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管理人のヒキです。
今日はパニアケースについて
お話をしたいと思います。
便利そうですが
なかなか取り付ける決心が
つかないのではないでしょうか?
価格、見ため、使い勝手など
ためらうことも多いですよね。
まず結論から言うと
ツーリングよりも街乗りで必需品です。
一昔前に比べて
トップケースを使う人は
あきらかに増えました。
ツアラー系のバイクだと
サイドが標準装備の車種もありますし。
一度使ってみると便利なのが分かります。
だから口コミで広がっていった可能性も。
使った人はバイクを乗り換えても
手放せなくなる。
そうやって少しずつ
増えていったのかもしれませんね。
そんな便利なパニアケース。
もちろん欠点もあります。
トップケースとサイドケースに分けて
長所や短所をお話ししていきます。
パニアケースの必要性
トップケースの長所
まずはトップケースから。
最大の長所はその使いやすさ。
簡単に開け閉めできて、鍵もかかります。
天気が悪い日でも
中身が雨に濡れる心配がありません。
これだけを聞くとツーリングの
荷物を積むためのようですよね?
でも、街乗りで荷物がないときも
便利なんですよ。
ケースの大きさにもよりますが
ほとんどのヘルメットが入ります。
エアダクト付きのフルフェイスだと
フタが閉められない場合もありますが。
鍵をかけることができるので
バイクのヘルメットホルダーを使うより
安心してバイクを離れられます。
グローブだって一緒に
しまっておけますからね。
メットホルダーが
シートを外すタイプだと
使いづらい車種もあります。
そんなときもトップケースがあると
使い勝手が向上しますよ。
トップケースの短所
今度は短所です。
トップケースをつけると
車重が重くなり、重心も高くなります。
重い物が高い位置にあれば
バイクも不安定に。
走っているときはまだマシですが
押して歩くときは注意が必要です。
重心だけでなく、価格も高いです。
それでも容量が30リットル前後の物なら
昔に比べて安い製品も増えてきました。
40~50リットル程度になると
まだまだ選択肢は少ないです。
好みの問題ですが
見ためもあまり良くない気がします。
軽量化を追求したスーパースポーツ。
そんなバイクに重量物のパニアケースは
にあわない気がしませんか?
純正装備のツアラー系バイクなら
パニアケースを付けたデザインで
考えられていますけどね。
サイドケースの長所
次はサイドケースです。
長所は左右を合計すれば
かなりの荷物を積めること。
トップケースとサイドケースで
同じ物を使えるメーカーもあります。
そう言う製品だとトップケースの二倍
積めることになります。
そうなると当然重くなるわけですが
取り付け場所は
トップケースよりも低い位置。
重心は低いほうが安定しますから
トップケースよりは
取り付ける位置が良いですね。
サイドケースの短所
でも、取り付け位置は欠点にもなります。
サイドケースの欠点の一つは
車幅が広がってしまうこと。
ハンドルより広がるようだと
注意が必要です。
狭い場所でも通り抜けられると思ったら
ケースがぶつかるなんて可能性も。
すり抜けをやる人は
特に注意して下さい。
いつもと感覚が違いますから
事故を起こさないでくださいね。
開き方も使い勝手に影響します。
トップケースは基本的に
上に開けて使います。
でも、サイドケースは
上だけでなく横の場合も。
横のほうが開口部を大きく取れますが
開けたときに中身が落ちやすいです。
どちらが使いやすいか
考え方は人それぞれ。
中に何を入れるかでも変ってきますから
よく考えてから購入しましょう。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
パニアケースの必要性について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
長所は
・使い勝手がよい
・鍵がかかる
・防水性がある
短所は
・価格が高い
・バイクが重くなる
・車幅が広くなる
バイクは基本的に物を積めません。
リアシートに積むとしても
ロープやネットが必要です。
手ぶらで出かけると
買物が全くできなかったりします。
シート下の収納スペースなんて
缶ジュース程度しか入らない
バイクも多いですからね。
パニアケースがあれば
ちょっとした買物くらい
問題なくこなせますよ。
でも、空のケースも重要なんです。
バイクの体感温度は低いですから
基本的に厚着になりますよね?
バイクを降りたら暑いようなときは
ジャケットなどを脱いで
入れておくことができます。
物を積むだけでなく
保管場所としての使えることも
パニアケースの利点です。
管理人の経験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
今では便利に使っているパニアケース。
キャンプツーリングで
日本中をまわっていたころには
使っていませんでした。
当時は単純にパニアケースを買う
資金の問題でした。
ですが、持っている今でも
使わないかもしれません。
実際に使ってみて分かった
最大の欠点があります。
耐荷重です。
例えばパニアケースメーカー大手のGIVI。
現在の日本ではやはり大手の
デイトナが扱っています。
公式HPを見てもらえば分かりますが
大きく分けて2種類あります。
モノロックケースとモノキーケース。
モノキーケースの耐荷重が10kg。
モノロックケースの耐荷重は3kg。
デイトナはモノキーケースでも
3kg以下を推奨しています。
大きいからと言って
なんでも入れられるわけではないんです。
それを聞いて
「パニアケースは使えない」と思うのは
ちょっと待って下さい。
もっと問題の箇所もあります。
キャリアの耐荷重です。
僕がオフ車に使っているキャリア。
説明書は公式サイトによると
耐荷重はなんと2kg。
パニアケースを付けるだけで
何も積めなくなってしまいます。
当時はそこまで調べずに買って
説明書で知ったときは驚きました。
実際はそれ以上の物を積んで
使ってますけどね。
メーカーとしては事故が起きたら
責任問題になります。
だから耐荷重を
低く設定しているのでしょう。
自己責任で使っているので
キャリアの点検は時々しています。
今のところ破損はないですが
キャリア自体の耐荷重も
確認しておくことが必要です。
一番安心なのはリアシート。
人が乗っても大丈夫ですから
荷物の重さくらいなら
壊れる心配はありません。
そう考えるとシートバッグのほうが
安心かもしれません。
重さの問題もあるからこそ
街乗りで便利。
そんなふうに考えています。
ヘルメットやグローブ。
脱いだジャケット。
バイクから離れるときに
鍵付きのところにしまえる。
この安心感こそパニアケースの
最大の利点な気もしています。
どんな時に何を入れたいか。
そんなことを思い浮かべながら
パニアケースの必要性を考えましょう。