油。
水分を遮ってくれますから
錆が発生しづらくなります。
磨くのもワックスがけも
手間がかかるのは一緒ですけどね。
どちらにしろ手入れされていれば
新車同様ピカピカに輝いています。
新車の輝きをいつまでも維持しましょう。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
メッキの錆は仕方がないと
あきらめていることもありました。
ピカールで磨くと削りすぎてしまう。
そんな話も聞くので
細かいコンパウンドを使って磨いたり。
それでも毎日手入れはできませんから
点サビは発生していました。
メッキが錆びる原因は
小さな穴があいているから。
その穴埋める保護剤と言うことで
メッキングを買ってみました。
今回の記事の画像は
メッキングを使っています。
メッキング
錆び落としに関しては
作業手順で紹介したとおり
十分綺麗になっています。
コーティングの効果は
正直良く分かりません。
コーティングの有無で比較テストを
したわけではないので。
バイクはガレージ保管なので
元々あまり錆びません。
だからコーティング剤の長期の効果は
正直言って分かりません。
塗った直後は綺麗ですけどね。
その状態を維持できるなら
悪くないと思っています。
ミラーの左右を使って
ワックスとの違いを試してみるのも
面白いかななんて思ってます。
一度塗ったらサビなくしたいなら
塗装をしなければ無理でしょう。
ケミカルだけで
少しでも素材の保護ができるなら
良いと思って使っています。
結局はまめに手入れをするのが
一番良い方法なんですけどね。
メッキの穴を埋めてサビを防止する。
これで効果があるのは
新車や軽度のサビだけ。
すでにサビの進行した部品が
よみがえるわけではありません。
とは言え20世紀製の古いオフ車にも
使っています。
進行を止められるのなら
十分な効果ですから。
車種によっては多くの部品が
メッキ処理されています。
いつまでも綺麗にしておきたいですが
現実的には難しいですよね。
磨けば問題ない状態。
それくらいを目指して
バイクの管理をしていきましょう。