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管理人のヒキです。
今日は二人乗りについて
お話をしたいと思います。
バイクで二人乗り。
楽しいですが不安でもあります。
タンデムシートに乗る人も
バイクに詳しければよいですが。
そんなことはあまりないですよね。
バイクについて何も知らない相手と
二人乗りすることになった。
そんなときに注意することは
何かあるのでしょうか?
つかまる場所を教えましょう。
運転をするライダーからすると
色々言いたくなると思います。
でも、そこはぐっとこらえて。
最低限だけ教えましょう。
安全に二人乗りするために必用なことを
順番にお伝えしていきますね。
バイクで二人乗りをしたい
必用な物はある?
乗り方も大事ですが
最低限の装備と心構えも必用です。
どんなに気をつけても
転倒の可能性はある。
だからこそ最低限の装備は必用。
これを理解できない相手なら
二人乗りはやめましょう。
ヘルメット。
グローブ。
長袖長ズボン。
靴やブーツ。
バイク乗りからすれば
ごく当たり前の装備です。
肌を露出しない格好が必用だと
相手に伝えましょう。
それでは嫌だと言って
スカートやサンダルだったら
やめたほうが無難ですよ。
もちろん相手が男でもです。
短パンにサンダル。
自分で運転するならかまいませんが
後ろに乗せるなら断るべきです。
何かあったときは運転者の責任。
忠告を聞いてくれない相手だと
もめる可能性が高いと思います。
プロテクターもあればより安全です。
装備があって相手に着ける気もある。
そんな理想的な状態なら使いましょう。
乗り方はどうする
乗り方も重要です。
重要ですが相手はバイクについて
知っているでしょうか?
運転したこともなければ興味もない。
そう言う人に難しいことを言っても
通じないと思っておきましょう。
最低限として、どこを持てばよいか。
これを教えておきましょう。
つかまる場所くらいは
言えば聞いてくれます。
グラブバー、タンデムバーがあれば
そこを持つのが基本です。
両手で持ってもらっても良いですし
片手は前でもかまいません。
前はシートベルトや運転者のベルト。
装備があるバイクなら
そんな持ち方が理想です。
問題はバーがないバイク。
運転者を持つしかありません。
汎用品のグラブバーもありますから
うまく使えれば良いですが。
↓ ↓
タンクグラブバー
男とすれば女性に後ろから
抱きついてもらえれば嬉しいですが。
嬉しいですが運転しづらいです。
体勢的に後ろの人も
疲れると思います。
後ろの人には前の人の
腰あたりを持ってもらいましょう。
腰を押さえるのでもよいですし
ベルトを掴むのでもかまいません。
落ちることがないように
しっかり持ってもらいましょう。
まとめ
ここまで長文にお付き合い
ありがとうございます。
バイクの二人乗りについて
お話ししてきました。
簡単にまとめると
・掴む場所はグラブバーが基本。
・車体にバーがついていない場合は
運転者の腰あたりを持つ。
後ろに乗る人は
バイクに詳しくない人が多いでしょう。
だからこそ教えることは必用最低限。
色々なことを言っても
覚えられませんからね。
ニーグリップも大事ですが
教えても経験上無理です。
常に力を入れていては疲れるし
やらない時間が増えると忘れます。
あまり色々言っても
ケンカになるだけですよ。
後は動くなと言うくらいでしょうか。
これもなかなか難しいですが。
コーナーリングでバイクを傾けた時。
ヘタに動かれると
そちらに荷重が移動しますよね。
インでもアウトでも。
ヘタに知識があって体を倒したり
怖くて体を起こしたり。
どちらにしても動かれると
運転しづらいです。
荷物だと思って動くな。
一応言っても良いですが
怖くて体を起こすのは
仕方がないことです。
あまり強く言わずに
運転手が気をつけましょう。
バンクさせない曲がりかたなら
後ろの人の恐怖も減りますよ。
バイクでの二人乗りは正直に言えば
あまりやらないほうが良いとは思います。
危ないのは確かですから。
重量が増える分、運転手は気を使います。
仮に同じ重量だとしても
物と違って人は勝手に動きますしね。
とは言え無茶をしなければ
そこまでリスクは上がりません。
むしろ二人乗りのほうが
慎重な運転になるくらい。
友人、恋人、家族。
乗せるのは自分に近い人でしょうから
慎重になりますよね。
身近な人の安全を守れるように
気をつけて運転しましょう。
管理人の体験談
最後に僕の経験をお話ししますね。
バイクの二人乗りは
子供との時間が一番長いです。
親としてはあまり乗せたくないのですが
子供が乗りたがるので。
自分が乗っているのに
危ないから乗るなとも言えません。
細心の注意を払いますし
スピードも出しません。
遠出をするわけでもないですしね。
子供が乗りたがる意味も
成長にあわせて変わってきました。
幼稚園などの小さいころは
本当にただの好奇心。
家の庭だったり、家の周りを走るだけで
満足してくれました。
むしろ長時間になると
後ろで寝るので危険。
長時間と言っても10~15分くらい。
買物に行こうとすると
ついて来たがりました。
大人の感覚だと近いから
まぁいいかと思って連れ出すのですが。
帰りは大抵寝られました。
買物での疲れと買い終わった達成感。
これで気が抜けるのでしょうね。
話しかけていても反応が鈍くなり
頭がカクッとなってきます。
時間としては残り数分。
落とさないように必死です。
体はベルトで僕と固定してあります。
その状態で僕の体を後ろにそらし
子供のヘルメットを押さえます。
リアのパニアケースと僕の体で
子供のヘルメットをはさんだ状態。
これで数分走って
何とか帰り着いていました。
近所の交通量は少ないので
ゆっくり落とさないことだけに集中。
家に帰ったらそのままお昼寝。
そんな状態でした。
大きくなると親を足代わりに。
バイクを複数台持ちなので
毎週1台は動かすようにしています。
でも毎週ツーリングになんて行けません。
特に行くあてもないので
昔から買物に行っていたのですが。
子供が自転車で買物は面倒だから
バイクで連れて行ってくれと。
「どうせ行くところ無いんでしょ?」と。
親の行動を長年見ていると
よく分かっています。
断る理由もないので
今でも時々乗せています。
ヘルメットは妻と共用できる
大人用のサイズに。
さすがに寝る心配もなくなりました。
隼のタンデムシートだと
グラブバーを持つ乗り方が
気に入っているようです。
昔は腰と言うより腹の肉を
掴まれていたのですけど。
昔に比べて走っているときは
安心できるようになりました。
さすがに近場なら寝ないですから。
その代わり止まるときは
より気を使うようになっています。
子供の体重も増えていますからね。
立ちゴケなんてしないように
細心の注意をしています。
そんなことで子供にケガをさせたら
親として格好つかないですよね。
二人乗りは安全第一。
そこを意識して乗りましょう。
一人でも二人でも
無事に帰ることが最重要ですね。