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管理人のヒキです。
今日はエアクリーナーの
交換時期について
お話をしたいと思います。
バイクに乗り続けるなら必ずやってくる
フィルターの交換時期。
いつ頃なのが気になっている人は
参考にしてみてください。
まず結論から言うと交換時期は
乾式と湿式で違います。
・乾式なら走行距離で管理。
・湿式なら製造からの経過年数。
このように違ってきます。
湿式は製造からの経過年数と言っても
定期的な洗浄は必要ですが。
手入れをすれば汚れを落とせます。
普段はメンテナンスで
素材が劣化したら交換です。
そもそもエアクリーナーが
何をするかご存じでしょうか?
エンジンが吸い込む空気に
ゴミが入らないようにするフィルター。
フィルターですから使っていれば
当然汚れます。
乾式と湿式で違う交換時期。
もう少し詳しく
順番にお伝えしていきますね。
まずは乾式から。
交換時期は5千kmから1万kmくらいが
一般的な走行距離です。
車種ごとに違いますから
正確には説明書やサービスマニュアルを
確認して下さい。
先ほど乾式フィルターは
走行距離で管理と書きました。
書きましたが一応
掃除をすることもできます。
湿式のようにはきれいになりませんが。
乾式フィルターの素材は
紙や不織布でできています。
できる掃除と言っても
エアーで汚れを飛ばすくらいです。
コンプレッサーを使えば
表面についている大きなゴミや
ホコリくらいなら取れます。
でも、フィルターに詰まるような
小さな汚れまでは取れません。
コンプレッサーがない人は
掃除機で吸う方法もあります。
エアーでも掃除機でも
新品同様にはなりません。
基本的には汚れたら交換。
そう思っておきましょう。
汚れのつき具合は
基本的には走行距離に比例します。
だから走行距離で管理するのが
一般的な方法です。
よほど空気が汚い環境で
使い続けるのでなければ
一般的な走行距離で大丈夫でしょう。
次は湿式について。
バイクのエアクリーナーは
湿式の場合が多いです。
交換時期は最初に書いたように
素材の限界まで使えます。
限界まで使えるのですが
走行距離に応じて洗浄も必要です。
汚れますからね。
洗えばきれいになるので
交換の必要はありません。
とは言え素材はスポンジ。
長年使っていると経年劣化で
触るだけでもボロボロになります。
こうなったら素材の寿命です。
あきらめて交換しましょう。
素材の寿命になるまでは
洗ってくり返し使えます。
車種によって違いますが
3千kmから5千kmあたりが多いです。
洗うと言っても水洗いではありません。
灯油や専用ケミカルを使って
汚れを落とします。
きれいになったらエンジンオイルなどの
粘度の高い油を塗布。
しっかり洗えていれば
見ためだけは新品同様になります。
性能までは分かりませんけどね。
それでも乾式のように
エアーを吹くだけに比べれば
十分きれいになりますよ。
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
エアクリーナーについて
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・乾式は走行距離に応じて交換。
・湿式は時間で交換。
・湿式は素材がダメになるまで
洗浄して繰り返し使える。
エアクリーナーが汚れたからと言って
すぐに走れなくなるわけではありません。
点検、交換時期を少しくらいすぎても
問題なく走れるでしょう。
あまり神経質にならなくても大丈夫です。
でも、汚れていて良いことはないですし
きれいで悪いこともありません。
気になるなら早めのメンテナンスを
心がけましょう。
特にオフ車。
ダートに走りに行ったら
乾燥していて砂埃の舞うコンディション。
そんな状況だと
汚れた空気を吸ってしまいます。
バイク自体も汚れますから
洗車ついでに点検しましょう。
最後に僕の経験をお話ししますね。
バイクのメンテナンスを
始めたきっかけは
エアクリーナーの掃除だった気がします。
それまではチェーンの給油くらい。
新車で買ったので一ヶ月点検で
張りの調整はやってもらいました。
ツーリングに行くようになり
走行距離が伸びてきたころ
気になったのがエアクリーナーでした。
フィルターだから交換が必要?
いつ頃交換したらよいのだろう?
こんなことを思って本などで
調べた記憶があります。
フルカウルのバイクだと
燃料タンクの下にエアクリーナーが
ある車種も多いです。
初めって買ったバイクはZZ-R400。
やはり燃料タンクの下にありました。
カワサキが得意としていたラム圧加給。
走行風をエアクリーナーボックスに
取り入れるので
フロントカウルからダクトで繋がる構造。
フィルターを取りだすだけでも
外す部品が多くて大変でした。
整備のためにサービスマニュアルや
工具を買って挑戦。
さらに整備関係の本なども買って
分からないなりに自分で挑戦。
そんなことをやりながら
少しずつ覚えていったんです。
バイクに乗り始めたころは
知識も全然なくて
乾式と湿式さえ知りませんでしたよ。
ツーリングなどで距離を乗れば
必要になってくるメンテナンス。
フィルターを取り出せれば
あとは交換や洗浄で
作業自体は難しくありません。
工賃の節約のためにも
自分で挑戦してみませんか?