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管理人のヒキです。
今日はバイクに乗れる年齢の
限界についてお話をしたいと思います。
高齢化社会になっていく日本。
若年人口が減っていますから
趣味の世界も高齢化しています。
肉体的な衰えがあまり気にならない
趣味なら良いですが。
バイクはそうもいきません。
軽くても100kg近い車体を取り回し
転倒させない筋力は必要です。
何歳頃までバイクに
乗っていられるのでしょうか?
年齢では区切れません。
当たり前の結論ですが年齢で区切れる
個人差が少ない老化現象もあります。
ライダーの現状や
歳を重ねると現れる体の変化などを
順番にお伝えしていきますね。
バイクに乗れる年齢は限界がある?
ライダーの現状
ライダーの現状は年齢的に
どうなっているのでしょうか?
目安になる数値として
新車購入者の年齢があります。
日本自動車工業会の調べによると
新車購入者の平均年齢は
年々上昇傾向です。
2013年に50歳を突破して
2019年には54.7歳まで上昇。
2021年は54.2歳。
ほんの少し若がえったのは
コロナ禍の影響かもしれません。
密を避けて楽しむ。
一人でも楽しめるバイクが
見直されたのかもしれませんね。
新車の価格が高騰しているので
若い人が買えないと言うことも
あるかもしれません。
中古車を買っていると
数値に反映されませんから。
それを差し引いたとしても
平均年齢が50代と言うのは
思ったより高い数値でした。
学生のうちに免許を取って
就職したら降りる。
そんなイメージがあったのですが
実際は違ったようです。
人口が多い世代の
リターンライダーが増えている。
これが現状だと思われます。
個人差が少ない衰える部位
体の衰えには個人差がありますが
あまり差が無く衰える部位があります。
目。
いわゆる老眼です。
僕の経験になりますが。
現在の会社には新卒として入社。
20代の頃から勤めていると
定年退職する人も数多く見てきました。
それで分かったことは
共通する老化もあれば
個人差が大きい老化もあると言うこと。
共通しているのは視力。
40代のうちに老眼の症状が
出てきています。
これは100%ですね。
50代になっても若い頃と変わらず見える。
そんな人は一人もいませんでした。
僕の職場だけの統計ですから
本当に100%ではないでしょうけど。
世間一般で見ても老眼はかなりの確率で
40代発症だと思います。
新車購入者の平均は50代。
老眼になってからバイクを買う人が
多いという結果になりますね。
個人差が大きい体の衰え
個人差が大きいのは体力、筋力。
これは長年の生活習慣が
関係してくるのでしょう。
・すぐに疲れてしまう人。
・速く動くことができなくなった人。
こう言う人もいましたが
40、50代の頃と
変わらない動きの人もいました。
肉体的な老化は日頃の運動で
遅らせることができるのでしょう。
筋力自体は何歳になっても
鍛えることができると聞きますし。
90代でも筋トレすれば
筋力は上がるそうですよ。
バイクの効用
バイクのマニュアル車を運転すると
脳が活性化されると言う
研究結果もあります。
ヤマハのホームページから引用すると
・二輪車を乗車することにより、運転者の脳が活性化される。
・現役ライダーとブランクのあるライダーとでは、脳の使い方や活性化に違いが生じる。
・日常生活に二輪車乗車を取り入れることにより、様々な脳認知機能(特に前頭前野機能)が向上し、さらにメンタルヘルスにおいてもストレスの軽減や脳と心の健康にポジティブな影響を与える。
引用元
https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2009/0304/research.html
スクーターではダメで
マニュアル車限定のようです。
若い頃からマニュアルのバイクに
乗り続けていると
脳の老化対策になるかも知れませんね。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
バイクに乗れる限界年齢について
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・筋力の衰えは個人差が大きい。
・マニュアル車は脳を活性化させる。
車では高齢者の事故件数が増えています。
人口構成が逆ピラミッド型ですから
ドライバーの人数自体も多いですが。
アクセルとブレーキの踏み間違い。
若い人だとほぼやらない事故原因。
年齢が影響しているのは
間違いないことでしょう。
バイクは操作が別なので
そんな事故は起きていませんが。
リターンライダーと思われる
大型バイクの事故は増えています。
こちらも人数自体が多いので
単純に件数だけでは言えませんが。
体は衰えているのに
若い頃のイメージのまま。
それが原因の可能性もあります。
自戒を込めて注意が必要ですね。
現在の免許制度で
年齢の上限はありません。
法律上は何歳まででも
免許を更新できます。
ですが体は衰えます。
大型バイクなら200~300kg程度の
車重があります。
最低限それを取り回せる
筋力は必要ですよね。
永く乗りたいなら体を鍛えて
車重の軽いバイクにしていく。
そんな対策も必要かもしれません。
事故を起こせば自損事故でも
周りに迷惑をかけます。
好きなことだからこそ
迷惑をかける前に身を引く。
そんな覚悟も必要なのかも知れません。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
今回の記事は身近な人が年齢を理由に
バイクを降りたので書きました。
僕より二回りくらい年上の人。
職場の元上司で長くお世話になりました。
僕はソロツーリングが
圧倒的に多いのですが。
二人以上でツーリングに行った回数は
その人が一番多かった人です。
色々とペースがあっていたのでしょう。
走る速度も休憩のタイミングも。
元上司が定年退職後も
時々一緒に行っていました。
年齢と車検のタイミングで
降りることを決めたそうですが。
60代になるとツーリング仲間の事故が
増えていたそうです。
特に多いのが転倒だったようで。
転倒と言っても車との事故ではなく
いわゆる立ちゴケ。
倒れたときに足が挟まり骨折。
そんな人も居たそうです。
バイクを支える筋力が衰え
体を逃がす俊敏さも衰える。
周りがそうなってくると
思うところがあるのでしょう。
定年後にトライクに乗り換えましたが
それからも降りることになりました。
事故を起こす前に降りる。
言うのは簡単ですが。
好きなことだとなかなか
決断できませんよね。
僕は体の衰えの自覚はあまりないですが
目の衰えは自覚しています。
運転で影響するところとしては
暗いと以前より見えなくなりました。
ヘッドライトを
もっと明るくしたいと感じます。
スモークシールドなんて
昼間でも使ったら危険そうです。
目の老化対策はなかなか難しいですが。
筋力はある程度維持できます。
長くバイクに乗るためにも
体の維持はしていきたいですね。