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バイクの防寒にカッパはどう?性能をいかせば長く使える

この記事は約 7 分で読めます。

管理人のヒキです。

今日はバイクの防寒着として
カッパを使えるのか?と言うことについて
お話をしたいと思います。

レインコート

防寒着と雨具を別々に買うと
当然ですがお金がかかります。

共用できるなら浮いた予算で
ツーリングに行けるかもしれません。

荷物だって少なくなりますよね。

 

まず結論から言うと冬以外なら
カッパでも防寒着として使えます。

見た目や安全性の問題は別ですよ。

 

僕は実際に経験したことがあります。

その事から分かった
防寒着と共用するメリットやデメリット。

カッパ選びの考え方なども
書いていきますね。

 

バイクの防寒着として最も重要な性能は
風を通さないことです。

分かりやすい例としては
セーターやフリースなどとの比較です。

ウール100%のセーターを
家の中で着ていたら暖かいですよね。

でも、その格好でバイクに乗ったら
寒いことも想像がつくと思います。

バイクの防寒着としては
風を通す素材だと
外側に着ても役に立ちません。

保温材として中に着るのには使えますが。

 

カッパの性能を考えてみると
最も重要なのは水を通さないこと。

水が通らないのなら
風だってさえぎって通りません。

ですから防寒着としての
最低限の機能がカッパにはあります。

 

実際に僕はカッパを防寒着として
使ったことがあります。

初めて北海道ツーリングに行った時です。

最初から使おうと思っていたわけでは
ありませんが。

 

8月のお盆明けに行ったので
防寒対策なんて考えていませんでした。

8月の後半といったら
本州ではまだまだ夏ですよね。

だから服装も半袖Tシャツの上に
長袖シャツでも着れば
十分だと思っていました。

でも、北海道は違いました。

場所にもよりますが8月の後半になると
最高気温が20度に達しない日も
珍しくありません。

峠もそれなりにありますし。

寒い日だと
薄手のシャツ2枚だけでは
耐えられませんでした。

 

着替え用のシャツを重ね着しても
防風性能はありません。

考えて出した結論が
カッパを着て走ることでした。

風を通さなくなると
さすがに寒くありませんでした。

おかげでバイクに乗っている時は
とても快適になったのです。

 

でも、ひとつ問題点が。

 

休憩のときに他のライダーと話をすると
雨が降っているのか聞かれるんです。

自分の目的地の方から来るライダーが
雨具を着ていたら心配になりますよね。

事情を話すと皆さん笑ってくれましたが。

見た目の問題をぬかせば
防寒着になることを体験しました。

 

ただし、真冬にも大丈夫かと言えば
なんとも言えません。

下に着る枚数を増やせば
もちろん大丈夫でしょうが
動きづらくもなります。

 

費用の問題で節約したい場合なら
挑戦してみる価値はありますよ。

僕の経験からいって
年を重ねるごとに寒さには弱くなります。

節約してでもバイクに乗りたいと思う人は
若い人の方が多いでしょう。

若い人なら寒さにも強いですから。

気合いと根性で真冬にも
挑戦してみて下さい。

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「節約ではなくて荷物を減らしたい」
そう考えている人は
逆にカッパを減らしましょう。

防寒具としての性能はカッパより
バイク用ジャケットの方が上です。

バイク用ジャケットは
防水仕様の物も多いです。

それをカッパと兼用した方が
暖かくて荷物も減らせます。

 

僕は一時期やっていました。

 

荷物を減らせるのは良いのですが
問題点もいくつかありました。

まず一つはジャケットが
びしょ濡れになります。

カッパ代わりですから当たり前ですね。

そうなるとお店に入る時は
脱がなければなりません。

店内に入れば暖かいですが
バイクから店内までは寒いです。

 

もう一つの問題点は
防水性能が経年劣化することです。

ジャケットの問題と言うより
素材の問題なんですけどね。

ジャケットでもカッパでも
防水だけでなく透湿機能がついた
製品もあります。

水は通さないけど湿気は通す。
ムレづらい製品です。

仕組みとしては水より小さくて
水蒸気より大きい穴があいています。

劣化するとこの穴が広がるのでしょう。
水を通すようになってしまいます。

寒い時期にジャケットの防水機能が
落ちてしまうと悲惨な状況になりますよ。

 

透湿機能のある雨具は
3~4年でダメになると思って下さい。

使い方や頻度にもよりますけどね。

この事はカッパの選び方にも
関わってきます。

防水機能だけで考えれば
昔ながらのゴム引き製品が
一番おすすめです。

そのかわりムレます。

対策としてはムレてカッパの中が
濡れてきても平気なようにしましょう。

防水透湿機能のあるジャケットを
カッパの下に着れば大丈夫です。

この方法が服までは濡らさない
雨対策です。

結局雨具もジャケットも
必要になりますから
荷物を減らせないんですけどね。

 

バイクの防寒着としてカッパを使えるかを
体験を元に考えてきました。

雨具と防寒具を兼用しようと思えば
デメリットがあるのは当然です。

専用品より性能がよかったら
誰も買わなくなってしまいますよね。

どこを優先してどこを妥協するか。
基準は人それぞれです。

自分の中での優先順位を決めて
雨具や防寒具を用意しましょう。

 

濡れるのも寒いのも
ツーリングがつまらなくなる要因です。

うまく折り合いをつけて
楽しいツーリングにしましょう。