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バイクのチェーンのメンテナンス。燃費や安全にも影響する?

この記事は約 15 分で読めます。

燃費も走りも変化する?
管理人のヒキです。 
 
今日はチェーンの点検、整備について 
お話をしたいと思います。 
 
・チェーンのメンテナンスは何をすればよいの? 
 
・そのやり方は? 
 
 
こんな疑問はありませんか? 
 
 
まず結論から言うと 
チェーンのメンテナンスは 
 
掃除 
 
注油 
 
張りの調整 
 
をやります。 
 
道具さえあれば難しくありません。 
 
やり方も含めて 
順番にお話ししていきますね。

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バイクのチェーンのメンテナンス

チェーンの掃除

最初は掃除から。 
 
チェーンは使っていると 
砂ぼこりなどで汚れていきます。 
 
油がついているので 
汚れが落ちにくいんです。 
 
ウエスで拭くだけでも 
かなり汚れは取れますが 
せっかくなのでもう一手間。 
 
チェーンクリーナーを使いましょう。 
 
 
油を落としてくれるので 
一緒に汚れも落ちやすくなります。 
 
チェーンクリーナーを吹いて 
汚れを浮かせてから 
ウエスで拭き取りましょう。 
 
勢いよく噴射できるので 
汚れを飛ばす効果もあります。 
 
 
油を落とすと言えば 
パーツクリーナーもあります。 
 
価格も安いですから 
こちらを使いたくなりますよね。 
 
でも、チェーンの種類によっては 
使わない方がよいです。 
 
 
チェーンは二種類あります。 
 
一つは金属だけのチェーン。
バイクのチェーン
 
もう一つがシールチェーン。 
 
シールチェーンには 
可動部にグリスが入っています。 
 
可動部にいつも油があるおかげで 
寿命が長くなります。 
 
 
このグリスが流れ出さないように 
入っているのがOリング。 
画像の○のところです。
シールチェーンのOリング
 
ゴムのパッキンだと思ってもらえば 
間違いないです。 
 
 
パーツクリーナーはこのOリングを 
劣化させる場合があります。
 
 
劣化して切れたりしたら 
グリスが流れ出てしまいますよね。 
 
チェーンクリーナーなら 
そのあたりのことも考えられています。 
 
シールチェーンに使うなら 
チェーンクリーナーにしておきましょう。 
 
 
パーツクリーナーでも 
ゴムに使える製品もあると思います。 
 
でも、そう言う製品だと 
価格は高くなるはずです。 
 
安いのがパーツクリーナーの利点。 
 
同じような価格なら 
専用品のほうが安心ですよ。

チェーンに注油

掃除が済んだら注油です。 
 
油を落としたままだと 
動きが悪くなります。 
 
金属同士が直接こすれたら 
削れやすくもなりますよね。 
 
動きをよくするためにも 
油をつけておきましょう。 
 
専用品がチェーンオイルとして 
市販しています。 
 
クリーナーとセットで 
持っておきたいですね。 
 
 
安くて動きをよくする油と言えば 
5-56などの防錆潤滑剤があります。 
 
家のドアなどにも使えますから 
一家に一本くらいあるのでは? 
 
これも使いたくなるところです。 
 
でも、バイクのチェーンには 
やめておきましょう。
 
 
 
掃除のところでもお話ししましたが 
Oリング入のシールチェーン。 
 
防錆潤滑剤はゴムを劣化させます。 
使うのはやめておきましょう。 
 
 
「シールチェーンでなければ 
使っても大丈夫?」 
 
 
と考えるかもしれませんね。 
 
残念ながらやめておきましょう。 
油の粘度が違います。 
 
防錆潤滑剤は粘度の低いサラサラな油。 
 
チェーンオイルは粘度が高くベタベタ。 
 
走行中のチェーンは 
高速回転していますよね。 
 
粘度が低い油だと 
飛ばされてしまいます。 
 
簡単に飛びちらないように 
ベタベタな油が最適です。 
 
 
注油するときも回転を意識します。 
 
遠心力で飛んでいこうとしますから 
チェーンのプレートのスキマに 
内側から注油です。
チェーンの注油は内側から
 
外側に飛ばされていって 
全体に油膜を作ってくれますよ。

チェーンの張りを調整

最後は張りの調整です。 
 
どんなに注油をしていても 
金属は摩耗していきます。
 
 
チェーンのつなぎ目がこすれて 
削れていくとスキマがひらくことに。 
 
これがチェーンが伸びた状態です。 
 
 
伸びすぎると外れる危険もありますから 
調整が必要になってきます。 
 
やり方を簡単に言うと 
後輪を後ろに下げます。 
 
バイクによって違いはありますが 
基本はボルトを緩めて左右均等に。 
 
 
目盛りや数字などが 
スイングアーム部分にありますから 
それを参考にしましょう。
チェーンアジャスター
 
調整方式は車種によって違いますが
左右で同じところまで調整です。
スネイルカム方式
 
左右でずれていると 
リアタイヤが斜めになってしまいますよ。 
 
張りすぎてもダメですが 
たるみすぎてもダメ。 
 
調整の幅は車種ごとに違いますが 
人が乗った状態で 
1~2cm上下できれば問題ないでしょう。

まとめ

ここまで長文におつきあい 
ありがとうございます。 
 
バイクのチェーンメンテナンスについて 
お話ししてきました。 
 
簡単にまとめると 
 
 
まずは掃除をする。 
 
油分がなくなるので注油。 
 
伸びてきているようなら張りの調整 
 
 
チェーンの動きが悪ければ 
それだけ余計な力を使います。 
 
理論上は燃費も悪くなりますよね。 
 
実際はそこまでの変化は 
ないと思いますが。 
 
 
チェーンの伸びも放置すれば 
最悪の場合だと外れます。 
 
外れて変なところに引っかかれば 
後輪がいきなりロック。 
 
おそらく転倒するでしょう。 
 
そうならないためにも 
張りの調整だけでもして下さいね。 
 
 
掃除や注油のことをお話してきましたが 
シールチェーンはやらなくてよいという 
意見もあります。 
 
可動部にグリスが入っていますから 
油はあります。 
 
Oリングでふさいでいますから 
汚れも入りません。 
 
そう考えると掃除や注油が 
必要ないという意見も 
正しいのかもしれません。 
 
 
でも、チェーンはスプロケットとも 
こすれます。
 
 
チェーンに注油していれば 
その摩耗も減少できます。 
 
仮に掃除と注油がいらなくても 
張りの調整はしなければなりません。 
 
掃除して、注油をしていれば 
点検にもなりますよね。 
 
バイクのサービスマニュアルに 
チェーンのメンテナンスのことも 
普通は書いてあります。 
 
サービスマニュアルに載っている車種は 
バイクメーカーの推奨ですよ。

管理人の経験談

最後に僕の経験をお話しますね。 
 
今までのお話は 
主にシールチェーンの場合です。 
 
多くのバイクに使われていますから。 
 
原付などの小排気量だと 
金属だけのチェーンもあります。 
 
僕はチョイノリとモンキーで 
経験しています。 
 
ただの金属だけのチェーンなら 
バイクから外してしまうと 
作業がしやすくなりますよ。 
 
 
一コマずつ確認していくと 
どこかにつなぎ目があります。 
 
そこから外して掃除。 
 
掃除の方法もちょっと違います。 
 
二リットルのペットボトルに 
灯油を入れます。 
 
針金をフック状にして 
チェーンをひっかけたら 
ペットボトルの灯油にドブづけ。 
 
ペットボトルをゆすったり 
チェーンを上下すれば 
クリーナーを使うよりきれいになります。 
 
ウエスでよく灯油を落としてから 
チェーンオイルを吹きつけ。 
 
 
灯油も油ですが 
油を溶かすというか 
やわらかくします。 
 
しつこい油汚れを落とす時には 
有効な手段ですよ。 
 
換気扇の汚れとか。 
 
 
そんな性質がありますから 
よく拭いてから使いましょう。 
 
 
バイクから外した状態の方が 
注油作業もしやすいです。 
 
そのかわり取り付けるときに 
手が汚れますけどね。 
 
どちらでもお好きな順番で。 
 
無事にとりつけたら 
作業終了です。 
 
 
今のバイクは 
ほとんどがシールチェーン。 
 
あまり役に立たない知識ですが 
外せるなら外したほうが楽だし 
きれいにもなりますよ。 
 
 
エンジンの力をタイヤに伝える 
大事な部品。 
 
ツーリングの前には 
しっかり点検整備して 
安心して出かけましょう。