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管理人のヒキです。
今日はテスターでの導通確認について
お話をしたいと思います。
テスターで導通確認なんて言うと
なにか難しそうに聞こえますよね。
簡単に言えば「電気が流れるか?」を
調べるだけです。
本来は抵抗値を調べるものですが
バイクの日常メンテナンス作業なら
通電確認するだけでしょう。
通電確認するだけなら
テスターの使い方も簡単。
小学生の理科の実験と同じなんですよ。
実験キットの材料を使って
導通確認方法をお伝えしていきますね。
導通確認方法は?
テスターでの導通確認の仕組み
テスターでの導通確認は
乾電池で豆電球が光るのと同じです。
乾電池のプラスとマイナスに
一本ずつ配線をつなげば
電気が流れて電球が光る。
これは難しくないですよね。
この配線が途中で切れたら
どうなるでしょうか?
電気が流れないですから
豆電球も光りません。
切れた配線を
電気が流れるものでつなげば
どうなるでしょうか?
電気が流れるから豆電球も光ります。
テスターの導通確認は
全く同じことをやっています。
電球が光る代わりに針が動くだけ。
テスター先端は
切れた配線だと思ってください。
上の画像で言えば赤丸の部分。
先端の間が電気を流すものでつながると
電球が光る代わりに針が動くだけです。
同じもので実験してみれば
分かりやすいですよね。
電気が流れる配線につなげば
豆電球は光り、テスターは動きます。
これを実車でやれば
電気が流れるかどうかが分かります。
実際にやってみましょう。
導通確認方法
導通確認に限らず
テスターが動くかを確認します。
確認方法はまさに導通確認。
Ωに合わせて
テスターの二本の棒を接触させます。
これで電気が流れますから
針が動くはずです。
動かないようなら電池切れだったり
ヒューズ切れだったりするので
テスターの点検が必要になります。
Ωならどこでも良いのですが
数字が大きい方が針がよく動きます。
×1だと針はこの程度で止まりますが
×10kだとここまで動きます。
抵抗を測りたいわけではないので
×10kのほうがおすすめです。
テスターの正常動作が確認できたら
いよいよ実践です。
今回はボディアースの
導通を確認してみます。
自分で取り付けた電装品のアース不良は
意外にある動作不良の原因です。
ボディアースだと思っていたのに
マイナスにつながっていなかった。
そんなことが無いように
事前に導通確認をしましょう。
やり方は簡単。
まずバッテリーのマイナスに
テスター棒を当てます。
もう一つの棒をボディアースだと思う
ボルトに当ててみましょう。
ボルトと配線がつながっているなら
テスターの針が動きます。
動かないようならボルトと配線は
つながっていません。
針が動くボルトなら
ボディアースとして使えますよ。
同じところに豆電球をつないでみます。
まずはマイナス端子。
反対側はボディアース。
電池一つだけなので暗いですが
豆電球が光りました。
注意事項
注意事項もお伝えしておきます。
教科書通りの正確な測定方法なら
バッテリーのマイナスから
配線を外して確認します。
先ほどの画像だと外していませんが。
テスターの導通確認は電池からの電気を
車体に流しています。
微弱な電流ですが問題が起きる可能性も
ゼロではないかもしれません。
私が実際に作業するときは
配線をつないだまま確認しています。
バッテリーのマイナス端子と
ボディアースをつないで確認。
それで問題が起きたことはありませんが
100%ないとは言い切れません。
心配な人はバッテリーのマイナスから
配線を外して確認してください。
お約束ですがこの記事を参考にして
トラブルがあったとしても
責任は一切負いません。
作業は自己責任でお願いします。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
テスターでの導通確認方法を
お話ししてきました。
簡単にまとめると
大きいところが分かりやすい。
・通電確認したい2カ所に
テスターを当てる。
今回の記事は前回の続きとして
書いたところもあります。
前回はボディアースの取り方。
取り付ける電装品のそばで
使える場所を見つけるには
テスターを使うのが簡単だからです。
電気が流れる場所を探す。
簡単そうですが道具を使わないと
分かりづらいです。
電装品を取り付けて
通電確認する方法もありますが。
動作しなくてもプラス側が間違っている
可能性もあります。
テスターを使って確認できれば
マイナスの場所は間違っていないと
はっきり分かります。
これで電装品が動作しないなら
・プラス側が間違っている。
・場所はあっているが配線の接触不良。
・電装品が壊れている。
原因はこのあたり。
今度は電圧測定で
原因を探ることになります。
近年のバイクは装備も充実。
新車を買えば電装品の取り付けを
自分ですることも少ないでしょう。
でも一昔前の中古車なら
USB電源もないし
グリップヒーターもありません。
USB電源がなければ
スマホの充電もできないし
ドラレコの接続も一手間かかります。
個人的にグリップヒーターは
バイクの必需品だと思っています。
電装品の取り付けも配線自体は簡単。
プラスとマイナスにつなぐだけです。
バッテリーに直接つなぐ
バッ直配線なら誰でもできるでしょう。
バッテリー以外の場所を使うから
確認する必要がでてきます。
導通確認はテスターでも
簡単な使い方です。
簡単なことから始めて
だんだん慣れていきましょう。
使っていれば苦手意識はなくなりますよ。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
今回の説明に使った豆電球。
子供の理科の実験用具から貰って
職場でも使いました。
仕事でもトラブル時にテスターを
使うことがあるのですが。
少人数の部署なので
他に使える人がいません。
使える人を増やしたくて
色々と説明するのですが。
日常的に使わないので
なかなか理解してもらえません。
電気なんて分からないという
思い込みもあるのでしょうけど。
そんな中で割と反応が良かったのが
豆電球の実験でした。
電気が流れたら電球が光る。
電気が流れたら針が動く。
電気が流れるかどうかだけを調べるなら
何となく分かった気がする
と言うことでした。
とは言え実際にやってみないと
分かりづらいと思います。
実車でやるのが心配なら
バイクと関係ない金属などを
テスターで触ってみましょう。
電気が流れるかどうかを
調べるということが
分かってくると思います。
「習うより慣れろ」ですよ。