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管理人のヒキです。
今日はOut Rider(アウトライダー)
と言う雑誌について
お話をしたいと思います。
ツーリングが好きな人なら
読んだことはなくても
名前くらい知っているのでは?
それくらい長く売られていた雑誌でした。
過去形で書いたように
休刊になってしまいましたが。
しかも2度目の・・・。
復活を願って思い入れを語ってみます。
僕がツーリングに興味を持ったのは
この雑誌を見たのも大きいです。
初めてバイクを買った10代のころ。
本屋でバイク雑誌を
立ち読みしていました。
表紙に惹かれて手にとったのが
アウトライダーとの出会いでした。
中を見るととにかく写真がきれい。
しっかり読みたくなって
そのまま買って帰りました。
「夏の海とオートバイ」
絵としては最高です。
写真を見てすぐにでも
ツーリングに行きたくなりました。
まぁ現実にやると暑いしサビるし
良いことないですけどね。
その後も毎月見るようになりました。
学生のころはお金がないから
毎月は買いませんでしたが。
就職してからは最初の休刊まで
毎月買っていましたよ。
内容としては
ツーリングスポットの紹介がメイン。
何人ものライターの人が
実際にツーリングに行って
記事を書いています。
他にも道具の紹介や
バイクがらみの読みものも。
キャンプ料理のレシピなんかも
毎月一品載っていました。
今となっては
ありきたりの内容ですが。
今はツーリング系の雑誌も
珍しくありませんよね。
でも、当時はこれ一冊。
ずいぶん勉強させてもらいました。
毎月買っていたからこそ
全国に行けたのかもしれません。
行ってみたいところが
どんどん増えていきますから。
内容のリニューアルに失敗して迷走。
そのまま一度目の休刊になりました。
復活してからは昔の路線に。
・良く言えば安心。
・悪く言えばマンネリ。
そんな内容で二度目の休刊まで
続いていました。
バイク雑誌の宿命で
一年も読めばあまり変化がなくなります。
毎年夏は北海道特集。
冬は防寒対策。
季節の関係もあって長く読んでいると
同じような特集もあります。
もちろん同じ地域でも
新しい場所の紹介はありますが。
とは言えそれは少数。
毎年そんなにツーリングスポットに
変化はないですよね。
だからこそ古本屋で見かけると
つい買ったりしますが。
年数による変化が少ないからこそ
古本でも大丈夫。
ツーリンググッズの紹介などは
時代の変化を感じますけどね。
便利、快適な物については
進化しています。
例えば地図。
昔は紙だけでした。
ナビが普及してきて、今はスマホ。
それにともなって電源も増えました。
昔のバイク用電装品は
配線に直接つなぐのが基本。
ナビなどの車用品が流用できるように
シガーソケットを増設。
スマホを使うためにはUSBですね。
そういうグッズ紹介は
時代の流れを感じます。
若い人に興味がないでしょうが
僕なんかだと懐かしく感じます。
こんな時代もあったねと・・・。
懐かしいと言えば
ちょっとした偶然がありました。
インターネットが普及し始めていたころ。
藤原寛一さんという人が
インターネットジャーニーという
企画をやっていました。
毎日その人のホームページの
アクセス人数と同じだけの予算で
旅を続ける。
1アクセス1円なので
毎日千円前後の生活。
それで全国をまわる企画でした。
アウトライダーでも
その企画は紹介されていたので
僕も知っていました。
面白いことをやっているなぁ
程度の認識でしたが。
まさか北海道の無料キャンプ場で
一緒になるとは思ってもいませんでした。
藤原さんはこの企画以前にも
10万円で日本一周などをしていたので
顔は知っていたんです。
もしかして?と思って聞いてみたら
ご本人でした。
お酒は飲めない人でしたが
色々な話を聞かせてもらって
楽しい夜を過ごさせてもらいました。
北海道ツーリングで
忘れられない思い出の一つです。
こんなふうに思い入れがあるので
過去に買ったアウトライダーは
今現在も持ってます。
初めて買った一冊は
何度かの引っ越しを経験して
ボロボロになっていますが。
最初にも書きましたが
2度の休刊になっています。
・1度目は雑誌自体の売上げ不振。
・2度目は会社自体が雑誌事業から撤退。
他の雑誌も一緒に休刊。
とは言え発売分はネットや古本屋で
簡単に探せると思います。
プレミアがつくような
雑誌ではないですから
おそらく安く売っています。
⇒アウトライダー
時間の経過で変る物、変らない景色。
そんな変化を楽しむのも
古本の楽しみ方かもしれませんね。